フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【京都】王道のクリームあんみつならコレ!創業100年の老舗「月ヶ瀬」で抹茶あんみつセット

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。先月、京都にひとり旅してきたレポートを数回、シリーズで紹介します。

今回は京都スイーツの定番中の定番「月ヶ瀬」のあんみつタイムの話。

わたしはスイーツやお茶、カフェには興味がなくて。甘いものは食べず、ランチやディナーにお腹を取っておきたいタイプ。

ただフードライターとしてここのあんみつは一度は食べておかないと、と思っておりました。ついに行けた!

昭和元年創業、来年で100周年の老舗

京都の甘いもの好きで知らない人はいない有名店。

京都の甘味処として、「月ヶ瀬」さんを知らない人はいないんじゃないでしょうか。今さらわたしが紹介するまでもないと思います。

京都のガイドブックやスイーツ特集では必ず掲載。お店でパンフレットを見たら、昭和元年(1926年)創業だそうで、来年で100周年なんですね。

あんみつやみつ豆が一番有名ですが、冬はぜんざいやおしるこ、夏はかき氷。おもちの磯辺巻きや点心セットなどの甘くない食事メニューもあります。

わたしのような女性ひとり客やカップルが、おもいおもいにお茶タイムを楽しんでいました。

とにかく上品、甘すぎずすべてのバランスが美しい

「月ヶ瀬抹茶あんみつ お抹茶セット」。

訪問したのは夕方。この前にしっかり懐石のランチをいただいてました。軽めでもいいかなと思いつつ、やはりシグニチャーの「月ヶ瀬抹茶あんみつ お抹茶セット」をお願いしました。

白玉、抹茶アイス、ぎゅうひ、旬のフルーツの王道のあんみつ。見た目も美しく、あんこは強い甘さがなくて上品。なめらかで、あんこ単体で贅沢なゼリーみたいでした。

材料はこだわりづくし

特に印象に残ったのは、ところてんですね。食感がゴリっとしてない。とろけるようです。

これに透明感のあるあんこ、フルーツ、抹茶アイス……バランスが完璧。京都のお抹茶を合わせて。言うことなしです。

ところてんの食感がはかなげで。これほど上品なあんみつは初めてです。

あんみつを食べながらお店のパンフレットを読んでいると、こだわり尽くし。

  • 良質な天草を原料に江戸時代の伝統製法で作る最高級の天然糸寒天
  • 最高級の丹波春日大納言小豆と沖縄波照間島の黒糖
  • (栗を使うものは)京都産の栗限定

などなど。いい材料だけを使うのが、創業以来のポリシーだそうで。

この後に飲むお抹茶よ。

店内のしつらいもすてきでした。やっぱり京都に来てこの時間、一度は味わわないとと思った午後のお茶タイムでした。

甘いもの好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ。

前回紹介した「京都国際マンガミュージアム」からも歩いて近いです!(【京都】昭和生まれ女子はグッとくる蔵書5万冊!「京都国際マンガミュージアム」

ちょこっとお花が。店内のさりげないけど美しいしつらい。

烏丸御池駅のすぐ近く。堺町通り沿い、ちょっと裏手にある小さいお店です。
京都甘味処 月ヶ瀬 堺町店(高島屋店もあります)
https://tsukigase.jp/

それでは、今日も最高においしい1日を!

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