フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【レシピ】忙しいけれどちゃんと食べたい人の最強レシピ「ほうれん草と豚薄切り肉の一人鍋」

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日は「ほうれん草と豚薄切り肉の一人鍋」の作り方を紹介します。「忙しいけれどおいしいもの、体にいいものをちゃんと食べたい!」という人に最強です。

作り方も簡単!というより“さっと煮るだけ”。これってレシピなのか? と悩む料理ではありますが(^^; 紹介します!

肉と野菜、おかずと汁物が一気に摂れる、しかもめちゃ簡単!

肉と野菜を同時に。

体のためになる食事は、肉(たんぱく質)と野菜(食物繊維)を同時に摂ることです。一汁一菜とか三菜と言うように、一食におかずと汁物があると満足感が出ます。

そういうのを全部一気に、同時にまかなえるのがこのレシピ。

自炊派でも、どうにもちょいめんどい「だし」問題。めんつゆで解決!

前に書いたわたしの愛用する本「【おすすめレシピ本】レジェンド料理研究家・有元葉子さん新刊「『有元家のこれさえあれば』:おいしいごはんを、手間なく作って食べられる」に載っている「常夜鍋」をアレンジしたものです。

オリジナルはかつおと昆布のだしをベースに、醤油と酒で味付けしています。ただこの「だし」問題。

食のプロではあるものの、どうにも365日の実生活では面倒で。みなさん、どうしてますか?

かつおぶしに熱湯を注いで即席だしにしたり、前夜から昆布を水に浸けて水だしを作ったり、いろいろやってみたのですが……最後は市販の袋だしに。

でもそれも、切らして買い足す時間がないときってありますよね?もう、めんつゆでいいのでは、というのが最近の結論。

取材で出会って、愛用するめんつゆ。「丸天 天翔揖保のつゆ 4倍希釈 360ml

市販のめんつゆは希釈倍率が書いてあります。「おでん」より薄めでスタートし、塩で味を調整すればOK。

ただめんつゆはちょっと甘めなのと濃い。なので割合を薄めでスタートし、味見して足りなかったら塩小さじ1/4ずつ足して、調整するとよいです。

割合と言っても暗算でざっくり計算するだけ。大さじ1(15cc)の10倍は150ccなので、水1カップ(200cc)ならかなり薄め。最初はこれでいいか、最後に塩で整えよう、みたいな感じです。

有元先生、勝手にアレンジしてすみません!

■「ほうれん草と豚薄切り肉の一人鍋」作り方

(1)ほうれん草1/2束を洗う。小鍋に湯2カップを沸かし、めんつゆ大さじ1と1/2と酒少々を入れる。
(2)豚薄切り肉(ロースかバラ)を1枚ずつ広げて入れ、ほうれん草もさっと煮る。アクを網ですくい取る。味見して足りなければ塩小さじ1/4ずつ足して調整する。

豚肉→ほうれん草の順にさっと煮て、アクを取るだけ(ピンぼけですみません!)

 

(3)小鉢や丼に入れ、七味唐辛子を添える。

完成!
★ほうれん草の「根本」をどうするか。

*ほうれん草の根本はおいしいので、バサっと切り落とすのはちょっともったいない。できれば残してそのまま食べたいのです。
*泥や汚れは極力洗い落とし、どうしても落ちない先端だけ薄く切ります。
*十時+斜めに切り込みを入れ、5分くらい水を張ったボウルに浸すとかなり泥が落ちます。

作ってみてください。寒い今の時期、温まります!

それでは、今日も最高においしい1日を!

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