地震後1週間がたちました。
余震は1日3回くらいあります。
あの当日の地震がグラグラグラーッ!なら、日々感じる余震はグラッ、くらい。
でもそのグラッ、が、もしや再び大地震の始まりなのでは?と毎回体を硬くします。
しかしながら東京にいると、いま日本で一番つらい思いをしている人たちから見れば
弱音を吐くなんてふざけるなと言われそうなくらい、日常と変わらない生活です。
少しでもその気持ちを共有しようと、テレビをつけて被災地の様子を見る。
すると今度は苦しくていたたまれなくなります。
そして怖いです。原発。いろんな噂が流れ、一体どうなっちゃうんだろうと。
いま、ここにいてこんな生活してていいのかと。
絶望的な気持ちになります。
一番絶望的な気持ちになるのは地元のスーパー。
節電のため店内は薄暗く、人は殺気立っていて、カップラーメンや缶詰、レトルトカレーなど保存食が
置いてあるコーナーはもちろんスッカラカン。
最近では牛乳や納豆コーナーもガラガラ、肉や野菜も普段の半分くらい。
薄暗く、売り場がほぼ死んでる店内でみんな目を吊り上げ、
われ先にと商品を確保しようとしている異常な光景。
「この規律ある国も、とうとうここまできちゃったか」と一人、涙が出てきました。
しかしそういう自分だって、同じ場所で買い物をしているのです。野菜があれば買う。
それも情けなかった。
でも生きていくには家族と自分のために買うしかない。
自分は食べないでいいから、どうぞ私の分まで持って行ってください、とは言えない。
私ができることは、競って変な買占めを行わず、適正な量にとどめること。
そして具体的に役立つためには、被災地の人に東京から募金をすることしかない。
みんなで、これを乗り切りましょうね。
ここを乗り切れば、今度は復興需要が出てきて世の中全体に再びお金が回りだし、モノも回りだします。
またかつての生活に必ず戻れます。