こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
過去3回にわたって紹介してきた「野菜の下ごしらえ」シリーズに続き、
今回からはフルーツの裏ワザ的おろし方を解説します!
毎日食べるのに、意外と誰も教えてくれない、フルーツの便利なむき方。
まずは今が旬の桃です。
桃はおいしいですが、うまく皮がむけないのってすごいストレスですよね!
今回は「桃のおろし方」と「皮を一発でつるっとむく方法」をお伝えします。
前回までの記事はこちら↓
プロに習った「桃のおろし方」と「皮を一発でつるっとむく方法」
桃はアボカドのように半分に割っておろした後、皮をむくのが基本です。
夏に日本料理のコースを食べると、つるつるに美しくむけた桃が「水菓子」として最後デザートに出てきます。
「あんなにきれいにどうやってむくの?」とびっくりしますが、実は、プロは桃をトマトのように湯むきしています。
コース料理ではお客がデザートの2皿くらい前まで食べ進んだら、頃合いを見て裏の厨房でこの作業を始める、と日本料理店で取材しました。
桃はすぐ変色するので、むきはじめるタイミングがすごく大事なのです。
家でそこまで完璧にしなくてもよいですが、桃の皮がつるーっと気持ちいいほどむけるこの「湯むき」、一度やってみてください!
[やり方]
- 桃のお尻に沿ってぐるっと包丁をぐるっとまわし、両手でねじって二等分する。
冷蔵庫から出したての冷えた桃でやります。
まず、桃のお尻の線に沿ってぐるっと包丁を回し、
両手で持って、アボカドのように左手と右手をそれぞれ逆向きに回すとパカっと2等分できます。
包丁の切っ先をタネの横に差し込み、ぐるっと一周して外します。 - 桃を湯むきする(準備編)
ここでつるーっと皮がきれいにむけたら湯むきは不要です。
が、途中で破れたり、ボロボロなってイライラしたら、ぜひ湯むきを!
・小鍋に熱湯を沸かしながら
・氷水(ケーキショップでもらう保冷剤でも)
を用意。
詳細湯むきする前に、表面に薄く十時を入れて皮をむきやすくします。 - 桃を湯むきする(実践編)
お湯が沸けたら湯むきしていきましょう!
ぐらぐら沸いたところに、皮の方を下にして数10秒浸けます。
「え、フルーツをゆでて大丈夫なの?」とドキドキしますが、最初に書いた「冷蔵庫から出したてでしっかり冷えている桃」なら大丈夫。
すぐ引き上げて、準備しておいた冷水に浸けます。
これは長めに浸けて(3〜5分)、よく冷やしましょう。
冷やしている間に、もう皮がはがれてきているのが見えます。
めくれているところを引っ張るとあーら不思議!つるーっとノーストレスでむけます。
食べやすく切ってできあがり。
いかがでしたか?
今回は「[裏ワザ]知ってた?桃の皮を一発でつるっときれいにむく方法」について、ご紹介しました。
桃が上手に切れない、おろせない!と思っていた方は、参考にしてみてくださいね。
この「フルーツをおろす」シリーズもあと2回続けます!
今日も最高においしい1日を!
※私が今回使った包丁(小型の三徳包丁)はこちらです。
刃渡り18cmくらいの普通の包丁と、こういうミニ包丁の2本を持っていると、かなりいろんな作業がやりやすくなるのでおすすめです。
<こちらもどうぞ(過去記事)>