「気合は入れるが手間は抜く」(笑)のが私流すき焼き
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
ある日、こんな贅沢な肉(松坂牛)が我が家に届きました!
夫の仕事関係の方からのいただきものです(ありがとうございます涙)。
さあ、今夜はすき焼きだー!となり、おいしくいただきましたが、
・割り下は市販品をわざわざ買わない(レンジで手作り)
・誰も食べなくて下処理も大変な春菊は使わない(○○○○で代用)
という、私流「贅沢なお肉で超簡単にすき焼きを作る必殺技」をお伝えします。
具は「焼き豆腐とねぎ」だけあれば本当は十分
「すき焼きって肉と、他の具は何を準備すればいいの?」と迷うかもしれません。
が、究極にしぼるなら焼き豆腐とねぎだけあれば十分です。
ねぎだけだとちょっと、もの足りない。
焼き豆腐だけだけど、野菜がほしくなる。
なので最低限この2つと、最後に浸ける生卵(1人2個)があれば満足します。
ちなみに生卵は絶対!ですね笑
もう少し豪華にするなら、具は
- 糸こんにゃく
- しいたけ、えのき、まいたけなど好みのきのこ
- くずきり(あらかじめ1分ほど下ゆでしておく)
ですね。
特にくずきりは、肉と野菜をぐつぐつ煮込むときに出る、甘辛いおいしい煮汁をぐーっと吸ってくれるのですごくおすすめです!
「春菊はどうするのか問題」の解決法はコレだ!
そしてすき焼きの具の定番、春菊は我が家は入れません。
もちろん入れた方が見た目にも栄養面でもいいのですが、誰も食べない……泣
ので、あるときからやめました。
主婦になって20年、「すき焼きの春菊問題」は私もいろいろ試行錯誤しました。
春菊は軸(写真右側)が苦くて繊維も多く、細かく切っても食べづらいのです。
葉っぱと軸を手でちぎって分け、「葉っぱだけを使う」方法を長らくやっていましたが(軸は後日スープのだし用か、煮豚の下ゆで用にする)、面倒で……
でも入れないと、「緑がないのですき焼き全体の見た目のおいしさが半減する」のです。
しかし、それを解決する素晴らしい野菜を発見!
それがコレ!
クレソンです!!!
春菊の半量くらいで同じ値段(ひと束150円)でややお高めですが、洗って軸ごとざく切りにするだけなので簡単!
しかも独特の濃い苦味(でも春菊より食べやすい)が、甘い割り下や牛肉の脂肪感をさっぱりさせてくれてとーっても合いますよ〜!
外で食べるステーキにもクレソン、添えてありますよね。
割り下は買わずに手作り(しかもレンチン)しよう
もちろん、面倒くさい人は市販品で全然オッケーです!
私は毎回使いきれずに冷蔵庫にずーっと放置し、結局あとで捨てるのが嫌で……
すき焼きの割り下の材料は、酒・しょうゆ・砂糖とどこの家にも常備してあるもの。
よかったらぜひ作ってみてください。
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[レシピ]電子レンジで作る簡単割り下
[材料]作りやすい分量
- 酒
- しょうゆ
- 砂糖
[作り方]
耐熱容器に酒カップ1を入れ、ラップをせずに電子レンジ600Wに30秒かける。
一度取り出して砂糖大1を入れてなるべく砂糖が溶けるまでよく混ぜ、さらに30秒かける(これを2回繰り返す)。
取り出して、しょうゆ大1と1/2を入れて混ぜる。
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割り下は食べる人数や、入れる具材によってどのくらいの量を使うかは予測できません。
このレシピを最小として、すき焼きを食べながら、足りなくなったらすぐ作るのがベストです。
準備が整ったら全員着席してすき焼きスタート!
牛肉を食べる15分前に冷蔵庫から出して常温に近づけます。
その間、各材料を下準備します。
- ねぎ(ぶつ切り)
- しいたけ(軸を取って薄切り)
- 焼き豆腐(タテ半分に切って薄切り)
- くずきり(下ゆで)
準備ができたら、全員着席して食べましょう!
鍋を熱し牛脂を入れて溶けたら、すき焼肉を入れて、砂糖(大1)をさっと入れ、上から割り下を注ぎ……お好みの焼き加減で。
卵と一緒にいただきます!
う、うまい……涙
この肉が食べられるのはいつだろう……(遠い目)
すき焼きの食べ方に悩んだら、参考にしてみてくださいね。
ちなみに我が家では柳宗理の鉄製すき焼き鍋を10年以上愛用しています↓↓
それでは、今日も最高においしい1日を!
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