陸上自衛隊の食事(ミリメシ)をフードライターとして初取材!
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
初めて官公庁(防衛省)のお仕事をしました。
月刊『MAMORU(マモル)』11月号(2022年9月21日発行)の巻頭特集「自衛隊のミリメシがおいしくなった!〜有名シェフが試食してみた。お味は合格?〜」を執筆しました。
月刊『MAMORU』は国内唯一の自衛隊のオフィシャルマガジンで、防衛省が編集協力し、扶桑社から発行されている月刊誌(税込1冊590円)です。
私が担当した特集のテーマは「ミリメシ」。
陸上自衛官が戦場や被災地、訓練中に取る食事を「戦闘糧食(せんとうりょうしょく)」(通称『ミリメシ』)と呼びます。
このミリメシ(和洋中・全21種)を、ミシュランの星付き店含むシェフ3人と、有名フードブロガーのフォーリンデブはっしーさんに食べてもらい、味わいや感想を私が記事化する、というユニークな仕事でした。
取材中、シェフたちと一緒に私も人生初のミリメシを試食!
知ってた?自衛隊の食事は陸・海・空の3つでそれぞれ違う!
自衛隊は陸・海・空と3隊に分かれています。
今回私も初めて知ったのですが、海上自衛隊は船内に大きな厨房があり(この画像のような大きな船体に厨房もある↑)そこで調理するものを食べるそうです。
海軍カレーとか、有名ですよね?
一方、航空自衛隊は空の上で調理ができないので、完成したお弁当を持参するとのこと。
そして一番難しいのが、今回の陸上自衛隊の食事(ミリメシ)だそう。
戦闘中や訓練中などの過酷な状況でも素早く加熱できることを前提に作られています。
どんなものかというと、すべて特殊加工のレトルトパウチに入ったおかずとご飯でした。
「汁気のあるおかず+もりもりのいろいろな炊き込みご飯」というパターンで、正直「わー、おいしそう!」という第一印象ではなかったのですが、これが、なんとどれもすごーく味わい深く……
試食したシェフたちからは「うまい!」「このクォリティーの食事がレトルトで再現できるのがすごい!」「自宅に常備したい」という声もあがったほどでした。
防衛省の公式サイトに今月号の「編集後記」として、私のコメントを掲載してくださっています(こちらのリンクからどうぞ)。
この月刊「MAMORU(マモル)」はAmazonのほか、普通の書店やコンビニなどにも売っている普通の雑誌なので、ご興味ある方はぜひ手に取ってみていただけたら嬉しいです。
ブログから食の仕事は可能性が無限に広がる
ちなみに今回、初めての官公庁のお仕事を受けましたが、それまで特に防衛省にコネやツテがあったわけではまったくありません。
ある日突然、このブログの「お問い合わせ」からご依頼をいただきました。
とてもありがたいことです。
このブログのおかげで、想像もしなかった新しい仕事のご縁をいただいています。
私がブログを書き始めた17年前、そして初めて顔と名前をネットに出した9年前と比べると、格段に「ネットから新規で仕事を受ける」ハードルは下がっていると感じます。
大好きな食の文章をメディアで書きたい、食の発信を仕事にしたい、という人はブログをプラットフォームに、ぜひSNSで発信をしてみては……。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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