フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

にんにくステーキチャーハン活用法

前日、肉がかたすぎて失敗した牛バラ肉の煮込み。 肉がだけが残ってしまった
でも当日買ってきたばかりの新しい肉を煮ただけだし、そのまま捨てるのはしのびない。

そう、私は「冷蔵庫のそうじ」的料理はきらいなのだが、せっかく自分が選んだ食材をむだに捨てるのはもっといやなのだ。(厳密にはどこが違うのか…微妙だけど・笑) だもんで、炊きたてのごはんと一緒に「にんにくステーキチャーハン」として復活させた。



煮込んだ肉を軽く温めなおしてもう少し細かく切る。にんにく薄切りをフライパンで炒め、軽く色づいたらフライパンのはしによせて、あいたスペースで肉を炒める。あれほど煮込んだのに、まだジュージューとおいしそうな脂が出てくる。不思議。

ここにしょうゆとブランデーを入れてソースを作り、そこにアツアツのごはんをまぶすように入れ、火を止める直前に青じそ千切りとよく水気を切ったベビーリーフ加えて大きく混ぜて、完成。

葉っぱ類は火の通りが早いので、本当にごく軽く炒めるべし。牛肉のおいしい脂、にんにく、しょうゆ、ブランデーの香りといろいろな味が複雑に合わさって高級な味になった。(しかし相変わらず肉はかたかった…… チャーハンの「ダシ」用だったということ?)