フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【おすすめレシピ本】78歳料理研究家・石原洋子さん新刊 『50年続く料理教室の十八番レシピ』に昭和生まれ50代は癒される

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日はおすすめ新刊レシピ本のご紹介。

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平成初期の味に当時を思い出し癒される

9月16日発売の石原洋子さん刊「50年続く 料理教室の十八番レシピ」。

「エモい」「昭和レトロ」とはまたちがって、現在40代後半〜50代には思い出す定番の味ってあるんですよね。

そういうレシピがぎゅっと濃縮されているのがこの本。

2000年前後、カリスマ美容師とかカリスマシェフとか、何かのエキスパートに「カリスマ」を付けてあがめるのがトレンドだった時代。

当時はスマホもインスタも存在してないから、キラキラ・もりもり系のレシピなんてない。

今、流行りのやたらとトッピングにチーズかけたり、半熟卵とろーりレシピとか無限に食べられる甘辛味も皆無。でもスター料理家たちのレシピはしみじみ味わい深くて。しっかり塩気も甘味もありました

石原洋子さんはそれを「食べ飽きない味」と表現されていて、そういうレシピが集まったのがこの新刊。

思わず手に取りました。100レシピくらい載ってますが、すでに1/4以上、夕飯として再現済み。

作ったレシピ(オーソドックス編)

ポークソテーきのこクリームソース

キャベツメンチカツ

かぼちゃとにんじんのポタージュ

吹き寄せきんぴら。これで密閉パックのぎんなん、使い切りました

四川風黒酢の酢豚

白菜と肉団子のスープ煮

この本に載っているオーソドックスな料理たちです。

すでに何回か作っていて、自力でできるものもありましたが、わたしは一から料理本のレシピを完全再現するのが大好き。なので、そのまま本通り作ってみました。

どれも本当にほっとする。まさに飽きない味でした。

作ったレシピ(めずらしいもの編)

きくらげロールキャベツ。冷蔵庫で余っていた築地のきくらげの佃煮を入れたらバッチリ

鶏肉のから揚げ オレンジあん。ハワイで食べた味を再現したそう。甘すぎないさわやかなソースがから揚げにからまって、不思議なベストマッチでした

豚肉とわかめのなると巻き(感想は下を)

アジのメナジュール風。玉ねぎがベストマッチでした。

写真と手順から味が想像できない面白いレシピも結構あって。どれもすごくおいしかった。

「豚肉とわかめのなると巻き」は見た目は変わってるけど、味はいわゆる甘辛テリヤキ味で子どもが大好き。そして食べ飽きない。夫も「見た目も味も美しいねえ!」と絶賛。

あじのメナジュール風」はザッツ平成初期な味で懐かしかった。炒めたアメ色玉ねぎが青魚とぴったりで。サバ、イワシ、鮭とも合いそうでこれから試してみるつもり。

牛肉とさつまいもの甘辛きんぴら

「牛肉とさつまいもの甘辛きんぴら」はまだ作っていないのですが、間違いない。

スーパーで材料をそろえて再現するのが楽しみで。この本のレシピだけでも相当の数の献立を回せそう。

そして飽きない優しい味付けに、健康になれそうな気がしてくる。

最近ジムに通い、検診も受けて健康意識が高まってるので、とても多幸感の多い日々です。

よかったらチェックしてみてください。再現した料理の写真も今後、アップします。

それでは、今日も最高においしい1日を!

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