フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

濃厚なのにすっきり!駅直結のスタイリッシュなラーメン「楽観」(下北沢・ミカン下北内)

ここなら「女子の一人ラーメン」も怖くない!もちろん味も最高

「楽観」のラーメンの画像

「楽観」の味も見た目も美しいしょうゆラーメンの「琥珀」。

 食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。

 冷やし麺や汁なし麺が大好きですが、麺料理の王道のラーメンだけは、あまり得意ではありません。

 スープが濃すぎて、食べている途中でいつも飽きてしまうのです。

 しかし!駅直結の商業施設「ミカン下北」の取材で出会った、こちらのラーメンは「これは違う!好きだ!」とビーンと響いてしまいました。今日はその紹介記事です。

2022年開業の新施設「ミカン下北」内にある

商業施設「ミカン下北」の画像

井の頭線下北沢駅の高架下にできた商業施設(画像右上が井の頭線の線路)。

商業施設「ミカン下北」の画像

アジア中心にいろいろな業態のレストランと蔦屋書店が入る

 ミカン下北は、2022年3月に新しくできた商業施設です。井の頭線下北沢駅直結。線路の高架下にいろいろなレストランと、蔦屋書店が入っているオープンな施設です。とてもにぎわっていて、昼と夜のピークタイムはアジアの屋台村のような雰囲気。

スタイリッシュで大人モダンなラーメン店

ラーメン店「楽観」の内観の画像

アジアの屋台村のようなにぎやかな施設全体の雰囲気から一転、ラーメン店「楽観」は大人モダン。

 しかし施設全体のカジュアルでにぎやかなムードから一転、今回の記事で紹介したいラーメン店「楽観」はこんな大人モダンな店です。

 ミカン下北内にあるラーメンの店は、ここ1店だけ。井の頭線の線路と対岸のエリアの2階に上がると、グレーを基調にしたスタイリッシュな空間が広がっています。

  11時から23時まで通し営業。オーダーは入口の券売機でチケットを買うシステムです。

「楽観」のラーメンの画像

「楽観」のラーメンの画像

スープは濃厚なのにすっきり、くどくない。のど越しのよい細麺がぴったり。

 ラーメンは「琥珀」(醤油ラーメン)と「真珠」(塩ラーメン)があり、醤油ラーメンの全部のせである「特製琥珀」(税込1,150円、訪問時点)が好きで毎回頼んでしまいます。

 醤油味なのに単調でなくて濃厚。しかし、くどさはなくてすっきり。これにコシのある細麺がよく絡んでおいしい。長ネギでなくて甘味と辛さのある玉ねぎがまた美味。

 店主は他のラーメン店で修業せず、独学でこの味を開発した、と取材の時に聞いてびっくりでした。

ラーメン店「楽観」のサイドメニューの画像
ラーメン店「楽観」のギョウザの画像
サイドメニューの「チャーシュー丼」480円と「餃子」6個500円。

 下北沢以外に西麻布や立川、埼玉エリア、そしてアメリカにも出店されています。元々ラーメンだけでなく、「日本の素晴らしい食文化を世界に伝える」のが企業ミッションだそうで。

 それだけ聞いても応援したくなりましたが、やっぱりベースはこのラーメンの味が個人的にどんぴしゃで。そして女性が一人で入っても居心地のよい、お店の雰囲気も好きで。しかも駅直結の通し営業なので、思い立った時に行きやすい。

 ラーメンがあまり得意でないという方、女性一人でラーメンを食べに行きづらい方、下北ってなんかガチャガチャした雰囲気で縁遠い、という方にぜひ行っていただきたいラーメン店です。

楽観(らっかん)

所在地 東京都世田谷区北沢2-10-20 ミカン下北 D202
電話番号 03-6407-1710
営業時間 11:00~23:00
定休日 なし

https://rakkaninc.com/

[2023年2月訪問]

それでは、今日も最高においしい1日を!

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