フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

給料日カウントダウンメニュー:「兄弟」と「いとこ」で作るグラタン

今日からカウントダウンが始まった。 今週末の「夫の給料日までのカウントダウン」です(笑)



今日のメインは家にある食材だけで作った「マカロニグラタン」。
あとは
やまいもときゅうりの角切り、かつおワサビじょうゆ和え
・じゃがいもとなめこの味噌汁 (夫だけ、レタスとにんじんのサラダをプラス)。

毎月第4週は、残金がわずかなので食材費が多く使えない。 そこで、なんとか家にあるものでおいしそう(に見える)ものを 作るよう工夫するがこれが結構私は得意。
食材が少ないときでも「不思議な料理」にならないためにはどうするか。 それには、食材の「兄弟」と「いとこ」を考えて使うことだと思います。

今日家にあったのは
・ハインツのホワイトソース缶詰
・サラダ用マカロニ
・冷凍ブラックタイガー
これらを使って「メインはグラタン」と昨日のうちから決めていた。
しかし、グラタン定番レシピに必要な 玉ねぎ、牛乳、鶏肉、マッシュルームの缶詰、白ワインがない。普通は、あるものだけで無理やり作っちゃうのでしょう。 でもそうすると、かなりわびしいものしかできない。かといって、 ある野菜適当に入れちゃえ!となると、給食っぽい、愛のない見た目になる気がしたのです。
そこで、不足食材の血縁関係(?)に近そうな食材を 私なりに考え、それぞれ当て込んでみた結果…
・玉ねぎ1/2個分⇒「あさつき」6本分くらいの白い幹の部分をカットして使用。
・牛乳⇒レシピと同量の「調整豆乳」。
・鶏肉⇒レシピと同量の「ソーセージ」を同じ大きさにスライス。
・マッシュルーム缶詰⇒普通は常備してない!⇒エリンギをマッシュルーム缶詰とほぼ同じ大きさにスライス。
・白ワイン⇒普通の「酒(日本酒)」
(・さらに、もしマカロニがなかったら⇒ゆでたじゃがいもを代用)

レシピは、ハインツのHPにグラタンだけでも5種類くらい載っています。無料で利用可能。 食材が微妙に違っても、もとの食材と同じくらいの大きさに切って、 分量とレシピをきっちり守ると、相当完成度の高い料理が必ずできる。
「マカロニグラタン?カロリー高そうでイヤだなぁ…」と ブツブツ言ってた夫(←なにー!)も、「いやー、おいしいグラタンだね!」と感激してた。

この兄弟&いとこ代用食材、他にも、
ブロッコリーとアスパラ
・じゃがいもとさつまいも
・レタスとキャベツ
・豚バラとベーコン
・ズッキーニとかぼちゃ
ナンプラーとしょうゆ
・牛乳とヨーグルト
…なんかもお互いにスイッチできる。

逆にないとちょっと難しいのは、カレー粉などのスパイス類、チーズ、しそなどのハーブ類、しょうが・にんにくなど香味野菜。
しかしこの「近親食材当て込み」が当たって、料理の完成度も上がるとだんだん、出かけなくても平気になるのが怖い…そして節約しても引きこもりになりがちなのでその点、ご注意ください(笑)