フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

すごーくまろやかな鴨汁せいろそば@半蔵門「蕎麦小路 さわらび」

永田町で取材があった日、近くに見つけて初訪問した小さなそば店。 「おいしいもの好き」な人同士2-3人で行くときなどに、とてもいいお店です。 ただしランチはは席数12席・予約不可なので、行く時間帯には戦略を持って。

永田町から徒歩5分「鴨汁せいろ」ねらいで。

半蔵門駅の方が近いのに、永田町から歩いたので見つけるのにちょっと時間がかかってしまいました。 外観もこじんまりとした小さなお店。 11:55くらいに着いたら、空席があと1席だったのでピタッと入店できてラッキー。

さわらび メニュー 「炭火焼 鴨汁せいろ(鴨つくね入り)」1,600円を注文。 毎日外食する会社員ならちょっと迷うランチの値段ですが、これが一番人気メニューで、周りのお客さんもみんな頼んでいました。

料理が来るまで20分ほど

さわらび メニュー

通常のおそば屋さんで出てくるタイミングよりもちょっとゆっくり。 メニューにあった「そばの栄養情報」などをじっくり読み込む。 さわらび メニュー 12席しかなく、ホールは女将さんが一人で回し、相席もさせないので2回転めに入っちゃったら40分くらい待つと思います。 仕事の合間のビジネスランチだったら、訪問時間は開店少し前か、13時頃じゃないとちょっとつらい感じ。

鴨汁せいろ登場!

さわらび 鴨汁せいろ

そばは、少なすぎずちょうどよい量です。 そして香ばしい鴨肉と、ほろほろした口当たりの鴨つくねが本当においしい! この鴨のまろやかなだしがきいた、ほんのり辛口のつゆもすごくおいしい。

そばは適度にコシがあって、すすりながらも、噛みながら飲み込みます。 そばも鴨も、しっかり噛みしめながら食べるうちにゆっくりお腹にたまってきます。 さわらび 鴨汁せいろ つゆが辛いだけ、そばにコシがないと、物足りず飲み込むように勢いで食べて、 後でズドンとお腹に“くる”感じがとても苦手で。 ここのおそばはその真逆。 理想的な食べ応えでした。

さらに「そば湯」がめちゃくちゃおいしかった!

さわらび そば湯

そして、このそば湯がものすごくおいしかった! 専用のそば猪口とれんげを出してくれて、 残ったつゆを数杯れんげで入れ、ねぎも入れてそば湯を注いで飲みます。

さわらび そば湯

すごく暑い日だったのに、とろりとして体の温まるそば湯がすっごーくおいしくて。 4杯くらい飲んでしまいました(^^; その後、クーラーの効いた会議室に4時間くらい座りっぱなしだったのに、トイレにまったく行きたくならず、 それもまた不思議でした。内臓が温まったからかな?

*そば好きな方、そんなにそばに興味がない人にも

「いいお店だね」って喜んでもらえると思います! お客さんも、男性同士、女性同士、一人客といろいろな層の方がいて、 みなさんそれぞれ美味しそうに楽しんでました。 今度は夜に行きたいなー。

************************ 蕎麦小路 さわらび (地下鉄「半蔵門」駅から徒歩1分、永田町駅から5分) https://www.sawarabi-soba.com/ 03-5213-3311 千代田区隼町2-10  210半蔵門1F ランチ:11:45-14:00 ※昼は予約不可、クレジットカード不可 ディナー:17:30-21:00(L.O.20:00) 定休日:土日祝 ************************