食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。今月初め、台湾に遊びに行ってきました。高校時代の女友達との、2泊3日の弾丸中年女子旅です。
台湾は実は初訪問。フードライターとして、ずっと食べたかった現地の味を体験できました!これから何回かにわたってご紹介します。
台湾グルメはいろいろありますが、有名なのは朝食。台湾の街は朝も夜も活気があります。今回の記事は、印象に残ったローカルの朝ごはん5店について書きます。
※台北市の隣の新北市・板橋(バンチャオ)地区に宿泊したので、その付近のお店を紹介していますが、同業態店は多数あります。
※フライト・ホテルなど旅の詳細情報は記事の最後にまとめています。
※1元(ニュー台湾ドル)≒4.4円で計算。
ローカルながらデザインや雰囲気が今っぽい豆乳専門店
初豆製漿所 (の板橋民權總店)
台湾では、フレッシュな豆乳が(温・冷ともに)よく飲まれています。こちらは泊まったホテルから歩いてすぐの「初豆製漿所」(板橋民權總店)。朝7時〜22時まで営業。
プレーン(原味)のほか、黒胡麻や抹茶豆乳などのフレーバーも。ガラス張りの店内なので外から豆乳を絞るスタッフの姿も見られます。
到着翌日は朝一番にこれを飲みました。濃くて温かい豆乳、体にじんわり入ってきます。日本でもおいしい豆乳は手に入りますが、スーパーの無調製豆乳とも、豆腐屋さんの生の豆乳ともまた違う。台湾でしか飲めない味でした。
◆初豆製漿所 (True Soy Milk)板橋民權總店 ※他2店あり
- 所在地 新北市板橋區民權路204號
- 営業時間 7:00〜22:00
人生初の「台湾おにぎり」に覚醒!街中の人気店
好愛飯糰
「台湾おにぎり」って知っていますか?三角の日本のおにぎりとはまったく別の料理!もち米を使い、揚げパンや漬物、卵焼きなどを包んだラグビーボール型の巨大おにぎりです。その人気店。
普通のもち米と、黒もち米、ミックスが選べます。作りおきせず、注文を受けてから一個ずつ作ります。10分ほど待って、できたてを受け取ります。
おにぎりの中身はこんな感じ。弾力のあるもち米の食感、でんぶのような甘いサクサクした具と揚げパンが包まれ、なんとも美味。忘れられない味でした。あー、これだけを食べにもう一度台湾に行きたい!
好愛飯糰
- 所在地 新北市板橋區民權路202巷11弄2號對面(余立俊診所正對面)
- 営業時間 6:30〜正午
行列のザ・ローカル朝ごはん屋さん
永和豆漿
台湾の街中にいくつもある朝ごはんメニューの専門店。外食が安くておいしい台湾では、朝食も外で買うのが普通だそう。出勤前のビジネスパーソンや近所に住んでいる風?なシニアのご夫妻など、どのお店でもたくさんの人が並んでいました。
先ほど買った台湾おにぎりを店内に持ち込ませてもらい、「鹹豆漿(シェンドウジャン)」と「蛋餅(ダンピン)」、花巻各種とギョウザを注文してここの店内でみんなで食べました。
日本でも食べられるようになってきた鹹豆漿。“しょっぱい豆乳”として紹介されていますが、塩辛くはありません。ほんのり塩気がきいた、豆乳ベースの温かいスープです。揚げパンも浮かんでいて、いかにもアジアのローカル朝ごはんといった味。
台湾現地で食べる豆乳スープやギョウザはもちろんおいしいのですが、私が特にハマったのはこの蛋餅(ダンピン)!ネギ入りの薄焼き卵を、甘くないクレープで包んだ料理です。
シンプルな料理ですが、これがまた絶品!蛋餅の下にしいてある、濃厚な甘い台湾のとろみ醤油(醤油膏/ジャンヨウガオ)も食欲を引きたてます。
友人たち(みんな食べるのが大好き)一緒に「おいしいおいしい」と言いながらわしわし食べました。
永和豆漿
- 所在地 No. 150, Guanqian E Rd, Banqiao District, New Taipei City, 台湾 220
- 営業時間 5:00〜11:00
豆漿大王
滞在中、もう一軒行った朝ごはんの店がこちら。幸福市場という屋台や朝食専門店が集まるエリアにあり、ここも出勤前の人々で行列ができていました。
画像だといまいち伝わりづらいのですが、揚げパンの上でひらひらビニールテープの扇風機が自動で回っていて(虫よけ?)、これがまたアジアちっくで面白かったです。
蛋餅と温かい豆乳を購入。この日は急いでいたのでテイクアウトで購入し、移動中にみんなで車内で食べました。ローカルな老舗店でも、今風のかわいいデザインのカップに入れてくれるのは、さすが台湾ならではという感じでした。
豆漿大王
- 所在地 220 台湾 New Taipei City, Banqiao District, 幸福路56號
- 営業時間 5:30〜正午
本場で食べる味は違う!迫力満点の焼き小籠包
板橋幸福市場水煎包
同じ幸福市場エリアにある焼き小籠包専門店。朝6時〜10時まで営業。シニアのご夫婦が営むローカルの小さなお店ですが、人気店ですぐ売り切れてしまいます。私たちも2回目のチャレンジでなんとか買えました!
大人が両手を広げたほどの鉄鍋で、大ぶりの焼き小籠包が目の前で蒸し上がるのは圧巻。次々とトレイに移され、それをおばあちゃまがささっと袋に詰めてお客に手渡します。1個7元(約30円)。
そのまま立ち食いでもぐもぐ。もっちりした皮は焼き目がついて香ばしく、かぶりつくとじゅわっと肉汁があふれてきます。蒸してある普通の小籠包とはまた別のおいしさでした。
板橋幸福市場水煎包
- 所在地 No. 19, Alley 1, Lane 89, Hansheng W Rd, Banqiao District, New Taipei City, 台湾 220
以上、フードライターが初台湾でハマった、台湾のローカル朝食5選、紹介しました。いずれも朝が早く、終業も午前中や正午までという店も多いので、注意を。台湾に行ったら早起きしてローカル朝ごはん店、ぜひチェックしてみてください!
☆今回の旅情報☆
[飛行機]チャイナエアライン
[宿泊]シーザーパークホテルバンチャオ
飛行機+ホテルのセットで、エクスペディアから予約しました。
私は海外の個人旅行はコロナ前から大体エクスペディア経由。安いものから順に、見やすいのでおすすめです。わずかですがポイントも貯まり、次の旅で使えます。
飛行機は海外・国内問わずいつもANA派ですが今回は時間が合わず、チャイナエアラインを利用しました。人生初のチャイナエアでしたが、すごく快適でびっくり。
オンラインチェックイン後、荷物預けの際に座席を配慮してくださったり、時間も正確、機内食もおいしくてANAやJALとほぼ変わらないのでは?というホスピタリティーでした。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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