無調整豆乳ですぐ作れる、即席簡単ヘルシースープ
*本記事ははてなブログの企画:今週のお題「朝ごはん」に参加しています。
\著書『フードライターになろう!』全国書店で絶賛発売中です!/
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。
今日は「鹹豆漿(シェントウジャン)」の作り方を紹介します。甘みのない豆乳ベースの汁物で「しょっぱいスープ」と訳されることが多いですが、塩辛くはありません。朝、街の至るところで豆乳が飲める台湾の、定番の朝食。
これが体にしみ渡るおいしさで、寒い日も暑い日も体調がよくなる感じがします。無調整豆乳と酢があれば簡単に作れるのでぜひ!二日酔いの翌日にもおすすめです。
体がととのう、台湾の簡単豆乳スープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」の作り方
■材料(1人分)
・無調整豆乳:1と1/2カップ
・小ネギ:適量
・具入りラー油:少々
・揚げパン(市販または手作り)
[A]
・酢(できれば黒酢):大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・桜えび:大さじ1
・ザーサイ:大さじ1
・ごま油(好みで):少々
※揚げパンにも挑戦したい人はレシピの最後を▼
■作り方(所要時間:10分)
(1)Aの材料をすべて器に入れる。酢はふつうの米酢でも作れますが、できれば黒酢で。独特のコクがあり、台湾の本場の味に近づけます。
ちなみに後からラー油をトッピングするため、あまり油っぽくしたくなければごま油は省いてOKです(私は入れないで作ります)。
(2)無調製豆乳を沸騰直前まで鍋で温め、1の器に勢いよく注ぐ(ヤケドに注意)。電子レンジでもいいですが、吹きこぼれやすいので時間を調整してください。
(3)小ネギ、揚げパン(下参照)、具入りラー油をトッピングして完成!数十秒おくと、酢の凝固作用でどろりとしてきます。ふうふう冷ましながら、固まりをすくって食べましょう。
この鹹豆漿(シェントウジャン)、最初台湾で食べたときには強烈な印象がなかったのですが、ふと思い出して食べたくなって。
家で作ってみたら、豆乳のまろやかさ、酢の酸味、ラー油の辛味、ザーサイの塩気といろんな味が合わさって、複雑なうま味と食感にハマりました。
豆乳が熱々なので、寒い日に内臓が温まるのはもちろん、暑いときでもおいしいです。いつ食べても体がととのう感じ。ラー油を控えめにすれば、二日酔いの朝にもおすすめ(内緒ですが)。
ぜひ作ってみてください。
*あまった無調整豆乳は、じゃがいものスープやドーナッツ・ワッフルなどのお菓子作りにどうぞ。お菓子の材料で豆乳を使うともっちりした食感が楽しめます。
*揚げパンは市販品か、ギョウザの皮を揚げたり、フランスパンの薄切りで代用しても。手作りに挑戦したい人はさらに下をチェック▼▼
おまけレシピ:フードプロセッサーで作る「自家製揚げパン」
■材料(作りやすい分量)※残った分は冷凍できます
・薄力粉:1/2カップ
・強力粉:1/2カップ
・ごま油:小さじ1
・塩・サラダ油:適量
■作り方(所要時間:30分 ※生地を休ませる時間30分をのぞく)
(1)ふるった粉類と塩ひとつまみ、ごま油をフードプロセッサーに入れて、ぬるま湯を大さじ1加えてガッガッガッとかける。あと2回繰り返す。
全体がなめらかになったら大きめのラップを広げ、強力粉(分量外)を薄くふった中に生地を落とし、四角形に包む。冷蔵庫で30分休ませる。
(2)時間が来たらまな板の上でラップを広げ、さらに打ち粉を足して、麺棒で長方形に薄く広げる。生地を折りたたみ、伸ばす作業をあと7回繰り返す。
(3)2cm幅くらいの細切りにして、両端からねじる。
(4)新しい油を170〜180度に熱する(乾いた菜箸を差し込むと勢いよく泡が出る温度)。カリッとなるまで3分ほど揚げて油をきる。
残った分は、常温まで冷まして1本ずつラップでくるみ、ジッパー付きの袋に入れて冷凍保存(3週間)。使うときにラップをはずし、凍ったままトースターか魚焼きグリルで焼く。
それでは、今日も最高においしい1日を!
<こちらもどうぞ(過去記事)>