こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
暑くなってくると、アジアの麺を食べたくなりませんか?
今回はベトナム料理のフォーの作り方を紹介します。
牛肉を使って作れば煮る時間も短く簡単です。
具には少量の牛肉しか使わないので、おすすめは「奮発してすき焼きを食べた翌日に、少しだけ余らせた牛肉でフォーにする」やり方です!
前日はすき焼き
このやり方を思いついたのは、こんな経緯がありました。
ある日、贈り物でこんなすごいすき焼き牛をいただいたのです。
三重県松阪市にあるすき焼き専門店「和田金(わだきん)」さんのもの。
開けてみると……うわ!
松阪牛のソトモモ、ブリスケ(肩バラ)、バラ、ヒバラ(牛の乳房部近くの部位)のセット。
食の仕事をしてますが、こんな贅沢な食材はめったにいただけません(涙)
(オンラインで買えるようです→和田金通販専用サイト)
ありがたく、すき焼きで堪能しました。
お肉はやわらかくて、ジューシーで、脂がのっているのにしつこくない。
赤ワインがぴったりでした。
ただ大人2人+6歳なので、お肉を一気に食べ切れず、少しだけ残りました。
この贅沢なお肉を明日、どうしよう。
一番合うのは、しょうゆと砂糖の甘じょっぱい味。
でもそれだとすき焼きと同じなので、次の日はもう食べたくない。
できれば、さっぱりした味で、和食とまったく違う食べ方で楽しみたい。
と思った時に、牛肉のフォーはどうかなと。
これが、ばっちりだったのです!
みなさまも、ぜひスーパーでいいすき焼き用牛肉がお安くなっていたらおためしください。
脂ののった牛肉なら、すき焼き用牛肉は大人1人80〜100gも食べたら満足すると思います。
翌日フォーにする分も含めて食べる人数をかけ算し、それよりちょっと多めの量で買ってみてください。
フォーは普通のスーパーのアジア食材売り場で売っています。
[レシピ]簡単「牛肉のフォー」
[材料]1人分
- 牛薄切り肉(すき焼き用、またはしゃぶしゃぶ用でも) 50〜60g
- フォー(幅広の米麺) 80g
- 赤唐辛子 2本
- 好みの葉野菜や薬味(パクチー、クレソン、小ねぎ、バジルやミントの葉でも)適量
- 粉末鶏がらスープ 、酒、ナンプラー、こしょう
- レモン(薄切り)1枚(あれば)
[作り方]
- フォーを袋の表示通り戻し始める(ゆでる前に水に15分浸けるなど)。
- 1の間、野菜をざくぎりして準備し、鍋にスープを沸かす。
水2カップにちぎった赤唐辛子と粉末鶏がらスープ小1/3 、酒大1、ナンプラー大1弱を入れて加熱し、沸いたら牛肉を広げて30秒ほどしゃぶしゃぶし、引き上げて取っておく。火を止めてスープのアクを取る。 - 戻したフォーを袋の表示通りゆでる。ゆでたフォーを器に盛り、2のスープをもう一度軽く温め直して上から注ぎ、2の牛肉、野菜、レモンを盛り付ける。
前夜のすき焼きとはがらりと変わり、アジアの風が食卓に吹きます!
スープで牛肉を加熱する際は、本当に数十秒、表面が薄ピンクになるぐらいで。
すき焼き用のいい牛肉だからこそできるレシピです。
辛くてさっぱりしたスープに、もちっとした米麺おいしっ!!
冷凍うどんでもいいのですが、やっぱり米麺がこのスープのおいしさを引き立てます。
レモンはなくてもいいのですが、入れるとよりアジアっぽい味を堪能できますね。
いかがでしたか?
今回は[レシピ]すき焼きをやった残りの肉で、簡単「牛肉のフォー」をご紹介しました。
いい食材がスーパーにお得に出回っている今、ちょっと奮発してすき焼きをやって、翌日にこのレシピをぜひ。
まだまだ続くステイホーム……少しでも、おうちごはんで楽しく過ごしてくださいね。
今日も最高においしい1日を!
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