今週のお題「行きたい国・行った国」
(当ブログははてなブログで運営しており、ちょうどはてなブログの「今週のお題」が「行きたい国・行った国」というテーマだったので、それにからめて本記事を書いています)。
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。今月初め、台湾に遊びに行ってきました。高校時代の女友達との、2泊3日の弾丸中年女子旅です。
台湾は実は初訪問。フードライターとして、ずっと食べたかった現地の味を体験できました!シリーズでご紹介しています。
≫【2023年台湾旅】フードライターがハマった!台湾のローカル朝食5選を読む
今回は台湾の夜の名物・夜市についてたっぷり書きました。見たこともない食べ物の屋台に、ゲームや占いの店まで集まるカオスな世界に目がテン!でした。
※フライト・ホテルなど旅の詳細情報は記事の最後にまとめています。
※1元(ニュー台湾ドル)≒4.4円で計算。
派手なゲートとミシュラン認定・胡椒餅が出迎え「饒河観光夜市」
MRT(松山駅)から徒歩2分、アクセス抜群の「饒河観光夜市(ラオホージェグアングアンイエシー)」。ギラギラの派手な入り口は、遠くからでもアヤしい?光を放っています笑。
すぐ横には同じく派手なお寺(松山慈祐宮/パワースポット)があります。まずお参りし、トイレもお借りしてから夜市へGO!
台湾夜市グルメその1・胡椒餅(こしょうもち)
饒河観光夜市の入り口を入ってすぐ出会うのがこちら。ミシュラン・ビブグルマン2019年、2018年認定の「福州世祖胡椒餅」。いきなりすごい行列ができています。
1個60元(約265円)。“餅”といってもパンのような生地。肉と薬味たっぷりのあんを包み、インド料理のタンドールのような窯で焼き上げます。お店の人が胡椒餅を作り、焼く様子を見ながら並ぶので結構楽しい。
みんなで食べました。あっつあつの肉汁がうわーっと出るのでやけどに注意。コショウもきいているけれど結構スパイス(八角)も強く香りますね。でも肉あんが濃厚なので、八角が苦手な人もいけそうな味ではあります。
台湾夜市グルメその2・牛肉(各部位)の煮込み
次に食べたこれ。胡椒餅と同じくらい行列ができていた牛肉の煮込み専門店です。かなりのインパクトですよね。生の牛肉(のいろんな部位)をぶった切り、大鍋でゆでていました。
大鍋で煮上がった肉はいったん台に出されて、お客は好きなものをトングで選びます。それを食べやすく切って器に盛り付けてくれます。どの部位も1個39元(約173円)の明朗会計。
これもみんなで立ち食いしました。しょうゆベースのスパイシーな、中華風スペアリブ煮込みという感じ。お酒が進む味でした(ドリンクは夜市入り口にコンビニがあり、そこで買って持ち込みます)。
台湾夜市グルメその3・鶏肉の●丸(高級珍味)
現地でガイドしてくれた、台湾在住の同級生のおすすめがこちら。鶏肉のいろんな部位を煮込んだスープと麺です。「鶏肉のいろんな部位」と聞くと「もも?レバー?ハツ?」とイメージするかもしれませんが… …なんと!
高級珍味「雞佛(鶏肉の睾丸)」入り!すごく精が付くらしい(そのままやんけ!)。中年女子5人でおっかなびっくり、叫び、笑いながらひと口ずつ食べました。あん肝やフォアグラほど濃厚じゃないけれど、肝系の肉の食感。スープは澄んだ鶏のだしにまろやかな塩味を感じる優しい味でした。
「麻油麵線(台湾そうめん)」です。そうめんが、ごま油の風味としょうがのきいたスープに浮かんでいて、とても美味。
この店では専用のテーブルがありました。意外に清潔で、躊躇なく座れます。個別包装の箸も置いてありました。使用済みの箸の袋が飛ばないように、クリップがあるのが夜市っぽくて面白かった!
