フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

休日の一人ごはんにぴったり!「ふつうの」ナポリタン

ときどき無性に食べたくなる、不思議な日本発祥レシピ

ナポリタンの画像

冷蔵庫のありもので作る、ごく「ふつうの」ナポリタン。(c)asanoyoko.com

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 食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。

 今日はごく“ふつうの”「ナポリタン」の作り方を紹介します。

 

 しかし「紹介します」と書くほどでもなく。その日冷蔵庫にある材料とケチャップで作る素朴なスパゲティーです。でもなぜか、無性に食べたくなるんですよねー。

 料理初心者でも、包丁とフライパン1台があればいきなり作れます。

スパゲッティーが袋に入っている画像

ナポリタンには国産パスタが合う(断言)。(c)asanoyoko.com

 レシピにこだわりはないのですが、唯一のポイントは「国産」スパゲティーを使うこと

 ナポリタンに、EATALYやカ・モンテ(モンテ物産のイタリア食材セレクトショップ)で売っているブロンズパスタのような、もっちりした香り高い、本格輸入パスタは合いません(個人の感想です)。

 ケチャップの素朴な味には、マ・マーとかオーマイとか、かみごたえがすっきりしてキレのいい、国産のスパゲティーが似合うのではと。どのスーパーにもあります。

「ふつうのナポリタン」の作り方

■材料(1人分)

・スパゲティー(1.6〜1.7mm):90〜100g
・好みの野菜:適量(この日はしいたけ3枚を細切り)
・にんにく:1片(皮をむいてみじん切り)
・玉ねぎ:1/4個(みじん切り)
・ベーコン(ブロック):30g(細切り)
・ケチャップ、オリーブオイル、バター、塩こしょう
※その他、おすすめの野菜はトマト、ピーマン、パプリカ、好みのきのこなど。

ナポリタンの材料の画像

具材はその日家にあるもので。ただしにんにくと玉ねぎはマスト。(c)asanoyoko.com

■作り方(所要時間:15分 )

(1)パスタのゆで湯を沸かし、その間パスタを計り、材料をすべて準備する。

ナポリタンの材料の画像

(c)asanoyoko.com

 

(2)冷たいフライパンにオリーブオイル大さじ1強とにんにくを入れて、弱火で炒めて香りが出たら玉ねぎとベーコンを炒める。ベーコンから脂が出て、玉ねぎもしんなりしたらしいたけを炒め、最後にケチャップ大さじ2〜3とバター少々を入れてのばす。

ナポリタンを作っている画像

バターを入れると味がしまって格段においしくなります。(c)asanoyoko.com

 

(3)2の手順をしながら、横で湯を沸かし塩を入れ、スパゲティーを袋の表示時間マイナス1分にセットしゆでる。塩は1Lに小さじ1くらい。
 <同時進行が難しいなら> 先に具材を炒め、ケチャップとバターを入れたらすぐ火を止めてパスタをゆでる。パスタのゆで上がりの2分前に再びフライパンに火をつけ、ソースを完成させる。

ナポリタンを作っている画像

ゆで湯の塩を多めにして、ソースの塩は控えめにするとよい加減に。(c)asanoyoko.com

(3)ゆで上がったスパゲティーをフライパンに移し、ゆで湯大さじ2も入れて、1分間よく炒め合わせる。塩こしょうで味を整える。

 ゆで湯にパスタのうま味が溶け込んでいるので、ざるで流さず、鍋から菜ばしで持ち上げるようにしてゆで湯をまとわせながらフライパンに移すのがおすすめです!

ナポリタンを作っている画像

パスタとゆで湯を一緒に入れて、ソースを仕上げるのがポイント。(c)asanoyoko.com

(3)完成!皿の面積に対してなるべく直径をせまく、山高に盛りつけて。最後に粗びきこしょうを全体にふって。

ナポリタンの画像

(c)asanoyoko.com

ナポリタンの画像

(c)asanoyoko.com

 ソースのベースがケチャップのみと思えないほど、いろんな具材のうま味が出ていて本当においしいです!白ワインが合いますね。
 ぜひ休日の一人ごはんに作ってみてください。

それでは、今日も最高においしい1日を!

 

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