フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【軽井沢】グルメも観光も買い物も!日帰りで全部堪能した欲張り女子旅レポート

 東京から1時間・日帰りで行けるリゾートと言えば、長野県の軽井沢!

 食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。まだ寒かった一ヶ月前の三月初旬の休日、大学時代の仲良し後輩女子と旅してきました。

 泊まりなし、たった一日だったのにグルメ・観光・買い物をめいっぱい楽しんで超充実!私たちが回ったレストランや観光スポット5軒をレポートします。

9時東京発の新幹線でゆっくり出発、1時間で別世界へ!

軽井沢の旅の画像

気心知れた大学時代から後輩との女子旅、最高!

 旅のメンバーは、大学時代から約30年の付き合いの後輩女子2人と私。全員プランニング&検索が得意ですが、全体のスケジュールはLINEでざっくり打ち合わせした上で、後輩女子T子が完璧なプランを作ってくれて感謝(涙)

 私の担当はもちろん食。旅が決まってディナーを予約し、向かいました。

東京駅構内のカフェの入り口画像

テイクアウトのコーヒーの袋の画像
軽井沢駅ホームの看板の画像
左・上:東京駅構内のアロマフレスカの系列カフェ「Tokyo Panino」
右:東京からたった1時間で軽井沢駅に到着!

 しかし、よく都内を出歩いている方ですが、それでも今回新しい発見が!

 知らないうちに、東京駅構内にすてきなイタリアンカフェ(アロマフレスカの系列店「Tokyo Panino」)ができてました。

 カフェオレと軽めのパンを買い、予約済みの新幹線の座席で待ち合わせ。3人でいろいろしゃべっていたら、あっという間に軽井沢駅に到着!

軽井沢駅前の風景の画像

軽井沢駅目の前の風景。一気に別世界へ!

 ランチや観光の時間から逆算して、みんなで9時発の新幹線に決めました。日帰りにしてはゆっくりめのスタートながら、10時にはもう到着なんですねー。

 駅を出ると一気に別世界へ!

まずは駅から歩ける観光スポットへ「軽井沢ニューアートミュージアム

軽井沢ニューアートミュージアムの外観の画像

軽井沢駅徒歩10分強で行ける観光スポット「軽井沢ニューアートミュージアム

 さすが有名リゾート、軽井沢は本当に各所アクセスが抜群で。まずは駅から歩ける観光スポット「軽井沢ニューアートミュージアム」へ。

軽井沢ニューアートミュージアムの内観の画像
軽井沢ニューアートミュージアムの内観の画像
ガラス張りの開放感のある美術館。入り口はショップ。

 入り口のショップはかわいいアート作品が買える、ショップになっています。ガラス張りなので館内は明るく開放的。

 若いカップルが何組かデートを楽しんでいました。

軽井沢ニューアートミュージアムの内観の画像

軽井沢ニューアートミュージアムの内観の画像
軽井沢ニューアートミュージアムの内観の画像
撮影OKのエリア。やっぱりアートに触れると心が和む。

 奥に進むと、新進作家さんなどの作品が展示されている撮影OKのエリアと、撮影NGの草間彌生さんのエリアがありました。

 アートに触れると心が和む……そして圧巻だったのは、さらに奥の草間さんのエリアです。

 撮影NGなので、私が購入したポストカードで雰囲気だけご覧ください。

草間彌生作品のポストカード

草間彌生作品のポストカード

圧倒的な力を放つ草間彌生作品。リアルはさらにすごかったです。

 ご存知の水玉の草間彌生作品。ポストカードだとなかなか感動が伝えづらいですが、館内ではリアルな作品(版画)を目の前で見られました。

 草間さんは長野県出身の文化功労者で、名誉市民。なので軽井沢で軽井沢に作品が展示されているんですねー。

 現在95歳、幼少期はいろいろ苦労され、心を病んだりしたなかでこの水玉作品を描き、パリなどで評価されて現在に至るということで。草間さん年表もありました。

 最初は賛否両論あったでしょう。自分と比べるのはおこがましすぎますが、やっぱりクリエイターは自分の作品をとにかく世に出し、打席に立ってボールを打ち続けなければいけない。そんなことを感じました。

