\著書『フードライターになろう!』全国書店で絶賛発売中です!/
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。 今日は「実(み)ざんしょと青じそのパスタ」の作り方を紹介します。
ゆずこしょうの横にそっと並ぶ「実ざんしょ」、食べたことありますか?
今回のパスタ、しょうゆベースの和風ペペロンチーノですが、青じそとにんにくだけだと、味がぼやっとして決まらない。
このパスタは、「実ざんしょ」(実山椒、山椒の実の佃煮)が決め手なんです。食べたことありますか?
普通のスーパーで買えます。ゆずこしょうやわさびと同じコーナーにそっと並んでいます。いくつかのメーカーから出ていますが、大きな違いはありません。
何年か前に京都出張で教えてもらい、ハマって……小さいつぶつぶを口に入れると、ビリビリーっと強烈な刺激を感じる和の調味料。小びんですが、味が強いので結構もちます。
うなぎやタレ味の焼き鳥など、甘辛い料理とぴったり。そのままごはんにかけたり、甘辛いじゃこと一緒にごはんにまぶして、おにぎりにもしても。
でも私が一番好きなのが、実ざんしょで作る和風パスタ!飲んだ後のシメにも最高です。今回はこのレシピを紹介します。とーっても簡単です。
Amazonで「実山椒」と検索してもおいしそうなものが出てきますね。ただスーパーで買うより、ネットはお高め。↓↓
「実ざんしょと青じそのパスタ」の作り方
■材料(1人分)
・スパゲッティー:80g
・実ざんしょ(山椒の実の佃煮):大さじ1
・青じそ:10枚ぐらい(野菜売り場で売っている1束の約半分)
・にんにく:1片
・赤唐辛子:1本
[調味料]
・しょうゆ(できればだししょうゆ)、オリーブオイル、塩こしょう
■作り方
(1)鍋にパスタのゆで湯を沸かす。その間、材料を準備する。青じそは洗って水気を切ったら重ねて千切り、にんにくはみじん切り。赤唐辛子はちぎって種を抜く。
(2)ゆで湯が沸いたら塩を入れ(※)、パスタをゆではじめる(ゆで時間は袋の表示時間マイナス1分)。
冷たいフライパンににんにくとオリーブオイル大さじ1と1/2を入れて弱火で炒め、唐辛子を入れてさらに炒める。にんにくの香りが立ち、少し色づいたら火を止める。
※ゆで湯1Lに対して塩小さじ1強が目安。鍋の大きさに合わせて1〜2Lで調整してみて。
(3)パスタがゆで上がったら2のフライパンに火をつけ、パスタとゆで湯大さじ2〜3を入れて軽く炒める。
(4)火を止めた状態で、実ざんしょとしょうゆ小さじ1強を入れて全体をからめ、青じそ千切りも全体にからめる。味をみて塩・こしょうで整える。
完成!
あっという間に完成!とってもさっぱりしてますが、実ざんしょのビリビリ感と青じその爽やかな風味、しょうゆベースのにんにく味が全部合わさって……止まりません!
ランチにも、飲んだ後のシメにも最高のパスタ。簡単なので酔っ払っていても作れちゃいます(あまりおすすめしませんが笑)。
それでは、今日も最高においしい1日を!
<こちらもどうぞ(過去記事)>