小田急の駅を降りると、台湾で感じた癒やしと美味があった
*本記事ははてなブログの企画:今週のお題「朝ごはん」に参加しています。
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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。
日本で女性を中心に大人気の観光先・台湾。コロナの渡航自粛で台湾ブームは一時おさまったものの、いま再燃しています。
都内には本場に近い味を楽しめる台湾料理専門店がいくつかあり、今回はその一つ、小田急線代々木八幡駅の「押競満寿(おしくらまんじゅう)」の訪問レポートです。
毎朝9時オープン、台湾の朝食グルメも楽しめる貴重な店。この日も朝10時頃に行きました。
閑静な住宅街に突如現れる「わあ、台湾だぁ!」のリアル感
今年2月に人生で初めて台湾旅をしてきたのですが、台湾の食、人々の優しさ、レストランやカフェで見る独特のかわいいデザインなどに、すっかり魅了されてしまいました。
台湾の魅力は、シリーズで書いたのでこちらをご覧ください↓↓
台湾には老舗の飲食店や新進気鋭のモダンフュージョンの店もありますが、私が台湾で一番おいしいと思ったのが、屋台飯のようなローカルグルメです。
「押競満寿(おしくらまんじゅう)」では、雰囲気ごとその味を体現していました。
小田急線・代々木上原駅の隣の代々木八幡駅から徒歩5分。閑静な住宅街を歩いていくと、ポツッとお店が現れます。
ポップだけれど素朴な外観と、その中でゆったりくつろぐ人たち。それだけで「わあ、台湾だあ!」と心が躍ってしまいました。
メインと小皿料理を選ぶ定食スタイル
メニューはシンプルで、温かい豆乳スープや台湾粥、ルーロー飯の定番の台湾飯を単品か、副菜おかずのとのセットで提供しています。
副菜は店におまかせでもいいし、3品自分で選ぶこともできます。黒板の料理名だけで選べない人は、カウンターまで出向いて自分で指さしてもOK。
台湾の屋台っぽくて楽しっ!
安定のおいしさ、あの癒しの味がそこに
家族で行ったので、メインを変えて2種類セットを頼みました。あまり待たずにすぐ運ばれてきます。
素朴なアルミのトレイとレンゲが、また台湾ぽさ満点で懐かしい。
ルーロー飯は甘辛い豚肉がけご飯で定番のおいしさ。スパイスの香りが台湾の市場を思い出し、なつかしいです。台湾粥はまろやかな鶏だしのお粥にピータンやクコが浮かび、優しい味。
歯ごたえのあるキャベツ炒めや青菜など、野菜づくしの副菜もありがたい。
20〜30代の台湾好き男女がおのおの楽しむ
店内もあちこちかわいい演出やデザインがいっぱいで、料理を待つ間、食べる最中も見入ってしまいます。無機質なタイルの壁は、まさに台湾のローカル店!
ちなみにこの日、私たちの他にいたのは20〜30代の女性グループ、女性一人客、男性の二人連れなど。それぞれ、ヘルシーな台湾ご飯とともに、このゆるやかな空間を楽しんでいる様子でした。
台湾好きな人、台湾未体験の人、ルーロー飯を食べてみたい人。一度行ってみてください。予約不可なので、待たずに入りたい方は早めの時間に朝食を食べに行くのがおすすめです。
所在地 東京都渋谷区元代々木25-5 RAJIKUMAR BLD 1階
電話番号 03-6804-7256
営業時間 9:00~16:00(L.O.)、土日祝9:00~15:30(L.O.)/17:00-23:00
定休日 月曜
https://www.instagram.com/osikuramanju.hachiman/
[2023年3月訪問]
それでは、今日も最高においしい1日を!
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