 さらに歩ける観光スポットその2「雲場池(くもばいけ)」へ

軽井沢の道の風景

澄み切った空気の中、心躍る軽井沢の散歩道。3月初めはまだ雪が残っていました。

 アートを心で堪能した後は、徒歩で次の観光スポットへ。

雲場池の風景の画像

雲場池の看板の画像
雲場池の風景の画像
快晴だったこともあり、絵葉書のような風景が広がっていました。

 軽井沢ニューアートミュージアムから徒歩15分ほど、また歩いて行ける観光地「雲場池(くもばいけ)」へ。

 この日は快晴だったこともあり、足元は雪が残ってサクサクしましたが、絵葉書のような美しい風景に感動!本当に旅は心のストレッチになりますねー。

ランチは「ハルニレテラス」でスパイスカレー

ハルニレテラスの入り口の画像

2009年オープンの商業スポット「ハルニレテラス」。

 12時近くなり、お腹が空いてきたのでランチへ。

 ミュージアム雲場池周辺も、おしゃれなレストランがいっぱい並んでいて3人で迷いましたが、最初のプラン通り、タクシーで「ハルニレテラス」へ移動。

ハルニレテラスの入り口の画像

かわいいレストランやショップが集まる

 ここはひと言で言うと「山の中のかわいい新商業エリア」。レストランや雑貨、食料品やワインショップなどかわいいショップが集まっています。

ハルニレテラスのレストランの外観

ハルニレテラスのカレー屋さん「Sajilo Cafe(サジロカフェ)」。

 ハルニレテラス内に、レストランは和食、中華、イタリアンと全ジャンルがそろっています。みんなで迷いましたが、カレー屋さんに決定。

スパイスカレーのランチプレートの画像

「カレーランチプレート」1,985円。5種類のカレーから1つ選ぶ。これはシーフードカレー。

 店内に入るとふわーっとスパイスのいい香りに包まれます。

 入り口にはずらっとスパイスやカレーの調理道具が並ぶショップになっていて、とても雰囲気がよかったのに撮影NGで残念。

スパイスカレー用のスパイスの画像

辛さは自分で辛味スパイスを足して調節できる。

 スパイスカレーですがそんなに辛さはなく、もの足りない人は辛味スパイスをもらって自分で調節するスタイルです。

 じわじわ体が温まり、野菜のうま味も感じられてとても美味。

インドワインのボトル画像
インドワインのボトル画像
カレーに合わせたインド産ワイン(ボトルで3,480円)。品種はソーヴィニヨンブラン。

 グラスでランチドリンク(ワイン・ビール含む)もあったのですが、飲んべえの私たち(笑)、こっちの方が結局お得だよね、とボトルで注文。

 カレーに合わせたインド産ワインです。南国系フルーツの香りがスパイスカレーに合いますね。

 新緯度ワイン(※)、10年前からくらいかな。すっかり浸透してきましたね。

 ランチ後は少し施設内を散策し、移動。

※新世界ワイン=アメリカ、オーストラリア、チリ、ニュージーランド産、新緯度ワイン=タイ、インドなど赤道に近い場所で作られるワインのこと。

やっぱりお決まり?の軽井沢アウトレットへ

軽井沢アウトレットの画像

軽井沢駅前のアウトレット「プリンス・ショッピングプラザ」。

 ハルニレテラスで、ランチを食べ終えた時点で午後3時前くらい。最初の予定では「温泉に行こう!」でしたが、食後でなんとなくみんな気分が変わり。

 でも観光はしちゃったし、ディナーの予約は午後5時からだし、それまでどうする?というなかで、思いついたのが王道ながらアウトレットです。タクシーで移動。

軽井沢アウトレットの画像

駅近でとにかく広い!見応えたっぷり!買い物好きはやっぱり楽しいです。

 軽井沢のアウトレットは駅ほぼ直結でアクセス抜群、やっぱりここ目当てに軽井沢に遊びに来る人も多いみたいですね。

 私たちは若かりし独身時代と違って、さすがにもう物欲も一周半くらいしたし……と思いつつ、でも行ってみると楽しい!2時間見たものの、時間が足りないくらいで。

 とにかく、ド広い!見応え十分です。結局、思わぬ散財を一つしてしまいました(^^;

人気イタリアン「ア フェネステッラ」で本場イタリアンとピッツァ

レストラン「アフェネステッラ」の外観
レストラン「アフェネステッラ」の外観

レストラン「アフェネステッラ」の内観

地元で大人気のイタリアン「ア フェネステッラ」。

 軽井沢駅前のアウトレットからタクシーで移動し、ディナーへ。車で10分弱ほど。

 地元で大人気のイタリアン、「ア フェネステッラ」へ。本場のナポリピッツァと伝統的なイタリア料理が楽しめる店です。

 17時15分から2時間、または19時30分から2時間の2部制。帰りの新幹線を考え、17時15分に予約しておきました。

イタリアワインのボトルとグラスの画像
イタリアワインを入れたグラスの画像
スプマンテで乾杯
ア フェネステッラの料理の画像
ア フェネステッラの料理の画像
三重県寒ブリカルパッチョと軽井沢産チェリートマトとブッラータのカプレーゼ(左)
千葉県産真イワシとカリフラワー、芽キャベツフリット(右)

 日曜日、17時からの回はほぼ満席。地元から来ている常連の方もいそうでした。

アフェネステッラの料理の画像

 スプマンテで乾杯し、アラカルトで注文。前菜は地元の軽井沢や、国産の野菜をたっぷり使ったクラシックなスタイルです。

イタリアンピザの画像

自家製ソーセージとモッツァレラが入った本場のピッツァ「サルシッチャ」。
パスタの画像
自家製パンの画像
兵庫県ホタルイカと菜の花のリングイネ カラスミがけ」(左)

 本場と同じ窯焼きピッツァと、パスタも。

 パスタは季節のスペシャリテです。ホタルイカと菜の花の、春満開のパスタ。

イタリアワインのボトルの画像
イタリアワインのボトルとグラスの画像
二つ目のワインはイスキア白。
食後のチーズの画像
窓から見える雪の風景の画像
食後のチーズ盛り合わせと、客席から見える残り雪のすてきな風景。

 最後にちょっとワインが残っていたので、デザートはもう食べられないけれど、ちょこっとだけつまみたいね、という感じになり、チーズの盛り合わせをオーダー。

 だんだん外が夜になるのが客席から見えて、ライトアップされた残り雪がすてきで。 お腹も心も満たされたディナーでした。

 レストランからタクシーを呼んでもらい、余裕を持って8時過ぎの新幹線に乗車。9時16分に東京駅に着いて解散。

女子旅の画像

気のおけない学生時代の仲間との日帰り旅、短い時間だけれど最高にリフレッシュ!

 日帰りとは思えないほど充実した女子旅でした。観光して、食べて、買い物して、最高にリフレッシュ!

 やっぱり旅は心のストレッチですねー。

 そしてあの澄んだ空気がいいのか、移動自体は短いものの、本当に癒され、明日の活力が湧いてきました。軽井沢いいですね!

それでは、今日も最高においしい1日を!

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