フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[レストラン]ボリューム天丼がお得すぎる「天義(てんよし)」@学芸大学

学芸大学 天義
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今回は緊急事態宣言の前に取材で伺った天ぷら・日本料理店「天義(てんよし)」さんが情報解禁になったので、ブログでご紹介します。

学芸大学駅近くにあり、こぢんまりしたお店ですが、ボリュームたっぷりの天丼がお得すぎる人気店です。

学芸大学駅北口、住宅街のなかに2020年末オープン 

学芸大学 天義
「天義(てんよし)」の外観はこんな感じ。

学芸大学駅北口の商店街を抜け、住宅街を進み駅から5分ほど。

カウンター8席のみの小さな店です。 

ランチの天丼が高品質でボリュームありすぎなのにお得すぎ

この店の業態は「天ぷら・日本料理店」。

昨年2020年の12月半ばにオープン。

コロナ禍のこんな状況で、開業以来ずっと「いわゆる飲食店の通常営業」ができていない状況だそうですが……

ざっくり言って、「ランチは天丼3種、ディナーは予約ありきでコース主体(天丼はコースの締めに出る)」で営業、という感じ。

学芸大学 天義

で、このランチの天丼がすごいんです!

松『特選 大海老丼』1,300円

竹『天義丼』1,100円

学芸大学 天義

梅『『とり天丼』900円

(いずれも味噌汁と香の物付き)なのに、このボリューム!

料理人人生46年のベテランが「人生最後の夢の実現」として開業

学芸大学 天義
しかも単なる「ボリュームで勝負」なものではなく、

大将の増子義晃さん(写真右)は、高級懐石料理店などで日本料理の料理人46年のキャリアを積み、「全国日本料理コンクール」でグランプリも受賞したその道の人。

忙しすぎて体を壊し、一度は引退したものの、やっぱり料理がやりたくなり、

学芸大学に空き物件を見つけて、今回の開業に至ったそうです。

開業初日から満席になり、現在に至る

一度ここのランチ天丼を食べれば、少々食べ慣れた大人なら、「なるほど、すごい!」とすぐ気づくと思います。

天ぷらの素材は店主厳選の野菜や魚介を産直で取り寄せ。

揚げ油は最高級の玉じめ絞りのごま油、衣は通常の小麦粉よりあっさりした「米粉」を使用。

「体にいいものを提供する」が増子さんの揺るぎないコンセプトだそうで、コストも度外視。

「そんなことをしていたら儲からないでしょ」、と心配になるものの、

「別に儲けを出そうと思っていないです。家賃や材料費でマイナスにならないくらいの、売り上げがあれば十分」(増子さん)とのこと(いや、よくないよ)。

学芸大学周辺は、グルメな大人が多く、お客さんはそのクオリティにすぐ気づいたそうで。

まったく告知をしないのに初日からいきなり5〜6回転、

オープンから1ヶ月でスタンプカードを埋め尽くし、特典を得た人もいて、現在も行列ができています。

東横線在住でテレワーク中の方も、よかったら一度この天丼、食べに行ってください!

「フードライター浅野のブログを見た」と伝えてもらっても。

「天義(てんよし)」

  • (店のウェブサイトなし)

  • 東急東横線学芸大学』駅 徒歩5分
  • 東京都目黒区鷹番2-15-22
  • 03-6303-3593
  • 11:30~14:30(LO 14:00)、17:00〜20:00(夜は要予約)/水・木曜定休

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