フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【京都】「室町 和久傳」で魅惑の冬のかに三昧コースに舌鼓

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。先月、京都にひとり旅してきたレポートを数回、シリーズで紹介します。

今回はこの京都旅のメイン「室町和久傳」の美食ランチの話。

いつもと同じ、京都在住の関谷江里さん主宰の「クラブエリー」での美食会。和久傳での年始1回目の回でかに三昧、冬の豪華なコースでした。

カウンターにずらり18名の美食会

今回の美食会会場は「室町和久傳」。

クラブエリー参加は去年の9月以来で4カ月ぶり(前回はこちら)。

だんだん知り合いも増えてきたのでご挨拶したり、また今回初めてお会いしたり。食が好きな方々(主に女性)が集まって、いろいろ食の情報交換をして、楽しい会です。

かにをどんどん焼き上げる小川大輔さん。炭火のいい香りが充満してます。

月に数回、京都のいろいろなお店で頻繁に行われているクラブエリーですが、室町和久傳では今回が年始最初の回。かにをメインにした豪華なコースでした。

ずらっとカウンターを囲むスタイル。圧巻です。

冬の美食コース

ワンドリンクは京都の日本酒をお願いしました。和食のコースは量が多いので、日本酒を少しずつたしなみながら、しっかり最後まで料理に集中するのがわたしのスタイル。

クラブエリーは「選べるワンドリンク(ノンアルもある)」が基本。わたしは日本酒のグラスをお願いしました。

和食コースは量が多いので、お腹のキャパに自信がない人はとっておきの日本酒を1合お願いし、少しずつたしなみながらコースを堪能するスタイルがおすすめです。

以下、食べたものを順番に。

ふぐの白子のすり流し。粟麩と金子(乾燥なまこを戻したもの)が入っていました。

恵方巻き。マグロとたれ焼きの鰻入り。

自家製からすみをたっぷりかけたオニオン・ヌーボー(新玉ねぎ)。

胡麻豆腐と春野菜たっぷりのお椀。はまぐりだしです。まろやかで温まる。

明石産ひらめのお造りとぬた。

さわらのたたきと行者にんにく。

寒いけれどちょっと早めの春を感じさせる料理がどんどん出てきました。

かにが豪華でした!

京都に今朝届いたばかりの能登のかに。

途中で、「能登から今朝届いたばかり」という大きなかにがプレゼンされました。

これを目の前で焼いてくださって、香りが部屋中に充満して、それだけでごちそう。粕汁でいただいたのです。豪華でした。

焼きがにの粕汁。徳島のすだちを添えて。

足もお腹も身がみっちり。

お食事3種

炊き立てのお米のプレゼン。

食事はまず炊き立ての白ごはん。そのほかに牛玉〆、かぶら蒸しうどん、からすみ餅の3種です。ここから選ぶものだけど、みんな「3つとも少しずつ」と言ってましたね。

白ごはん(煮えばな)とお新香、お椀。

牛玉〆。これがすごかった。この半熟の仕上げ方、絶対にお店でしかできない。

からすみもち。

かぶら蒸しうどん。この透き通ったうどんもすばらしかった。

最後の甘味は干し柿と黒糖を練り上げた葛焼き。

お食事3つともいただいたのですが、やっぱり白ごはんの煮えばなと、少し時間が経ったものもどうしても両方いただきたくて、お腹が割れんばかりに食べてしまいましたね。

もう大満足。この日は東京を朝8時の新幹線で出発し、お昼に京都でこんな美食をいただけているのだから、本当に幸せです。

クラブエリーは常時会員募集中だそうで、興味ある方はぜひチェックを。

それでは、今日も最高においしい1日を!

<こちらもどうぞ(過去記事)>

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com