昨日、夫が買ってきたスポーツ新聞の芸能面に、
1988年から今年までに放送された
全「月9」のタイトルと主演俳優の表がのってて、じっくり見てしまいました(見た方多いのでは?)。
ああ、これ観てた時、大学2年の夏だったな、とか
当時の状況がフラッシュバックして、ひとり思い出にふけりました。
しかしそんな時代はもう昔。
いま、日本のドラマ、ほんとうにつまらない…。
先日、作家の浅田次郎さん(直木賞「鉄道屋(ぽっぽや)」の著者)の講演を聞きに言ったとき
「日本のテレビ・ドラマはいま、軒並み終わってる」と言ってましたがホント納得。
だけどいま、海外ドラマ(特にアメリカ)のは、すーっごく面白いんですよ!
最近我が家はテレビをやっと地デジ化し、
JCOMもいろいろなチャンネルが見られる契約に変えてからは、さらに海外ドラマ見まくり!
今までTSUTAYAに自転車こいで借りに行っては期限付きで返す手間があったのが、
家で、タダで観られるなんて!もうテレビから離れられない…。
私が好きな作品を紹介しまーす。
私は「24」や「プリズン・ブレイク」、「HEROES」のような激しいドンパチもの(っていま言うのか?)や、
SF近未来的なものはあまり興味がなく、好きなのは「女子もの」&「家族もの」です。
「家族もの」の、私のなかの2大トップはこれ!
「ブラザーズ&シスターズ」
キャリスタ・フロックハート主演です。
食品会社を経営している5人兄弟の大家族の話。
キャリスタもいい味出してますが(キャリスタは二女の役)、お母さん含めたその他のすべての登場人物が
めっちゃくちゃ演技がうまい。
家族がケンカしたり、会社がつぶれそうになったり、お父さんの愛人が出てきて財産奪おうとしたり、
そこで兄弟全員が団結して会社を建て直したり・・・と、ストーリーも紆余曲折、
悲喜こもごも、でも家族愛たっぷり、泣けるようなハートウォーミーな場面もいっぱいありでとにかく充実。
いろんな人に「『渡る世間は鬼ばかり』のアメリカのオシャレ版」と言って勧めてますが、
渡鬼よりもっと展開が早く、スケールがでかい。
これを見てる間は生きてる日々が濃いです(笑)。大好きな作品。
もうひとつはいろんな人がおそらく私にしつこく(?)すすめられたでありましょう、
「The OC(オーシー)」ですね。
これは「ブラザース」よりちょっと前に放送された話で、
これも「アメリカ版(カリフォルニア版)渡鬼」なのだけど、また違った感じでおしゃれ。
基本は高校生の話なんだけど、その親たちをめぐるドロドロもいろいろ盛り込まれてて
大人が観てもすっごく面白い!
これも観始めると「どうなるのだ~!!!」と叫びながら観て、病みつき。
とにかく「ブラザース」も「OC」もおしゃれですね!インテリアも、暮しっぷりも。
次、「女子もの」で、JCOMを見ながら注目してるのがこの2つ。
「ミストレス」
これはアメリカでなく、ロンドン版SATC。
ロンドン在住の弁護士とか医者とかエリート女性含む4人をめぐる話ですが、
SATCよりもっとドロドロ。
この4人の中に、自分自身が「ミストレス(愛人)」の人と、結婚してるんだけど
ミストレスを持っている人と、そうでない人、普通の専業主婦の人、といろいろいて
恋愛話のほか、結婚の悩み、仕事の話も盛り込まれてます。
働く30代、40代の女の人なら誰でも共感できるんじゃないな、と思います。
最後は、女子ものでもあるし、
(それほど怖くない)謎解き殺人ミステリーの
「メルローズ・プレイス」。
同じマンション(といっても超豪華でセレブなプール付きの高級マンション)、
「メルローズ・プレイス」に住む20-30代男女7人の物語。
ここで殺人事件が起きて、犯人はこの中の誰だ?というところから
始まるのですが、7人のうち誰なのかがまったくわかんない。
それぞれ、毎日の人生の悩みがあって、それが「事件と関係してるのか?」といつも
思わせるのですが…まったくどうなるのか読めない。すんごい面白いです。
この4つ、どれもストーリーは見ごたえがあり、セリフは「そうだよねー」と共感するところがいっぱいあり、
俳優はこのドラマを越えてなんとかハリウッドに進出したいと、
人生かけてその役になりきってるのが伝わってきて…
日本の、ジャニーズとか、キャスティングありきで季節ごとに人気者を入れ替えるだけのドラマは、
もっとこういうすごい作品を研究してほしいと思うのですよ。
ぜひ観てください~♪