こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
少しアップが遅れてしまいましたが、9月16日から販売開始になった新メニュー「ネスカフェ ドルチェ グスト ブルーラテ」のメディア発表会に参加してきました。
コロナ禍で「おうちカフェ」を楽しむ人が急増
「ネスカフェ ドルチェ グスト」は家でカフェと同じクオリティーのコーヒーや紅茶をカプセル式で抽出できるマシンです。
コーヒーのカプセルをこういうマシンに1個ずつ入れて、1杯ずつ抽出します。
このコロナ禍でテレワークやおうち消費で「家でコーヒーを飲みたい」というニーズが高まり、マシンの利用台数も急増しているそうです。
常識破りの「青いティーラテ」、あんずやライチのような香りのお茶
今回の発表会は9月16日(木)に新発売となった“青いティーラテ”、「ネスカフェ ドルチェ グスト ブルーラテ」の紹介でした。
この青い色は、熱帯地域で生息するマメ科の植物「バタフライピー」から取れたもの。
絵の具のような青い色に一瞬びっくりしますが、飲むとふんわり甘く、フルーティーな香り楽しめる「お茶」で、ミルクと合わせて飲む「ラテ」です。
あんずやライチを思わせる味。
ホットとアイス、両方OK。カフェインゼロなので、寝る前やカフェインNGの人でも問題なしとのこと。
「食の世界に青色NG」はもう古い!
発表会の会場は、あちこちでブルーの装飾いっぱいでした。
私が食の取材を始めた20年前からごく最近まで、食の撮影では「青色NG」でした。
青は食欲を減退させる色だからで、あっても和食がメイン。
青磁のような和食器に、青菜のおひたしをのせるくらい。
一方、吉野家やマック、ケンタッキー、デニーズなど、大手飲食チェーンはみんな、看板やシンボルカラーに赤やオレンジ、黄色を大量に使っていますよね。
こういう暖色系の色は、食欲を沸かせるからです。
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しかし、今年に入ってから飲食業界で「青い」新商品、よく見かけます。
青いクッキーとか、地球儀グミとか。
青い食べ物=今っぽい、最新もの、というイメージ。
このトレンドはどこから来たのだろう、とずっと考えていたのですが、前に私が『Time Out TOKYO』でも記事を書いた(こちら)、渋谷のタイ料理店「CHOMPOO(チョンプー)」の森枝幹(もりえだ・かん)シェフがブームの源流な気がします。
こちらは森枝シェフ考案の、青いごはんを揚げ魚や野菜と一緒に楽しむ「カオヤム」。
見た目は美しく、ちょっと奇抜ですが食べるととてもマイルド。
野菜や、いろんな栄養がしみじみとれる気がする「滋味あふれるお母さん料理」という味でした(タイ南部の郷土料理です)。
森枝シェフいわく、このメニューが出てからは取材が殺到。
「今年のトレンドカラーはブルーだ!」と言い切ったメディアもあったそうです。
と、話がだいぶそれましたが「ネスカフェ ドルチェ グスト ブルーカフェ」、数量限定販売中だそうで、気になる方はチェックしてみてください。
マシンの無料レンタルや、お店で飲むこともできるようです(店舗検索はこちらから)。
<こちらもどうぞ(過去記事)>
「食べ物と青色」については半年前、こんな記事も書いていました。
森枝シェフへのインタビューを読みたい方はこちらをどうぞ。