こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
寒くなるとスーパーに安く出回るもの…それは、アップルパイ作りにぴったりの、紅玉(こうぎょく)りんごです!
しかし、りんごって意外と煮るのに時間がかかるのです。
「そうだ、この手間をホットクックにまかせればいいんだ!」と気づき、やってみたらうまくいきました。
今回は「ほったらかしでOKのアップルパイ」レシピを紹介します。
アップルパイは紅玉がいい、肴はあぶったイカでいい
♪お酒はぬるめの燗がいい〜、肴はあぶったイカでいい〜(昭和世代バレバレ)
そして(笑)アップルパイに使うりんごは絶対「紅玉」がいいです。
紅玉は「ふじ」や「ジョナゴールド」に比べると、実がきゅっと締まり、食感がパサっとして、酸味も強いりんごです。
生で食べられなくもないですが、煮た方が断然おいしい。
逆に「ふじ」のような、生で食べるとおいしいりんごは、アップルパイにすると食感も味も水っぽく感じます。
紅玉がスーパーで安く売っているのは、11〜12月くらいのごく短い冬の期間。
ぜひ今の時期、アップルパイ作りに挑戦してみてください。
*我が家のホットクックはこれ↓KN-HW16F-W
[レシピ]ほったらかしでOK!ホットクックで冬の簡単アップルパイ
[材料]アップルパイ(6〜8個分)
- りんご(紅玉)4〜5個(皮と芯を取り、4つ割に)
- 砂糖 100g
- バター 40g(りんご1個に対して10g)
- シナモンパウダー 小さじ1
- 市販のパイシート
- 溶き卵1個分
[作り方]
- りんごのフィリングを作る。まずは小鍋でバターソテーしてからホットクックへ。
バターが溶けたら砂糖(我が家では『素炊き(すだき)糖』という茶色い砂糖を愛用)を入れ、砂糖が溶けて全体にからめる。 - りんごをホットクックで煮込む。
1のバターソテーりんごをホットクックで煮込みます(この時点ではとても硬い)。内がまに全部入れて、ホットクック本体にセット。
ホットクックの手動→発酵・低温調理をする→70度→15分でスタート。
時間が来たら一度ふたを開けて、シナモンを加える。
好みで、あればブランデー大さじ1(材料外)をここで加えても。
ふたをして、決定(追加加熱)→10分→スタート。
煮りんごのできあがり。ホットクックにおまかせなので、とても楽です。
ざるにあげて、水気を切って粗熱を取ります。
ここまでやって、りんごと煮汁を分けて保存して、パイは翌日に仕上げてもOK。
ちなみにざるから出た煮汁はとてもおいしいので、捨てないで!
空きビンに入れて、冷蔵庫に保存しておきます。
ヨーグルトやグラノーラ、バタートーストにかけたり、熱い紅茶に少し入れて飲んでも。 - りんごを冷ます間に、パイの準備をする
パイの準備をします。
この日は自分で作った冷凍パイ生地があったので使いましたが、市販のパイシートでOK。
大きめのまな板や台に小麦粉(分量外)をふってからパイシートをめん棒で2ミリ厚さくらいに伸ばし、セルクル(直径12センチ)で丸く抜きます。
お菓子用の抜き型はいっぱい持っているのですが、アップルパイにはこの12センチが一番合うと思う。
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私は富澤商店で買いました。 - オーブンを予熱する間、パイを仕込む
焼く前の最後の仕上げです!オーブンを200度に予熱開始。
その間にすばやく作業します。
ボウルなどに溶き卵を作る。
天板にオーブンシートを敷き、3で抜いたパイ生地をならべ、生地の半分にりんごをおきます。
生地を半分に折ってフォークで周りを押さえます(ギョウザのように水はつけなくてOK)。
溶き卵をはけでぬります。
卵が余ったらもう一周重ねぬりを。
包丁の先でちょいっと爆発防止の空気穴を開けます。ペティナイフがあると便利。
そしてオーブンへ。 - 焼く。
200度に予熱完了したオーブンで10分焼き、一度開けて上段と下段の天板を入れ替え、次は180度で15分焼いて完成。
私は天板2枚に分けましたが、1枚だけで全部のパイが入ったら、途中で前後の向きを入れ替えて、後半を焼けばOK(オーブンを開けて入れ替えることで、庫内の温度を一気に下げられる)。
完成です!
スポンジケーキやシフォンケーキ、マドレーヌなど、焼き菓子は「焼いた翌日」がおいしいですが、アップルパイは「焼いた当日、少しおいた生温かい状態」が一番おいしいです。
翌日以降は常温保存して、食べる前に少しトースターで温めてどうぞ。
コロナ以前はよく、ホームパーティーに呼ばれた時のおみやげに持って行ってました(パーティーで食べきれなくても、翌日の朝ごはんで食べてもらえるので)。
いかがでしたか?
今回は「[レシピ]ほったらかしでOK!ホットクックで冬の簡単アップルパイ」についてご紹介しました。
紅玉がお安く出回る今の時期、ぜひ作ってみてくださいね。
今日も最高においしい1日を!
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