フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【京都】昭和生まれ女子はグッとくる蔵書5万冊!「京都国際マンガミュージアム」

食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。

先月、京都にひとり旅してきたレポートを数回、シリーズで紹介します。

今回だけ食と少し離れますが「京都国際マンガミュージアム」について。

本が好きな人はたいてい漫画も好き。特にわたしと同じ1970・1980年代の昭和生まれ女子には、たまらないラインナップの蔵書でした。

スマホもネットフリックスもなかった青春時代カムバック

入り口すぐの大きな「火の鳥」のオブジェ。手塚治虫ワールドいきなり。

わたしは1974年生まれ。1970年〜1980年代世代はネットがない、または今のように便利じゃない学生時代をすごしてます。

今考えると、当時どうやって生活してたんだろうと不思議。でも、なきゃないなりに楽しく過ごしてて、マンガは偉大な娯楽コンテンツでした。

そういう時代の貴重なマンガが、5万冊も蔵書されているのが京都国際マンガミュージアムです。

ずらっと漫画の壁。

「漫画という日本の貴重な資産をきちんと展示し、継承できる施設を」と、京都市京都精華大学が共同で作ったそうです。廃校になる小学校を活用し、2006年オープン。

日本の昭和〜平成の貴重なマンガが読み放題

昭和生まれ女子はみんなハマった、一条ゆかり作品。懐かしすぎる……。

展示されて自由に読めるのは5万冊、主に1970年代から2005年までの作品。

最近の漫画作品は別に京都じゃなくても、日本中の漫画喫茶でいくらでも読めます。

でもここには、こういう懐かしい名作がたくさんあって、一日中読み放題。
ずーっと読んでしまいました。2時間なんてあっという間。

あっという間に2時間経ってしまいました。

2000年代の作品も。このなかでは比較的新しいものです。

昭和から平成中期くらいまで、貴重な作品ばかり。今の中年世代は子どもの頃、夢中になって読んだシリーズじゃないでしょうか。

これ家にあった!(笑)池田理代子がロシアの女帝を描いた名著(「池田先生は不朽の名作「ベルばら」の作者です)」。

全部カバーがかけてあってきれいですが、ちょっと古めかしいものもあって。当時の空気感ごとよみがえるようです。

日本の漫画は世界レベル!最近の作品の翻訳版コーナーも

映画にもなった「テルマエ・ロマエ」など外国語に翻訳されている作品コーナーも。

外国語に翻訳されている作品コーナーもあって。館内全体に外国人の来場者もたくさんいて、盛り上がっていました。

漫画そのもの以外に、日本の漫画史に関する展示もありました。

京都にこういう博物館があることも、嬉しかったですね。

京都の街を観光したり、見たい場所もあって。今回は後ろ髪引かれながら帰ってきました。

でもまた足を運んでしまうと思います。

「食」に関する有名な漫画もたくさん。時間が足りない!(笑)

漫画好きな方は行ってみてください。中心部の烏丸御池近くなので、観光の合間にさっと寄ることも可能です。

昭和4年設立の小学校がそのまま博物館に。

それでは、今日も最高においしい1日を!

大好きな伊藤まさこさんのエッセイを読んで、京都国際マンガミュージアムのことを知りました。

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