台湾夜市グルメその4・臭豆腐
もう一つ食べたのは、台湾在住の同級生おすすめの夜市グルメ「臭豆腐」です。文字通り、独特の臭いがする禁断の食べ物。お店の外を歩くだけで強烈に感じます。アジアの市場をイメージするような臭いです。
発酵液に漬け、うま味が増した豆腐を使ったモツ煮込みのような料理。豆腐そのものはおいしいのですが、いろいろ食べ慣れてきた身でも、さすがにこれは無理でした(ごめんなさい)……。臭いの強烈さが先に立って、豆腐を食べ進めないのです。
和食でいえば「くさや」の臭いに近い。納豆入りの味噌汁やキムチ鍋を生まれて初めて食べる外国人もそう思うのかなーと考えたり。
ちなみに夜市では飲み物の持ち込みは原則自由ですが、この臭豆腐の店内では禁止でした。その代わり無料のドリンクがあってそれがこの香港などでも飲める甘いレモンティー。子どもの頃住んでいた香港を思い出して懐かしかったです。
お腹がいっぱいになり、実際に食べたものは以上で全部。ですが、夜市の中で見聞きしたものが面白かったので写真とともにご紹介します。
夜市らしい食べ物を一挙ご紹介!
焼きもの編
随所に見られたのがいかにも夜市っぽい、焼き物の店。串に刺した焼肉や鶏ソーセージ、ホタテやイカ焼きと、肉・シーフードそれぞれたくさんの屋台がありました。
イカの姿焼きは日本の夏祭りにもあるけれど、シーフードもバラエティーに富んでいるのが台湾の屋台でした。
次は、これも焼き物屋台と同じくらいたくさん見かけた、おやつやジュースのお店をご紹介。
おやつ・ジュース編
大きな容器がどーんと並ぶ、フレッシュジュースのお店、結構見ました。日本のガイドブックではすごくおいしいとあったので、飲めなくて残念。
台湾は温暖なのでたくさんフルーツがとれます。いちごだけを大量に売っている店や、ドライフルーツの専門店もあり、さすがフルーツ大国だなと。
夜市は家族連れや小さな子どもと一緒に来ている人もいるので、おやつの店もありました。さつまいもの揚げ団子は台湾の定番おやつ。もちもちした食感が特徴だそうで、これも食べ損ねた……残念。
食べ物以外の謎の店
占い、ゲーム、エステ、洋服売り場も
夜市でとても面白かったのが、この「食べ物以外の店」です。子どもや家族連れも遊べるゲームの店がある、というのは事前に聞いていたのですが、エステ(顔剃り)や占い、洋服、高級?アクセサリーまで、買ってくれる人がいるならなんでも店を出しちゃおう!というカオス感であふれていました。
番外編:日本語表記の謎の店
日本語が随所に見られるのも台湾ならでは
最後は番外編。不思議な?日本語の看板が随所に見られて、それも台湾の夜市ならではと思いました。
ぶらっと歩いて、好きなものをつまむだけで楽しめる台湾の夜市。いろんな場所にあるので、ぜひ行ってみてほしいです。
夜市内にはすぐに行けるトイレがないので、事前に済ませておくのだけ気をつけて〜!
饒河観光夜市
- 所在地 Raohe St, Songshan District, Taipei City, 台湾 105
- 営業時間 17:00〜23:00
☆今回の旅情報☆
[飛行機]チャイナエアライン
[宿泊]シーザーパークホテルバンチャオ
飛行機+ホテルのセットで、エクスペディアから予約しました。
私は海外の個人旅行はコロナ前から大体エクスペディア経由。安いものから順に出て、見やすいのでおすすめです。わずかですがポイントも貯まり、次の旅で使えます。
飛行機は海外・国内問わずいつもANA派ですが今回は時間が合わず、チャイナエアラインを利用しました。人生初のチャイナエアでしたが、すごく快適でびっくり。
オンラインチェックイン後、荷物預けの際に座席を配慮してくださったり、時間も正確、機内食もおいしくてANAやJALとほぼ変わらないのでは?というホスピタリティーでした。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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