食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。今日は「叉焼飯(チャーシューファン)」の作り方です。
香港のローカルグルメで、世界的に大ヒット中の香港映画「トワイライト・ウォリアーズ」でも紹介され、話題です。
名前通り「甘辛い豚肉チャーシューを、たれと一緒にご飯に乗せて食べるぶっかけ飯」。作り方も簡単で、公式レシピのほか、たくさんネットに出ています。
そんなわけで元香港在住のフードライターも本気で考えました。
ついに「これ最強じゃない?」というレシピができたのです!
ジョン・ロック(主人公)の気持ちでかき込みたくなる激うま味!
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主人公の先輩の龍兄貴:「おまえ、九龍城砦名物の叉焼飯はもう食べたか?」
主人公:「そんな金はない」
龍兄貴:「じゃあおごってやるから来い!」
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作品中で、こんなシーンがあり。主人公のジョン・ロックが夢中でこれをかき込む。観ていておいしそうでした。
ネットでは映画のパンフレットに載っている公式レシピを再現したり、レタスクラブをはじめ、いろんな人が叉焼飯のレシピを出したりしています。
が、フードライターも本気で考えました。香港に住んでいた当時、食べた記憶を思い出し。
そして完成!クセのあるスパイスで香港料理独特の香りをちゃんと出しつつ、日本人にも食べやすいレシピができました。ホント病みつきになります。
■フードライター考案!激うま「叉焼飯」2人分
(1)とんかつ用豚ロース肉2枚を筋切りする(脂身と赤身の間に包丁のかかとで5カ所ほど切り込みを入れる)。塩小さじ1/2を両面にまぶし10分置く。
(2)1の間、下準備をする。
・湯を沸かし塩少々を入れる。タテ半分に切ったちんげん菜1わをさっとゆで、ごま油少々をまぶす。
・にんにくとしょうが各1片をたたきつぶす。
・たれの材料(しょうゆ大1・砂糖小1・ケチャップ小2・オイスターソース大1/2・紹興酒または酒小1・シナモンスティック1/2本・八角小指の先程度1片)をまぜる。
(3)フライパンに多めのサラダ油を熱し、半熟目玉焼きを作る。1の豚肉の水気をペーパータオルでふく。目玉焼きを皿に出し、にんにくとしょうが、豚肉を入れてふたをし3分焼く。上下を返しふたをして1分焼き、ふたを開けて2のたれを入れ、からめながら2分焼く。食べやすく切る。
(4)器に温かいご飯を盛り、3の豚肉をたれごと入れ、目玉焼きとちんげん菜を盛り付けて完成!スパイスは外して。にんにく、しょうがはお好みで添えて食べても。
我ながら(笑)ほんっとーーーーにおいしくできます!
スパイスの香りが食べていて香港にいる気分!でもほんの少し香る程度。苦手な人も食べられます!
*シナモンスティックはりんごと砂糖と一緒に煮たり、紅茶を飲むときに差し込んでぐるぐるして香りをつけて。
*八角はレモンとしょうが、はちみつを合わせて自家製ジンジャーエールの素を作るときに入れても。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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