外苑前の新ランドマークにある、味よし・空間よしのハイエンドそば店
\著書『フードライターになろう!』全国書店で絶賛発売中です!/
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。
昭和・平成世代にとっては懐かしのランドマークだった「青山ベル コモンズ」。青山通りに面して目立っていたので「ベルコモ前で待ち合わせ!」が定番でしたね。
ベル コモンズが閉館後、2020年にできたのがおしゃれなホテル併設の商業ビル「the ARGYLE aoyama(ジ・アーガイル・アオヤマ)」です。
今回は、その2階に入る高級そば専門店「KAWAKAMI-AN TOKYO」の訪問レポートです。アメリカ在住の友人が一時帰国し、ランチで行きました。
川上庵は軽井沢に本店があるそば店で、その系列店です。
100席超の大箱、個室やバーカウンターもあり完全にインバウンド向け
全109席、店内には個室やバーカウンターもあり。窓が大きく取られていて、客席同士も広く、モダンラグジュアリーな雰囲気です。
私はかなり前に、軽井沢本店も行ったことがあります。軽井沢は昔ながらのそば専門店でしたが、ここは「そばをメインに出すホテルのオールデーダイング」のイメージ。いかにも外国人が好きそう!
空間や接客が素晴らしいが、そばや前菜料理も美味
店内にはバーカウンターがあり、お酒も楽しめるのでおつまみも揃っています。ドリンクと一緒に前菜の盛り合わせやだし巻き玉子を頼んだら、上品でおいしい!
お酒類も信州の地酒を中心にいろいろ楽しめます。私は昔はワイン一辺倒でしたが、最近はすしやそば、日本料理のときは必ずそのお店のおすすめの日本酒をお願いし、ちびちび飲むのが大好き。
若いスタッフが多かったのに、みなさん接客が素早く快適、さらにお酒にも詳しくてびっくり。
おすすめの「高天」をいただきました。甘ったるさがなく、すっきりした飲み口でした。最高です!
名物「クルミだれせいろ」に舌鼓
少し飲んだ後はそばを堪能。冷たいそばは「天せいろ」や「鴨せいろ」など、もりそばと具材を楽しむそばが人気なようです。
この日は友人とお互いの家族連れで行ったので、子どもたちは天ぷら付きの天せいろで。天ぷらは熱々カリカリでした。贅沢だなー。
私はお店の名物「クルミだれせいろ」にしました。
そばは“特注の石臼で自家製粉した粗挽きの二八蕎麦”だそうで(川上庵ウェブサイトより)、やや太め、コシの強い食感とのど越しがとてもおいしい!パスタで言えば「ブロンズパスタ」のような、表面がざらっとした風合いなのです。
私が頼んだ「クルミだれせいろ」は、そのコシ強めのそばを濃厚なたれと食べるもので、美味でした!ごまだれが好きな人はかなり好みではと。
街中の一般的なそば店よりは少々お高めですが、外苑前のこのロケーションや、店内の雰囲気と合わせると、逆に良心的なのではと思います。
外国人をもてなすのには本当にぴったり。都心でゆっくりおいしいそばとお酒を楽しみたいときにも、ぜひ。
所在地 東京都港区北青山2-14-4 the ARGYLE aoyama2階
電話番号 03-6432-9011
営業時間 11:00~17:00、17:00~22:30(L.O.21:30)
定休日 なし
[2023年6月訪問]
それでは、今日も最高においしい1日を!
<こちらもどうぞ(過去記事)>