フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

吉祥寺の予約困難店「肉山」へ初登山!コネなしでネット予約する方法も解説

レストラン「肉山」の肉料理の画像

吉祥寺の予約困難店「肉山」。極上の赤身肉が7〜8皿で5,000円という破格コース。

\著書『フードライターになろう!』全国書店で絶賛発売中です!/

フードライターになろう!

Amazonのリンクは▶︎▶︎こちら

 食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。

 レストランがどんどん入れ替わり、飲み屋街も楽しい飲食店激戦区の吉祥寺。

 そのなかでも別格の知名度と人気を誇る「肉山(にくやま)」、行ったことありますか?予約困難店として有名ですが、やっと「登山」してきました!(この店を訪問すること=「登山」と呼ぶ)。

 少し前の訪問ですが今回はそのレポートと、コネなしで予約する裏技もこっそり紹介します!

肉好きの聖地への初登山は入り口から謎……そして楽しすぎる!

吉祥寺の「肉山」の外観の画像

カジュアル業態の旧「肉山の一階」。現在は「ステーキ&ハンバーグそして勝揚げ 肉山」に。

 吉祥寺は駅のすぐ周辺に飲食店が集まっています。

 が、「肉山」があるのは駅から徒歩10分。歩いて行くと「え、ここに人気店があるの?」と不安になるような立地ですが、ありました。

 建物の一階はハンバーグなどを出す肉山のカジュアル業態。ここも有名ですが、本丸はこの上!

吉祥寺の「肉山」の外観の画像
吉祥寺の「肉山」の外観の画像
知らないと確実に見落とす、ヨレヨレの看板(笑)。

 一階正面から上に上がる階段があり、西原理恵子さんのイラストと「肉山」の表示が。

 このわかりづらさも、肉山のブランド感を演出してますよねー。

吉祥寺の「肉山」の外観の画像

ドアに小さく「肉」とだけ表示。わかりづらい!でもめっちゃ楽しい!

 よくわからないまま階段を上がり、またわかりづらいドアをおそるおそる開けます。

 予約していることを告げると、さらに上の3階へ案内されました。

知ってた?肉山の「個室」に驚き!

吉祥寺の「肉山」の外観の画像

知る人ぞ知る?3階の個室。

 案内された通り上の階に上がると驚き!3階はこんな個室になっていました。

 肉山のオーナーシェフ、光山英明さんのポスターに迎えられます。8〜10人くらいは入れそう。

 誰かのおうちに呼ばれたようなゆったり感。最高です!

吉祥寺の「肉山」の個室の画像

常温のドリンクコーナー。赤ワインや取り皿、箸、グラスもここから自分で。

吉祥寺の「肉山」の個室の画像

炭酸水にウーロン茶、ウィスキーなども。

 この個室がまたすごかった!冷蔵庫と常温の飲み物コーナーが両方あり、グラスと氷、ワインや日本酒、あらゆるお酒が完備。

 炭酸水、烏龍茶などのソフトドリンクのペットボトルもずらり。

吉祥寺の「肉山」の個室のドリンクコーナーの画像
吉祥寺の「肉山」の個室のドリンクコーナーの画像
スパークリングワインやビールは冷蔵庫から。下の段には氷もセット。完璧すぎる……。

 この日のメンバーは私を入れて5人。長年ある取材仕事でご一緒してきた、飲み食い大好きな仲良しチームです。飲み放題付きの素敵な個室に、みんなで歓喜

 しかし超予約困難店で、なぜ大人数で予約が取れたのか?

 肉山はコネを受け付けないのが有名で、私も一切なにもなし。でも意外と簡単にネット予約できました。

 その方法は記事の最後⬇︎⬇︎に詳しく書いてます!

肉山の5,500円のおまかせコース、こんな感じ!

吉祥寺の「肉山」のドリンクの画像
吉祥寺の「肉山」のドリンクの画像
ワインのラベルやグラスに「肉」や「29」の文字が。かわいい!

