食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。
先月、京都にひとり旅してきたレポートを数回、シリーズで紹介します。
今回だけ食と少し離れますが「京都国際マンガミュージアム」について。
本が好きな人はたいてい漫画も好き。特にわたしと同じ1970・1980年代の昭和生まれ女子には、たまらないラインナップの蔵書でした。
スマホもネットフリックスもなかった青春時代カムバック
わたしは1974年生まれ。1970年〜1980年代世代はネットがない、または今のように便利じゃない学生時代をすごしてます。
今考えると、当時どうやって生活してたんだろうと不思議。でも、なきゃないなりに楽しく過ごしてて、マンガは偉大な娯楽コンテンツでした。
そういう時代の貴重なマンガが、5万冊も蔵書されているのが京都国際マンガミュージアムです。
「漫画という日本の貴重な資産をきちんと展示し、継承できる施設を」と、京都市と京都精華大学が共同で作ったそうです。廃校になる小学校を活用し、2006年オープン。
日本の昭和〜平成の貴重なマンガが読み放題
展示されて自由に読めるのは5万冊、主に1970年代から2005年までの作品。
最近の漫画作品は別に京都じゃなくても、日本中の漫画喫茶でいくらでも読めます。
でもここには、こういう懐かしい名作がたくさんあって、一日中読み放題。
ずーっと読んでしまいました。2時間なんてあっという間。
昭和から平成中期くらいまで、貴重な作品ばかり。今の中年世代は子どもの頃、夢中になって読んだシリーズじゃないでしょうか。
全部カバーがかけてあってきれいですが、ちょっと古めかしいものもあって。当時の空気感ごとよみがえるようです。
日本の漫画は世界レベル!最近の作品の翻訳版コーナーも
外国語に翻訳されている作品コーナーもあって。館内全体に外国人の来場者もたくさんいて、盛り上がっていました。
京都にこういう博物館があることも、嬉しかったですね。
京都の街を観光したり、見たい場所もあって。今回は後ろ髪引かれながら帰ってきました。
でもまた足を運んでしまうと思います。
漫画好きな方は行ってみてください。中心部の烏丸御池近くなので、観光の合間にさっと寄ることも可能です。
それでは、今日も最高においしい1日を!
大好きな伊藤まさこさんのエッセイを読んで、京都国際マンガミュージアムのことを知りました。
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