“スカイツリーと同じ目線”で美食を楽しめるホテルダイニング
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
アップが遅くなりましたが2月末に、こんなスカイツリーの夜景と一緒にリッチなフレンチを楽しんできました。
錦糸町駅すぐの東武ホテルレバント東京の24階、メインレストラン「簾(れん)」です。
コンセプトは、
素材を生かした日本料理・炭火窯焼フレンチを最上階から望む絶景と上質な空間で堪能できる(公式サイトより)
とのことで、客席に座っていると食事をしている間中、スカイツリーがほぼ同じ目線(高さ)で常時見ていられるのは、なかなか贅沢です。
「日本料理と炭火焼きフレンチ」が併記されている意味は、今回じっくりいただいてよくわかりました。
では、この日食べたものを順番に。
乾杯は、ごく少量の「田酒(でんしゅ)」で、おお!と。
青森産の高級酒。
最近鮨や焼鳥店でもよく見かけます。
適度な酸があり、私のような「日本酒よりワイン好き」にも飲みやすいです。
ヴィシソワーズ アイスクリーム キャビア添え
ヴィシソワーズ(じゃがいもの冷製スープ)を凍らせてアイスクリーム状にしたもの。
アイスクリームと言っても甘くない前菜、そしてキャビアのせ。
夢心地の舌ざわりー。
ここから、飲み物はシャンパーニュ。
テタンジェ プレリュード グラン クリュ。
万能です。
赤ピーマンのムース
フレンチの王道の前菜。
高糖度のアメーラトマトをムースとソース、両方に使ってあるとのこと。
なめらかで美味♡
フォアグラとトリュフのマーブル仕立て
フォアグラをちりめんキャベツとコンソメのジュレで巻いたもの。
上の黒いトッピングがトリュフです。まあ贅沢。
フランス産の根セロリを使ったソースで。
日本産のセロリより香りが合うそう。
オマール海老のラビオリ仕立て トリュフと洋ネギのクリーム
ひと口で食べられるラビオリ。
パスタに包まれたオマールエビ。
揚げたポワロー(洋ねぎ)がアクセントにきいてます。
そら豆と生ハムのパスタ
具材は鹿児島産そら豆とイタリア産生ハム、セモリナ粉9:強力粉1で作ったという自家製の手打ちパスタ。
パスタ好きとしては、パスタ2つ連続で嬉しい。
そしてもちっと力強い食感だけど、もたれない適度なボリューム、上品に仕上げてあるのはさすが。
本日の魚のポアレ トリュフのヴィネグレット
ハタ科の白身魚を軽めのソテーで。
たけのこが添えられ、トリュフ入りの軽いヴィネグレットソースで。
次はメインの肉。
なのだけどサーブする前に焼かれたものがプレゼンされました。
(手前右から)ヒレ、熟成したロース、ランプの3種。
黒毛和牛A5ランプ A4ロース A3フィレ肉の炭火焼き
カットしてサーブされた状態(右からランプ、熟成ロース、ヒレ)。
やまわさびとしょうゆ、唐辛子の漬物が添えられています。
肉の旨みが強く、食感もよくてランプが一番好きでした。
合わせるのはララン・ド・ポムロール。
メルローの完熟系ベリーのボリューミーな感じ、シンプルな肉との王道ペアリングです。
Chateau Fleur de Jean Gue Reserve Lalande de Pomerol 2015
締めの一口カレー
そしてこのタイミングで最高の、締めのカレー。
前にもここで一度書きました。
厨房で取ったフォン(だし)を使った贅沢なカレー。
本当に美味。
デザート
さすがに全部完食できず、一部お持ち帰りにさせてもらいました。
しかし以前、プレス発表会の取材で一部試食させてもらったときも思ったのですが、「ホテルの王道」に少し現代的なエッセンスを足して、「本当に食べることが好きな人」向けに考え尽くされている、という構成でした。
海外からのインバウンドがゼロの今、厳しい戦いを迫られていらっしゃるけれど、海外のグルメ客に立地ともにかなりウケそうです。
夜景とグルメを楽しめる、とても穴場な美食スポットでした。
「炭火窯焼きフレンチコース」税サ込13,000円〜
それでは、今日も最高においしい1日を!
「東武ホテルレバント東京 スカイツリー®ビューレストラン簾(れん)」
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