 肉山の料理メニューは1人5,500円のおまかせコース1本のみ(税込・以下同)。

 飲み放題を付けるとプラス3,000円。この個室席は、飲み放題込み一人10,000円です。

 飲み物はすべて完備しセルフサービスなので、スタッフの方を呼ぶ必要はなし。 

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

前菜の自家製キムチ、味替えの柚子こしょうやマスタード、プチトマト。このキムチがまた美味。

 料理は最初にキムチとプチトマトなどの前菜が置かれています。

吉祥寺の「肉山」のスタッフの画像

料理を運ぶときだけスタッフの方が登場。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

1品目の「パテ・ド・カンパーニュ」。いきなりワインが進んじゃう。

 この日の予約は20時から。5人全員集まったところでスタッフの方が1品目を持って登場し、「では今から始めさせていただきますね」とスタート。2時間制です。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像
吉祥寺の「肉山」の料理の画像
左「豚ロース」と右「季節の温野菜(焼きとうもろこし)」。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

「シンシン」。中央がロゼ色、上質な赤身肉をやわらかくジューシーに焼き上げるのは肉山の特徴。

「かなりのボリュームで、ひたすら肉づくしのコース」と噂に聞いていた通り、こんな感じで次々と肉の皿がやってきました。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

「短角牛のソーセージ」。
吉祥寺の「肉山」の料理の画像
吉祥寺の「肉山」の料理の画像
左「かつ揚げ」と右「1時間蒸し上げたエリンギ」。

 肉肉肉ではありますが、こんな自家製ソーセージや揚げ物、そして野菜と、変化球メニューも出てきます。緩急ついて面白い。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

「あか牛(モモ)と黒毛和牛のランプ)」。
吉祥寺の「肉山」のワインボトルの画像
吉祥寺の「肉山」のワインボトルの画像
肉山オリジナルのワイン。

 ワインや好きな飲み物をセルフでぐいぐい注ぎながら、楽しいお仲間と食べて飲んで…まあ進みますね。最高!

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

「冷やしきゅうり」。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像

「黒毛和牛のイチボ」。

 そして肉山の象徴でもある、半レアでやわらかくジューシーに焼き上げる赤身肉。

 下味はついていますが、最初においてあった粒マスタードや柚子こしょうを自由につけて楽しみます。

 想像する通りの肉のうま味、食感。噛みしめるごとにじわっと広がり、それを赤ワインでさーっと流すのですよ。ああ最高。かなり満腹です。

吉祥寺の「肉山」の料理の画像
吉祥寺の「肉山」の料理の画像
シメの特製カレーと卵かけご飯。「ああ食べられなーい」と言いながらもちろん食べるのもお約束。

「もうさすがにこれ以上は……」となったところでお約束のシメです。卵かけごはんと特製カレー。

 肉がちょっと残っていたので、卵かけごはんと一緒にいただきました。はち切れそうなお腹とともに、最高に満たされた夜でしたね!

 ちょうど時間が来て終了。

 みんな次の日の昼になっても「苦しかった」と言ってたけれど、私はすごく快適で。決して鉄の胃ではなくもたれる日もあるのですが、なんだろう?合ってましたね!

肉山をコネなしでネット予約する裏ワザはこれだ!

吉祥寺の「肉山」の個室の画像

スマホにつなげるスピーカーまで完備でいたつく(至れり尽くせり)。音楽も楽しい時間を盛り上げました!

 最後まで読んでくださってありがとうございました!そして肉山にコネなしでネット予約する方法、それは「OMAKASE(おまかせ)」に登録しておくことです。

omakase.in

 肉山の通常予約は原則、毎月1回の電話予約のみ受付。

 キャンセルが出るとFacebookで告知され、早いもの順で予約が埋まる…という仕組みですが、かなり少なく直前で、本当に一瞬で埋まります。

 おまかせは2か月くらい先までの何席かの枠を告知してくれて、そこまで早くは埋まりません(それでも1、2日では埋まってしまいますが)。

 私は「カンテサンス」など、予約困難店をおまかせにいくつか登録しています。空きが出ると、行きたい人と連絡しながらネットで落ち着いて予約できるので便利です。手数料が一人390円かかりますが、それくらいなら許容範囲かと。

 肉山での初登山を狙っている方、ぜひこの裏ワザも使ってみてください!

肉山(にくやま)

所在地 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-1-20 藤野ビル2階
電話番号 0422-27-1635
営業時間 17:00〜、または20:00〜(OMAKASEで予約の場合)
定休日 なし
予算 コース 食事のみ5,500円、飲み放題付き10,000円
 https://www.facebook.com/nikuyama.tokyo/
[2023年6月訪問]

それでは、今日も最高においしい1日を!

<こちらもどうぞ(過去記事)>

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com