こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
みなさん、快適にお酒を楽しんでますか?
そしてそれは適量……?(どき)
今回は、適量をはるかに超えて毎日たしなみまくっていた、私ことお酒大好き40代のフードライターが丸1週間禁酒した話と、その短い間に起きたことをまとめます。
「仕事、育児、いろんなストレスにコロナ自粛、あー、毎日飲まないとやってられん!でも人生100年時代、このままじゃ絶対まずい……」と、もやもやしている40代の方々は、よかったら参考にしてみてください。
とりあえず禁酒してよかったことのほうが多いので、このまま続け、「機会飲酒」(友人と会う時や仕事で必要な時)以外は、飲むのを控えます。
この本を読んだらあっさりやめられて1週間経過
では、そんな酒好きが、具体的にどうやってやめられたのか?
それは、あっちゃんこと中田敦彦さんのYouTubeで知ったこの本(「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本)を読んで、その夜から「なるほどー」とお酒をやめてみたら、あっさり1週間経っちゃいました。
冷蔵庫には、禁酒以前に購入していた「ストック」がゴロゴロありますが、不思議と開けたいと思いません。
この本に書いてあることのインパクトがありすぎて、あえて飲みたいと思わないのです。
酒の健康効果、酔っ払いの武勇伝……かつての常識は変わっている
「お酒の飲み過ぎは体によくない」なんて誰でもわかっていることで、でもやめられないのは、なんとなく「少量なら体にいいんじゃない?」という刷り込みがあるから。
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でも、この本にある
- 人はお酒を飲むとふわーっとして精神的には楽しくなる
- 一方、肉体的なメリットはゼロ。確実に臓器に負担はかけている。
- 「大酒飲みで100歳まで長生きする人もいる」は事実だがレアケース
- お酒は基本的には『薬物』だとはっきり認識せよ
という著者(医師)のメッセージに、すっかり意識改革されてしまいました(汗)
若い世代は飲まない人が増えて「アルハラ(アルコール・ハラスメント)」という言葉まで使われているそうです。
が、がっつり昭和生まれの我々40代は、「お酒を飲む人のほうが世の中のメジャー」な世界でずっと生きてきました。
私のような「体質的に酒が強い」「翌朝はあまり残らない」タイプは、これまで「すごいね」と変にほめられてしまい、思い出したくない酒席の武勇伝失敗も多々あり……
しかし令和の今、それはカッコいいことではありません。
100年元気に生き伸びるためには、なるべくアルコールを体に入れず、シラフで1日を有効に使い、脳や内臓を長持ちさせるほうが得策なのです。
お酒の代わりに飲んだもの「手作りはちみつレモンジンジャー」(レシピあり)
ということでさっそく禁酒を実行したのですが、いきなり麦茶や水に切り替えると物足りなくなると思い、お酒代わりにこれを飲みました。
私がふだんからよく作る「はちみつレモンジンジャーシロップ」です。
とてもシンプルで、国産やノンケミのレモンをよーく洗って薄切りにし、しょうがも皮をむいてスライスして、レモンと交互に空きビンに入れてはちみつをたぷたぷに注ぐ、だけ。
分量はレモン1個に対してしょうが大1片くらい。手持ちの空きビンに入る量で適当に。
2時間くらいおくとレモンやしょうがのジュースが上がってきます。
これを炭酸水で割ります(お湯割りや紅茶に入れても美味)。
もっと刺激がほしい人は、飲むときにしょうがをおろし、しぼり汁と一緒に炭酸水に入れると、のどにカーッと来ておいしいです。
はちみつの糖分は含まれていますが、お酒(ワイン)にも糖分はあるし、お酒と違って際限なく飲みたくはなりません。
この手作りジンジャーシロップに切り替え、禁酒して1週間。
実際に私が感じた効果を紹介します。
禁酒で起きたこと その1:翌朝の快適さがハンパない
これはやめた翌朝からすぐに、しみじみ感じました。
いつものように体(頭も)が重い、どよーんという感じがまったくない。
少々睡眠時間が短くても、日の光を浴びるとシャキーン!ピーン!とするのです。
さらに、2日目以降はメンタル面の改善もわかりました。
お酒を飲むと楽しくなってその晩は幸せなのですが、翌朝、気持ちがドーンと沈んだ状態で起きることが結構ありました。
飲んでいる間は、この落ち込みの理由がわからなかったのですが、ああ、あれはお酒で気持ちが高揚して、その反動で下がったためだったのでは、とハッとしました。
禁酒でおきたこと その2:肌が整い、体全体がスッキリ…美容面もすごい
顕著だったのが、体全体(特に上半身)のスッキリ感でした。
やめて3〜4日目くらいから首から肩甲骨、肩まわり、ウェスト、背中など全体的にシュッと締まった(ぶよぶよしたむくみが落ちた)のをリアルに実感。
体重はマイナス300〜500g、体脂肪がマイナス0.5パーセントくらいの微減ですが、女性なら着替えやお風呂のとき、体付きの変化は自分でよくわかりますよね。
あと肌もよくなりました。
水分量(特に頬やおでこなど顔の広い部分)がしっとり落ち着いてきて、血管が浮いて見えるような赤みも取れてきました。
禁酒ってこんなに美容に作用するんだと仰天。
禁酒でおきたこと その3:1日が長く感じる
脳がふわーっとする「酩酊タイム」がなくなり、朝も夜もいつでもシラフなので1日の時間が長く感じます。
私は若い頃からお酒の強さには自信があり、飲んだ後もパソコンに向かって原稿やメールを書けたし、仕事の重要な酒席でもシャキッとしていられると思っていたのですが、やっぱり心身の透明感は、そりゃーシラフとは違いますよね。
夕飯後の時間を有効活用できるのはもちろん、朝もしゃっきり全力でいけるので、いろんなトライをできる時間が伸びました。
このブログもその一つです。夜にも長文が集中して書けるようになりました。
やめてわかった効果 その4:余分な出費と買い物時の罪悪感が解消
私はワインが大好きで、1ヶ月で平均12000円くらい使っていました。
本当にこの出費をやめたい(けれどやめられない)と、ずーっとモヤモヤしていました。
禁酒する前のあるとき、行きつけのスーパーの売り場で、700円のお刺身盛り合わせと699円のブラックタイガーのパックを「どっちがお得だろう」と10分くらい悩んだことがありました。
しかし同じスーパーで、ワインは1500円くらいのものをちゅうちょなく買います。おいしいワインが家にないと困るからです。ふと、
「栄養にもならないワインは全然ためらわないのに、なぜその半額の魚を買うのに、こんなに考えてしまうのか?」と自問自答しました。
以来ずっとモヤモヤしていたのですが、禁酒後、スーパーに行ったら買うものは食べ物だけ。
お金がセーブできてよいのですが、この「酒売り場をスルーできる感」も、非常に快適です。
以上今回は、「[レポート]お酒大好き40代フードライターが1週間禁酒したらこうなった」をご紹介しました。
今のところストレスなし、いいことづくめの禁酒1週目をレポート、いかがでしたか。
私のように、今後を見すえていつかお酒をやめたいのに、と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<こちらもどうぞ(過去記事)>