食の取材歴20年 フードライター浅野陽子の東京美食手帖

フードライター、食限定の取材歴20年。フードサステナブルが得意。執筆実績『dancyu』『おとなの週末』『日経MJ』『AERA』『NIKKEI STYLE』『TimeOutTOKYO』/書籍『おいしい無印良品』/TV出演『バイキング』『TVチャンピオン』ほか/東京都出身、青山学院大学国際政治経済学部卒、ダイヤモンド社を経て独立。ご連絡は asano.yoko[あっと]icloud.comへ

[レストラン]青山の小道にひっそりある日本料理店「宮坂」で魅惑の世界を堪能

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

一見さんは到達困難!小道にひっそりたたずむ魅惑の世界

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今日は表参道の日本料理店「宮坂」さんで美食を堪能した話。

訪問してだいぶ経ってしまったのですが、アップします。

初訪問時は見つけづらく、予約困難店でもありますが……
扉をくぐった先には、魅惑の世界があったのでした!

グルメな友人の道明寺さくらさんががんばって予約を取ってくれてました。
さくらさーん!感謝です涙

ミシュラン二つ星店が移転後、21年11月に再オープン

日本料理店「宮坂」の外観の画像

(c)asanoyoko.com

ミシュラン東京2021で二つ星獲得の「御料理 宮坂(おりょうり・みやさか)」が、「宮坂」となって2021年11月に今の場所にオープン。

表参道駅から6〜7分、骨董通りを曲がった静かなエリアにあります。

看板もないので「え、ここかな」と一回目は不安になりますが、またこれが秘密めいてイイのです。

日本料理店「宮坂」の内観の画像

(c)asanoyoko.com

出迎えてくださったソムリエに導かれて中へ……

日本料理店「宮坂」の内観の画像

(c)asanoyoko.com

美しい和のしつらい。

日本料理店「宮坂」の内観の画像

(c)asanoyoko.com

客席へ。

個室もあるようですが、カウンター席からはこんな日本庭園風の美観を楽しみつつ、料理を味わいます。

最高です!

優雅に進むコース、特に「八寸」の盛り付けが秀逸

コースは「おまかせ」一本です。

順番にいきます。

米米の紫蘇香煎茶

紫蘇香煎茶の画像

(c)asanoyoko.com

ほんのり梅が香る温かいお茶。

ワインの画像

(c)asanoyoko.com

乾杯はドラピエ。

先付:「蕪(かぶら)蒸し」

蕪蒸しの画像

(c)asanoyoko.com

蕪蒸しの画像

(c)asanoyoko.com

京都産の「松陰蕪(しょういんかぶら)」
魚は「ぐじ」
大黒しめじ

やわらかいかぶと魚の蒸し物。

ほんのり甘いです。

お造:たいとまぐろ(中トロ)

お造りの画像

(c)asanoyoko.com

 

千葉の内房、竹岡港で揚がった天然のたい
大間のまぐろ中トロ。

左下の合わせ醤油(柑橘類と塩、昆布をすりつぶして醤油を混ぜたもの)を付けていただきます。

椀物:かにしんじょう

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

松葉がにをこれでもかと使った、かにしんじょう。

贅沢でした。

ワインの画像

(c)asanoyoko.com

肉に合わせてワインはボルドー赤を。

焼物:但馬玄(たじまぐろ)のステーキ

日本料理店「宮坂」の料理の画像

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

但馬玄(たじまぐろ)のミスジ
菊菜
春菊
セルバチコ

但馬玄(たじまぐろ)は「まぐろ」と読みますが、魚ではなく牛肉です。
兵庫県産の銘柄牛「但馬牛(うし)」の中でも、さらに高品質なものを生産者が商標登録したとのこと(詳しくはこちら)。

たしかに食感はやわらかくて、とてもさっぱりしていました。
赤身肉ともまた違った、不思議な高級食感でしたね。

八寸

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

豪華な八寸です。
これは最初に、全員分盛り付けてプレゼンしてくださったもの。

それぞれ自分の皿に取り分けます。

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

手前から時計回りに、

わかさぎのあられ揚げ
なまこ酢
あん肝
雲子(くもこ=まだらの白子)ポン酢

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

そして左端の別皿のものは「かますの棒寿司」です。

ワインの画像

(c)asanoyoko.com

ワインは白に戻ってシャブリを。
次は淡白な炊き合わせだからです。

炊き合わせ

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

 

京都産のすぐき
金時人参

とてもシンプルな野菜の炊き合わせですが、うまみ十分。

お造り2

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

とらふぐのお造り、自家製ちり酢で
煮こごり

とらふぐは大分県の豊後水道で獲れた天然もの。
豊後水道とは太平洋と瀬戸内海を結ぶ海域で、最高級のとらふぐの名産地です。

ふぐはうま味も濃厚でしたが、歯ごたえが力強かった。
大根おろし一味唐辛子を合わせた辛いちり酢が負けていませんでした。

ご飯と香の物、赤だし

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

そして最後のご飯です。

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

 

滋賀県産の近江米(コシヒカリ)と、香の物。

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

しらすやまぐろのヅケまで。

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com


まずは王道の煮えばなをひと口。

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

私たちが食べている間にかにがわんさと足され、

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

2膳目は「蟹ごはん」に変身。
最高です。

甘味:薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

丹波産の山芋で作ったおまんじゅうです。
中にはあんこが入っていてとても上品な甘さでした。

水菓子

日本料理店「宮坂」の料理の画像

(c)asanoyoko.com

りんごのシャーベット
富有柿
とちおとめ
ゴールデンキウイ

日本料理店「宮坂」の飲み物の画像

(c)asanoyoko.com

一緒に料理長の宮坂さんが点ててくださった薄茶を。

かなりのボリュームでしたがするっと食べられました。

大満足です。

ワインを入れて37,000円ほどでした。

日本料理店「宮坂」の外観の画像

(c)asanoyoko.com

今はまったく予約が取れないようですが、美食好きの方のとっておきの日の会食にはとてもおすすめ。

ぜひ挑戦していただきたいです。

私たちは3人で伺いましたが、他はグルメな大人カップルが2組いらっしゃいました。

奥まったロケーションの秘密めいた感じ、全国の名産品を少しずつ取り入れた、シンプルで美しいコースは、日本料理の絵巻のようでした(気取りすぎ??)

(予約はポケットコンシェルジュから受け付けています)

それでは、今日も最高においしい1日を!

「宮坂」

日本料理店「宮坂」の外観の画像

(c)asanoyoko.com

<こちらもどうぞ(過去記事)>

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com