こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
みなさん、パンはお好きですか?
月1回、コラム連載をしている日経新聞ウェブ版の「話題のこの店この味」で、今年4月に食パンの特集記事を書きました。
記事で紹介した人気店(4店)はどれもおいしく、自信を持っておすすめできる店だったのですが、そのうちの1店、「ジュウニブンベーカリー」で食パンと一緒に取材した、名物の「風船パン」のインパクトが忘れられず。
ちなみに「風船パン」は食パンではありません。
そのときは食パンがテーマで、「風船パン」のことは記事で書けなかったため、今回ブログで紹介します。
(個人的な主観のため、お店から広告料は一切いただいておりません)。
日経の記事はこちらです↓
本店の三軒茶屋と、新宿・横浜にも展開する「ジュウニブンベーカリー」
詳しくは、この日経の記事をぜひご覧ください。
ジュウニブンベーカリーは三軒茶屋駅から2〜3分の場所に本店があり、新宿・横浜にも出店しています。
が、本店が一番スペースが広く商品も多く(パンだけじゃなくてケーキや花、花びんまで売っている)、2階はカフェになっていてゆっくり過ごせます。
コーヒーからお店のインテリアまで、あらゆるこだわりが詰まりまくり。
パンが好きな方はぜひ本店に一度足を運んでみていただきたいです。
パンに偏見がある方(昔の私のような人)、百聞は一見にしかずですよ
パン屋さんっていつ行ってもワクワクしますよねー。
そして選べない。
例によって毎回もりもりと買ってしまいます。
ただ、これからジュウニブンベーカリーに行く方は、「ジュウニブン食パン」と「風船パン」だけは、絶対はずさないでほしいです。
特にこの風船パン!
「風船パン」って、ネーミングはいかにも「中身が空白(空洞)」ってイメージじゃないですか。
しかも見た目も地味。ごめん(>_<)
だけど、ひと口食べると「なにこれ?!」って声に出したくなると思います。
写真ではつたわりづらいのだけど、もーっちり、もっのすごい弾力。
食べるとほんのり甘くて、バターが口の中でぶわっと弾けるような、香りの豊かさもすごい。
若い子がこのパンを食べたらハマるだろうなあー。
「ジュウニブン食パン」(右)も「食パンなんて世間がブームとか騒いでるけど、どれ食べてもそこそこおいしい日本のパンなら全部同じだろ」とタカをくくってる大人は、ぜひ食べていたただきたい。
なぜなら私自身がそう思い込んでて、一度食べて衝撃を受けたから(それが日経の企画につながりました)。
繁盛店はコロナでも繁盛していた
ちなみに、お店はもともと酒類や深夜営業で収益を取る業態でないというのも大きいですが、2021年春先のコロナ禍でも、ひっきりなしにお客さんが来て大繁盛でした。
オーナーシェフの杉窪章匡さんはメディア出演も多い業界の有名人。
この風船パンやジュウニブン食パンを考案した方で、「僕の夢は世界平和」と語るなどちょっとぶっ飛んでいるのですが、いわゆるイチローのような「努力する天才」タイプ。
シェフや飲食関係者に多く取材をしていると、ときどきこういう“次元が違う”食のプロにお会いします。
杉窪さんにも直接お伝えしましたが、こういう抽象的なフィロソフィーを熱弁する方は飲食業界にわりと多いものの、この緊急事態下でこんなにお客さんを呼べて、売上が付いているのがすごいなと。
いかがでしたか。
ジュウニブンベーカリー、ぜひ足を運んでみて、風船パンも召し上がってみてください。
「ジュウニブンベーカリー]
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