弁当は玉子焼き・ゆで青菜・メインおかずの「3種固定」で乗り切ろう
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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。
暑い日が続きますが、いよいよ来週から小学生は夏休み突入!
休みと言えば、初心者や料理が苦手な人はもちろん、料理好きでも大変な学童弁当作りが始まります。今回の記事では、弁当作り3年目の私が過去に書いてきた記事も入れつつ、学童弁当の裏ワザを徹底紹介します。
弁当作りに苦労している忙しいパパママ、ぜひこれを読んで楽になってください!
子育て中でなくても、働く人の大人のお弁当作りにも参考にしていただけると思います。
◆学童弁当の大原則:「頑張らない」「何作ろう」と新たに考えない
まず、学童弁当の大原則は「頑張らない」ことです。毎日の料理全般に言えることですが、特に弁当についてはこれが基本!
初日と2日目くらいは「あの子、ハンバーグが好きだから入れてあげよう」「食後のフルーツもあったら嬉しいかな」など気合いを入れがちですが、3日目あたりから憂うつになり、2週目からイライラしてきます(笑)
私の学童弁当ルールは
1.玉子焼き
2.ゆで青菜
3.メインおかず
の「3要素+おにぎり」、で完全固定。
そして1〜3で使う道具も、同じ1台の玉子焼き用フライパンを洗わず使います。
どうやって作るかの手順や、玉子焼きのレシピなど、詳しくは過去記事「頑張らなくても毎日作れる『ワンパターン弁当』」に書いたのでぜひ!
◆青菜とメインおかずのバリエーション、1週間の七変化はこれだ!
まず「3要素でパターン化するルール」はわかっていただけましたでしょうか?
すると「ゆで青菜とメインのおかずは、どうやって変化を付ければいいの?」という次のステップにぶつかります。
これについて、詳しく書いたのがこの記事「フードライターが『ワンパターン学童弁当』を1週間作ってみた結果」です。
照り焼きチキンや辛くないエビチリ、プチトマト肉巻きなど、子どもが喜びそうな簡単おかずをレシピごと紹介しています。
夏休みは大体5週間。うち1週間は家族で夏休みを取り、学童も休ませると思うので、このパターンを4回繰り返せば、なんとか乗り切れます。
外食では同じ店の同じランチメニューを月に4回食べると飽きますが、自炊は低塩だからか、意外と大丈夫です。
◆野菜の下処理がわからない!という初心者さんに徹底解説
そして私の学童弁当にかかせない「ゆで青菜」ですが、欠かせない二大野菜がブロッコリーとアスパラガスです。
料理を長年続けていると当たり前のようにやっているテクニックですが、ワーママの友人に「ブロッコリーってどうやって食べる部分を取り出せばいいのかいまだにわからない」と言われ、記事にまとめたのがこちら。
そんなに難しくはないのですが、やらないと食感が非常に悪くなるのでぜひ。
◆泣く子も黙る?鉄板おかずはやっぱり「照り焼きチキン」
おかずのバリエーションの中で、一番先に覚えたい鉄板おかずは「照り焼きチキン」ですね。
一つ上の過去記事とかぶりますが、泣く子も黙る照り焼きチキン、まず最初に覚えてください。子どもだけでなく大人も好きです。
この同じレシピで照り焼きチキンを作り2cm幅に切り、卵焼きは巻かずに薄く広げて焼いて細かい千切りにして(錦糸卵)、市販のすし酢をかけたご飯に錦糸卵→照り焼きチキンをのせてちらし寿司にすると、おもてなしメニューになります。
◆メインおかずを「市販の冷凍品」にして、おいしく提供
メインおかずは手作りの方が断然おいしいですが、どうしても疲れて作れない……という日は市販の冷凍品でオッケー!
ただし、そのまま冷凍品を入れず、ちょっとだけ手をかけると抜群においしくなり、お弁当としての見た目もよくなります。それを解説したのがこの記事。「なるほど、その手があったか!」と知り合いのママ友からも感謝されました。
◆ホットクックがあれば夕飯だけでなく朝の弁当にも使おう
共働き家庭に必須、私のブログでも(宣伝費ゼロなのに)宣伝しまくっているホットクック。疲れて帰ってきた後の夕飯作りに大活躍する家電ですが、朝のお弁当作りにもかなり重宝します。
蒸し物(シュウマイ)がとても役に立つんですよねー。それを詳しく解説した記事です。
◆さらに別パターンで1週間の七変化
学童弁当を作り丸1年経ち、少し慣れてきた去年の春頃書いた記事です。別パターンでおかずの七変化を書いてあります。
◆まったく同じ内容で大人用のテレワーク弁当も同時作成
ちなみにこのワンパターン弁当、大人が食べても非常に満足度が高いです。コロナ禍の3年間、終日外出せず自宅で作業する日は、よく娘の学童弁当と並行して自分のランチ(テレワーク弁当)もよく作っていました。
「並行して」と言っても、ほぼ同じものを倍量で作って自分用に詰め直すだけものです(家で食べるのでおにぎりは皿盛り)。
弁当が作ってあると、朝は大変ですが12時ギリギリまで仕事をしてすぐランチにできるので、効率はよかったです。「今ごろあの子もこれ食べてるんだなー」と脳内リンクできて嬉しかったり。
ということでフードライターの学童弁当テク、一挙ご紹介しました。なんとか長い夏休みのお弁当作り、乗り切ってくださいね!
それでは、今日も最高においしい1日を!