フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【神保町】 スープカレー好きは知っておくべき純国産スープカレーの人気店「鴻(オオドリー)」

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日は神保町にあるスープカレーの人気店「鴻(オオドリー)を紹介します。

カレーの名店揃いなのはわかってる。「スープカレー」が特別好きなんだ、と言う人に

通し営業の神田駿河台

神保町=B級グルメの激戦区、特にカレーの有名店が多い、というのは東京で食べ歩き好きには常識。

でも「スープカレー」に限定し、タイやスリランカをのぞいて純国産のスープカレー店にしぼると、あまり多くはないのです(5、6軒?)。なかでも人気店なのがこちら、鴻(オオドリー)。

夜まで通し営業の神田駿河台店と、ランチ限定の神保町すずらん通り店があります。

黒(コク)と赤(キレ)、2種類のスープで選ぶカレー

ラッシー頼みました。うまし

コクのある黒、キレの強い赤の2種類のスープカレーから選び、メイン具材(ハンバーグや肉、ロースカツなど)と辛さ(4段階)、ライスの量を決めます。

野菜と豚骨ベースの黒(上)と野菜と鶏ガラベースの赤(下)

両方食べられる「赤黒2種のスープカレー」というのもあって、メイン具材は骨なしチキンかハンバーグのみ。わたしは2種でチキンにしました。こんな感じ。

スープ赤は野菜と鶏ガラベース。わたしはすごく辛いものはそんなに好みじゃないので「標準」に。

色の割に辛くなくて、しかもあっさりしてそうなのにすごく濃い。まろやか。

スープ黒。豚骨ベース。これの方がもっとあっさり。でも口当たりがあっさりなだけで、あと引くうま味や濃厚な後味が広がります。

どちらもいくらでもごはん食べちゃいそうです。

食べ終える頃には汗だくだく。すごーく体の奥にしみました。温泉に浸かった後みたいなじんわり感がしばらく続きました。

ランチは12時前に入れば並ばずすっと入れます。

神保町でぜひ行ってみてください。

せっかく神保町まで来たのだから、と市バスでつながっているアメ横をさっとのぞいて帰りました。文京区のローカル市バス(B-グル)で20分くらい。

しかしテレビの仕事でこの夏は築地に通い続けていたせいか、海産物を見慣れてしまい、アメ横の出店がいつもより惹かれず。

すぐ帰ってきちゃいました。ごめん。

それでは、今日も最高においしい1日を!

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