フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[レストラン]焼鳥好きは知っておくべき銀座の新店「焼鳥 ひら野」

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

「焼き鳥 ひら野」、焼鳥好きは知っておくべき銀座の新名店

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今日は銀座の新しい焼鳥店の話。

3月2日にオープンした「焼鳥 ひら野」さんに行ってきました。

焼鳥歴18年の平野郁侍(いくじ)さんが店主を務めるカウンター割烹スタイルの焼鳥店です。

鶏肉も焼鳥も唐揚げも大好きなのですが、このひら野さん、鶏好きの私がかなり「グルメ好きに教えたくなる店」でした!

www.yakitori-hirano.tokyo

銀座と新橋の中間、アクセス良好な路面店

焼鳥ひら野の外観の画像

(c)asanoyoko.com

銀座駅から徒歩6分、新橋からも同じくらいで便利な立地です。

2022年3月2日にオープンしたばかり。

カウンター12席(+個室6席)のこじんまりした落ち着くお店です。

焼鳥ひら野の外観と店主の画像

※撮影のため一時的にマスクを外していただいています (c)asanoyoko.com

店主の平野郁侍(ひらの・いくじ)さん。

「鳥善 瀬尾」(麻布十番)で10年、「東京ステーションホテル 瀬尾」で8年店主を務めた焼鳥歴18年のベテラン。

“すし・うなぎ・そば・天ぷらに加え、焼鳥も『伝統江戸食』の一つに仲間入りさせる”がご自身のミッションだそう。

夜のみ営業、税込8,000円のコースのみ。

では、この日いただいたものを順番に行きます。

小品+伝統焼鳥+シメの鶏料理の「おまかせ」コース

焼鳥ひら野の乾杯酒の画像

(c)asanoyoko.com

 

コース最初の「御神酒(おみき)」天賦 純米吟醸の特別ボトル

神事のように入店後まず御神酒で口を清めて、まっさらな状態で存分に焼鳥を楽しんでほしい、というコンセプトで最初にこの日本酒が出されます。

焼鳥ひら野の乾杯酒の画像

(c)asanoyoko.com

「天賦 純米吟醸(鹿児島・西酒造)」が同店のために仕込んだ特別酒だそうで……

まろやかで飲みやすい。

明るく清潔なカウンターで、この儀式感。

ワクワクします。

前菜:春野菜のサラダ

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

最初は青々としたサラダ。

クレソン、菜の花、うるい、スナップえんどう、きくらげが使われています。

味がしっかりついていて、優しい塩加減と食材ごとのさまざまな口当たりが楽しく、女性好みでした。

前菜:はまぐりの玉地蒸し

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

2品目の前菜は大きなはまぐりが入った、とろーっとやわらかな卵料理。

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

見た目は茶碗蒸し風ですが、食べるとものすごく洋風な味。

卵というより「卵味のクリーム」を食べているよう。

バターの香りもします。

ベシャメル(ホワイトソース)を使い、80度でゆっくり蒸すとこうなるそうで。

これも女性が好きそう!!

せせり

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

ここからが焼鳥です。
最初はせせり(首の内側の肉)、からしと。

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

そして食べてびっくり!

焼鳥、今ひとつ写真でインパクトが伝わりづらいのですが(単に撮影技術不足?)、熱々で塩加減がぴたっと決まり、ひと口かじると脂がじわーっとあふれ出て……

最っ高に旨し!!

「あれ、焼鳥ってこんなにごちそう感ある食べ物だった?」と衝撃です。

箸休め(うずらの黄身、大根おろし

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

 

そして焼鳥の合間の箸休め。

かしわのもも肉

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

 

かしわ(日本の在来種のニワトリ)のもも肉(たれ)。

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

そしてもも肉は、ジューシーですが「口の中に広がる」感は少なく、さっぱり。

でもやわらかい。

ささみ

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

ささみはわさびで。

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

ささみも淡白ながらやわらかで旨み濃厚。

上品な串でした。

仙台麩と季節のおでん

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

ここでおでんが登場。

大根の上にちょんとのっているのは福井の地がらし。

平野さんいわく「焼鳥は季節感が出しづらいのでおでんの具材で季節を表したい」とのことで。

かつおだしと、毎朝取っている鶏のだしを合わせた地です。

これも味わい深かった。

焼鳥の合間に野菜が食べられるのもバランス良いです。

つくね

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

つくね(たれ)です。

個人的には、つくねが焼鳥の中で最も好みでないのですが(汗)、このつくねはとても好きでした!

鶏肉に長ねぎと大葉を合わせてあるそうで、デパ地下の焼鳥のつくねで食べる感じとは違いました。

手羽

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com


手羽先(塩)。これは「やけどに注意して、手でお召し上がりください」と言われました。

焼鳥ひら野の焼鳥の画像

(c)asanoyoko.com

「あっつ!(笑)」と言いながら、直接手で持ってかぶりつくと、これも絶品〜。

いやー、焼鳥は写真で伝えるのが難しい!

「話半分」ならぬ「画像半分」で、おいしさを倍増させたイメージをしつつ読んでくださいね!

しめのそぼろ丼

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

コースの最後はごはんかうどん。

から選べます。

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

「そぼろ飯」をいただきました。

焼鳥ひら野の料理の画像

(c)asanoyoko.com

 

甘辛い鶏そぼろにとろりとした黄身。

おなかいっぱいでももちろん食べられちゃうんですね〜。

この日は飲み物を控えて、食べることに集中したのもよかったのかも。

デート、接待、大切な食事会にぴったり

ということで「焼鳥 ひらの」さん、焼鳥のクォリティーが感動的でした。

雰囲気もよく、デートや接待、大切な食事会にもおすすめしたい新店です。

銀座のこの立地で税込、サービス料なしコース8,000円はお得なのではと思います。

予約はネットからもできます(こちら)。

それでは、今日も最高においしい1日を!

「焼鳥 ひら野」

<こちらもどうぞ(過去記事)>

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com