こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
世間はまだまだ落ち着かないですが、東京の飲食店は少しずつ、コロナ前の状況を取り戻しています。
新店も続々とオープンしています。
今回は、10月29日に開業した表参道のグリルレストラン、「TAVERN by the green(タバーン・バイ ザ グリーン)」について紹介します。
オープニングイベントを取材したレポートです(アップが遅くなってすみません!)
表参道駅直結の複合施設「ザ ストリングス 表参道」の2階にオープン
フードライターとして取材をしていると、最近非常に多いのが渋谷・表参道周辺の、新店開業です。
こちらは表参道駅直結の複合施設、ザ ストリングス 表参道。
(ザ ストリングスは2017年にオープンしています。前身は1972年開業の『青山ダイヤモンドホール』という結婚式場でした。そのイメージの方が強い昭和世代、、、)
10月末に新開業したのが、ここの2階に入るオールデーダイニング、「TAVERN by the green (タバーン・バイ ザ グリーン)」です。
コンセプトは「発酵を巧みに取り入れ、繊細かつダイナミック、ベーシックかつアーティスティック、そんな幸せなギャップのある新しい食を提案する」とのこと。
(フードライターとしては、日本語的にやや突っ込みたいキャッチコピーですが……)
ターゲットは「世界から表参道に集まる感度の高い大人たち」だそうで、たしかに表参道の立地と、このシックでおしゃれな内装と合わせてうけそうです!
では、取材したメニューを紹介します。
やや長いキャッチでしたが(すみません)、料理もマリアージュもとてもレベルが高かったです。
「繊細かつダイナミック、ベーシックかつアーティスティック」な料理
乾杯はモクテル「シナモンバニラミントジュレップ」
ウィスキーベースのカクテルを、ルイボスティーに変えてシナモンとフレッシュオレンジ、コーラ、ミントの葉で仕上げたノンアルコールカクテル。
カンパチのカルパッチョ ポン酢のジュレ ソレルオイル ジンジャー & レモングラスドレッシング
カンパチを4日間昆布じめし、ハーブの効いたポン酢ジュレで仕上げたカルパッチョ。
おしゃれな見た目ですが、味は和風。
白身魚の刺身が好きな私は、とても好みでした。
シーフードチャウダー マンハッタンスタイル
前菜2品目はスープ、マンハッタン・クラムチャウダーです。
クラムチャウダーというと白のイメージですが、本場は赤いトマトベースが主流。
NY風のレシピをそのまま再現したとのこと。
これも味わい深かった!
そして「フライドセイボリードーナッツ」(甘くない揚げパン)をスープに浸してどうぞ、とすすめられ、やってみたらこれも美味。
ここで、次のステーキ用の牛肉がプレゼンされました。
800gなので大きい!
USDA(米農務省)認証の高品質なオーロラアンガスビーフです。
USDAトマホークのグリル
「トマホーク」とは、牛の背中部分の、大きな骨つきの部位(リブアイ)の別名です。
ロースの中で最も厚みがあって柔らかく、おいしいのでアメリカでも人気の部位。
(昔、アメリカ牛の特集を1年半くらいやっていたので割と詳しいです)
800gを焼き上げて、切り分けます。
火入れ→休めるを6回以上繰り返して、肉汁とうま味を閉じこめ、ジューシーに仕上げるのがこだわりとのこと。
特製BBQソースを添えて。
ジューシーだけれど、やわらかくてさっぱり、もたれない。
アメリカ牛のステーキ、好きなんですよね。
ヴァローナ ジバララクテのピズーキー 味噌とタヒチ産バニラのアイスクリーム 酒かすアングレーズ
デザートは濃厚なチョコレートの「ピズーキー(pizookie)」。
NYで流行しているピザとクッキーを合わせたデザートだそうです。知らなかった!
まだ日本では知名度が低いですが、これからヒットするかも!
ということで、今回は10月末に新開業した「TAVERN by the green (タバーン・バイ ザ グリーン)」を紹介しました。
表参道駅直結、11:30〜22:30まで通し営業で、ブランチからアフタヌーンティー、ディナーと終日いろいろな使い方ができる大人のレストランでした。
窓が大きく取られ、2階なので表参道のケヤキ並木が見られます。
本当にニューヨークにいるような気持ちになれますね。
なかなか海外旅行も難しい今、ちょっとした旅行気分にもよさそうです。
TAVERN by the green (タバーン・バイ ザ グリーン)
- ザ ストリングス 表参道 2階(表参道駅直結)
- 03-5778-4534(店直通)
- 11:30〜22:30(通し営業/LOフード21:00、ドリンク21:30)
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