こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
2-3年前から東京のカレー店の記事を書くことが多く、いろいろ食べ歩きました。
今回は都内のカレー激戦区の一つ、原宿で大人気のカレー店「YOGORO(ヨゴロウ)」の訪問レポートを紹介します。
メディアの登場回数も多い有名店です。
原宿(原宿-千駄ケ谷-表参道を結ぶ三角地帯)にはカレーの名店が密集
「東京でカレーの人気店多い街」と言えば、まっさきに上がるのは神保町。
神保町には、ミシュラン東京2021(ビブグルマン)認定店を含め、カレー専門店が400軒あるそうです。
が、原宿と千駄ケ谷、表参道を結ぶ三角地帯にもカレーの人気店が密集しているのをご存知でしょうか?
そして、そのカレー激戦区でも特に高評価なのはこのヨゴロウです。
ある日、早めのランチを狙って行きました。
11時ぴったりに着いたら先客はカップル1組のみ。
3人目に入ることができました。
11:30(開店10分前)になると、待ちは8人。
全12席なので、確実に1ラウンド目には入りたいなら11:10までの到着が必須ですね。
私が食べ終わってお店を出る頃(12時すぎ)にはこんな行列になっていました。
中毒性のある?ほうれん草カレーとトマトカレー
「中毒になる」「しばらく食べないと禁断症状が出る」と、絶賛されるヨゴロウのカレー。
メニューはシンプルに4種。トマトベースかほうれん草ベースのカレーに、チキンかポークのトッピングを合わせる食べ方が人気です。
ネットでヨゴロウを調べると、チキンのせカレーを推す人が多いのはポークがあっという間に売り切れてしまうから(1日限定5食)。
この日私は3人目の到着だったので、ポークカレー枠をゲットできました!
ベースも悩みましたが、ほうれん草に決定。
濃厚でクリーミー、ボリューム爆弾級だけど、しつこくない
「ポーク&ほうれん草カレー」1,350円です。
チーズと温玉のトッピングも追加しちゃいました。
写真から伝わりづらいですが、到着するとグツグツ音を立ててます!
まず大根から。
味しみしみの、おでんの大根とそっくり。
素朴な味が、スパイシーなカレーと合いますねー。
大根を食べ終わるとカレーソースが見えてきます。
濃厚でクリーミーなカレー。
そして奥のポークのインパクトもすごかった。
握りこぶし1個分くらいあり、やわらかくてスプーンでほぐせました。
卵、肉、カレーを順に2口ずつくらい食べると、「うーん、これはおいしい!」と満足感が湧き上がってきます。
体もポカポカしてきて、軽く発汗。
結構な量ですが、濃厚さとさっぱり感のバランスがよく、スパイスの辛味も合わさってスルスルと完食してしまいました。
「SNSとカレー」の親和性
ちなみにお客さんの属性はバラバラで、30〜50代くらいのカレー好きな男性一人客が半数、あとは男性同士・女性同士の2人連れ、カップルが少し、でした。
カレー店のお客さんって、都内のどこの人気店も大体この構成なんですよね。
ネットを駆使する人たちが、しっかり下調べしてから狙ってきている感じ。
味がはっきりして見た目のインパクトも強いカレーは、食べた後にSNSで発信したくなります。
それを見た人が平日朝から駆けつけてこうして行列になり、お店も盛り上がってきます。
ここ数年取材して「おいしいものがあふれている中で、なんでカレーだけやたら盛り上がっているんだろう」とずっと考え続けていたのですが、カレーは、ネットとの親和性が特別にいい業態だからなのだろう、と今日このボリュームカレーを食べて気づきました。
以上、カレー激戦区の大人気店「ヨゴロウ」の訪問レポートでした。
インドカレーとも欧風カレーとも違う、不思議なあと引くカレー。
カレー好きは一度食べに行ってみてくださいね。
「YOGORO(ヨゴロウ)]
- 東京都渋谷区神宮前2-20-10 小松ビル 1F
- JR『原宿駅』 徒歩10分、東京メトロ大江戸線『国立競技場』駅 徒歩10分、JR総武線『千駄ヶ谷』駅 徒歩11分、
- 03-3746-9914
- 11:30~16:00、18:00~20:00、土曜は11:30~16:00/定休日は日曜と祝日
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