3月は「油淋鶏(ユーリンチー)」をメインにしたレッスンでした。
油淋鶏は鶏もも肉1枚のままカリッと揚げて、
揚げたての熱いうちに甘酸っぱ辛いねぎのソースをかけて出す、
とても豪華な中華のメイン料理です。
詳しい説明はをご覧ください。
地震が起き、食材も品薄でいろいろ大変な月になってしまいましたが、
ありがたいことに生徒さんはいつものようにいらっしゃってくださいました。
心からの感謝の気持ちを込めて、少しでも
明るい楽しい時間をご提供できたら…そんな思いを表し、
今月のテーブルコーディネーションは「ひと足早いお花見」。
ランチョンマットは桜模様の入った温かみのあるピンクで統一。
レッスン開催日の数日前に桜の枝を買ってきて、温度調整をして開花させました
(写真のは、実際には7分咲き…かな?)
今回のメニューです。
「油淋鶏」
私のおもてなしメニューの十八番です。
下処理した鶏もも肉に下味をつけて、野菜だけ準備しておいて、
お客様の顔を見たら揚げます。
テーブルに出すと、必ずわーっと声が上がり、
温かいうちに食べていただくと、二度目のわー!はお約束。
4人以上いらっしゃるときは、中~大皿2枚に分けるとより華やかになりますよ。
「わかめと三つ葉、えのきの酢の物」
生わかめをたっぷり使います。揚げ物メインのときにとても使える副菜です。
油ゼロなのでさっぱり。
でも組み合わせの妙で、なぜかとても食べごたえがあるんです。
「あさりの味噌汁」
この日は、あさりの砂抜きの方法もレッスンさせていただきました。
以前、取材で青山のイタリアンレストラン「アカーチェ」のシェフに
習ったやり方です。
あさりは少々割れたり、殻がずれたりしていても食べるのは問題ありません。
でも砂抜きのときにひと工夫しないと、ジャリッとする食感が残ってしまうんです。
「豆腐花(トウファ) いちごはちみつソース」
デザートです。 調整豆乳と寒天を使いますが、固める濃度をギリギリまでゆるめ、
口に入れた瞬間にスッと消えてしまうようなレシピを考えました。
工夫した甲斐あって?生徒さんには皆さん、大好評!
とても嬉しいですね。
アマレットで香りづけし、ちょっと大人の風味です。
ワインはニュージーランドのリースリングを選びました。
レモン・ライムをしぼったような、若々しい酸味とフルーティーさが特徴です。 油淋鶏の甘酸っぱさ、酢の物、最後のデザートのいちごの酸味まで
マリアージュさせてあります。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。