食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。今日は「買い出しの時間も材料もない!」という日でも作れる、地味弁当のコツとレシピを紹介します。
赤青黄色があれば弁当はなんとかなる、でも買い出しの時間もないのよ
小学生娘はいつも給食なんですが、先週はわたし出張翌日と、社会科見学用の弁当作りが重なりまして。
いつもは「ワンパターン弁当」(卵・ゆで野菜・簡単おかず)で固定。でもこの日は青みになる野菜がない!赤のプチトマトも、黄色のチーズも何もない!
冷蔵庫にあるのは卵と冷凍ご飯、消費期限が迫る、豚薄切りの残りくらい。あとはれんこんが少し。出張をはさむと、買い物に行く時間もない!
とりあえず出張前夜、れんこんの肉巻きだけ準備。味付けせず軽く火を入れておきました。
崎陽軒の「シウマイ弁当」方式にヒント?
出張から戻り、翌朝が弁当作り当日。寝不足・体力不足でクタクタ。
作っておいたれんこんの肉巻きを照り焼き味にして仕上げ、メインのおかず完了。これが「赤み」。
「青み」になる野菜はないので、青のりをどさっと、あと「のりたま」ふりかけとごま、一緒にまぜてなんとか「青っぽさ」を出しました。
そして「黄色み」を入れるべく、最初にホットクックで少し硬めの半熟ゆで卵をセットしていたのですが……殻をむいて弁当箱に詰めよう、としたら時間設定がまちがっていたことに気づき。「温泉卵」にしかなってない!これじゃあ弁当に持っていけない(T-T)
どうしよう、ともう苦肉の策で、仕事でいただいた栗ようかんの「栗」だけ取り出して入れました。ええい、崎陽軒のシウマイ弁当(のあんず)方式じゃ、甘味が一個入ってたらいいでしょ、と。
そんな感じで無理くりの無理くりで作ったのがこの地味弁当です。
社会科見学で食べる時間がいつもより短く、この簡易なお弁当で十分だったようです。
■買い出しの時間も材料もないときの「地味弁当」の作り方
(1)れんこん半節の皮をむき、ひと口大に切って豚薄切り肉100gを広げ、包む。油少々を引いたフライパンで、全体を転がしながら焼き、しょうゆ大さじ1、みりん・砂糖各小さじ2をまぶして火を入れて仕上げる。
(2)冷凍ご飯を温め、お好きなふりかけ・青のり・ごま適量をまぜておにぎりを作る。
(3)ゆで卵を作って半分に入れるなど、黄色みを入れる(今回は栗の甘煮)。
ほとんど参考にならないかもしれません。すみません!一応メモとして書いておきます。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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