ちょこっと残ってしまったフルーツを夏の冷たいお菓子に
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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。 今日は「パイナップルとプラムのジャム&シャーベット」の作り方を紹介します。
毎年夏前からスーパーに並ぶ、パイナップルと赤い大石プラム。おいしいのだけど、少人数の我が家はいつも食べきれず微妙に残ってしまいます。それに白ワインを足してジャムを作り、それを夏の冷たいお菓子にアレンジしました。
ジャムはフルーツの正味重量(皮や種を取った実の部分)を計るのだけやや手間ですが、あとは煮るだけ。ホットクックを使うと、さらにほったらかしでできます。
そのジャムをそのまま凍らせると、おいしいシャーベットになります。とても簡単なのでぜひ作ってみてください!
煮る間にワインのアルコール分は飛ぶので、お子さんも食べられます。
「パイナップルとプラムのジャム&シャーベット」の作り方
■材料(作りやすい分量)
・パイナップル:1/6カット分(パイナップルのさばき方はこちらの記事を参考に)
・大石プラム:1/2パック(5〜6個)
・レモン:1/4個
・白ワイン(ワインは高いものでなくてOK):1/2カップ
・砂糖
■作り方(所要時間:50分)
(1)材料を準備する。プラムを水に15分浸けて汚れを落とす。その間、パイナップルの皮と、硬い中心の芯の部分を取り、1.5cm角にきざむ。
(2)プラムのたねを取る(お尻の線でぐるっと包丁を入れてから上下をねじって外し、たねをちぎり取る)。
皮付きのままプラムの重さを計量し、1のパイナップルも計る。この合計×0.3(フルーツの正味重量の3割)が砂糖の重さになる(例:下処理をしたプラム+パイナップルの重さが約300gなら砂糖は100g)。←1g単位まで計算しなくても、ざっくりでOK!
(3)ホットクックの内釜にパイナップル、プラム、砂糖、白ワインを入れる。
「メニューを選ぶ→カテゴリーで探す→お菓子・その他→ジャム(キウイ)→スタート」
※普通の鍋ならふたをして軽く煮立せたらふたを開け、強めの中火で約15分、ややとろみがつくまでまぜながら煮る。
煮ている間にジャムを保存するビンをパストリーゼで殺菌する(煮沸がめんどうで、消毒はパストリーゼ一択。近所のスーパー、ドラッグチェーンで1本800円くらいで買えますが、Amazonならこちら→【まとめ買い】パストリーゼ77 500mlヘッド付き+携帯空容器)。
(4)時間が来たら、レモン1/4個をしぼって入れて最後に1分煮る。
完成!殺菌したビンに詰めて、冷暗所へ。常温で1年くらい持ちます。一度開封したら、毎回清潔なスプーンですくい、冷蔵庫で2週間ほどで食べきります。
「パイナップルとプラムのシャーベット」の作り方
■材料(作りやすい分量)
・パイナップルとプラムの白ワインジャム:適量
■作り方(所要時間:5分 ※冷凍庫で固める時間をのぞく)
パイナップルとプラムの白ワインジャムを、好みのカップや型に注ぐ(写真はシリコンのマドレーヌ型に角バットをはめて使用)。ふたをして(なければホイルをかけて)冷凍庫でひと晩冷やし固める。
(2)完成!型から外し、ガラスの器に入れてどうぞ。
ほどよいとろみと粘度があるジャムなので、そのまま凍らせるだけで夏の手作りお菓子に早変わり。
爽やかな甘酸っぱさ、パイナップルのザクザクした食感もたまりません。今の季節だけのお楽しみ、フルーツを食べ飽きた最後に作ってみてくださいね。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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