おいしいものはグルメサイトで探すんじゃない、街歩きから見つかるんだ!
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。出だしからつまんなくてすみません(しかも古っ!)、学生時代にドラマ全盛期だった中年女子です。
ある食の取材の帰り、偶然見つけたんですよー。すてきなドーナツ店。
渋谷に2024年2月出店、日本発ドーナツ専門店「Jack in the Donuts」
ある日、東京から離れた千葉で食の取材を終えた後、JR柏駅構内でおしゃれなドーナツ店と、そこにずらっと並ぶ若い女子の行列が見えて。
店名は「Jack In the Donuts(ジャックインザドーナツ)」。
職業柄めっちゃ気になりましたが、電車を逃すと帰りが遅くなり、娘(小学生)がまた機嫌が悪くなる……と、ここでは断念。
ですが!
都内に戻り、ふらっと通った渋谷の東急フードショーになんと!千葉と同じお店が新規出店してたんですねー!
しかもここは今は並んでない!買うしかない!
「外はザクザクで中はジューシー」なドーナツ
とりあえず娘の分を含めてドーナツ4つ購入しました。
そのうち1個は、がまんできずにフードショーのイートインスペースで食べました。「外はザクザクで中はジューシー」という説明通りで。
クラシックなドーナツって、生地の水分は少なくて、一緒にコーヒーとか飲み物がほしい感じじゃないですか。
これはそういうのがない。ほんとにみずみずしくて、フランに近いような口当たり。
残り3つは家に持ち帰り、娘と食べました。どれも食べながら「なるほどー、新しい」と納得。
どんな食の商売にも商機はある
ちなみにこのJack in the donuts、見せ方はニューヨークや海外発っぽいですが、2011年創業の日本のブランドなのです。
世界のドーナツや今まであるようでなかったわくわくするドーナツを全国30店舗で展開
しているが、コンセプト(公式プレスリリースより)。
2011年創業というと、このスイーツ大ブーム時代にかなり後発な気もしますが……
Jack in the donuts誕生のきっかけが「日本のドーナツ業界シェア92パーセントをミスタードーナツが占めている。なんで誰もやらないのか」と創業者(代表)が疑問に思ったことだったそうで(公式サイト掲載のコラムの「飲食の戦士たち」より)。
どんなビジネスにも商機ってあるんですよね。
ラーメン屋だって、いまから始めたら「いまさらラーメン屋?」と言う人はまわりに必ずいますが、一方でラーメンの繁盛店も新たに生まれています。
どんな食の商売も、商機はある。
さらに、2011年誕生の専門店を、今回初めて見つけたのもちょっと驚きで。おいしいものや食の新しい発見は、机に座ってパソコンで検索しても見つからない。現場を出歩かないと、とも思ったのでした。
それでは、今日も最高においしい1日を!
http://jack-donuts.jp/
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