こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
今回は緊急事態宣言の前に取材で伺った天ぷら・日本料理店「天義(てんよし)」さんが情報解禁になったので、ブログでご紹介します。
学芸大学駅近くにあり、こぢんまりしたお店ですが、ボリュームたっぷりの天丼がお得すぎる人気店です。
学芸大学駅北口、住宅街のなかに2020年末オープン
「天義(てんよし)」の外観はこんな感じ。
カウンター8席のみの小さな店です。
ランチの天丼が高品質でボリュームありすぎなのにお得すぎ
この店の業態は「天ぷら・日本料理店」。
昨年2020年の12月半ばにオープン。
コロナ禍のこんな状況で、開業以来ずっと「いわゆる飲食店の通常営業」ができていない状況だそうですが……
ざっくり言って、「ランチは天丼3種、ディナーは予約ありきでコース主体(天丼はコースの締めに出る)」で営業、という感じ。
で、このランチの天丼がすごいんです!
松『特選 大海老丼』1,300円
竹『天義丼』1,100円
梅『『とり天丼』900円
(いずれも味噌汁と香の物付き)なのに、このボリューム!
料理人人生46年のベテランが「人生最後の夢の実現」として開業
しかも単なる「ボリュームで勝負」なものではなく、
大将の増子義晃さん(写真右)は、高級懐石料理店などで日本料理の料理人46年のキャリアを積み、「全国日本料理コンクール」でグランプリも受賞したその道の人。
忙しすぎて体を壊し、一度は引退したものの、やっぱり料理がやりたくなり、
学芸大学に空き物件を見つけて、今回の開業に至ったそうです。
開業初日から満席になり、現在に至る
一度ここのランチ天丼を食べれば、少々食べ慣れた大人なら、「なるほど、すごい!」とすぐ気づくと思います。
天ぷらの素材は店主厳選の野菜や魚介を産直で取り寄せ。
揚げ油は最高級の玉じめ絞りのごま油、衣は通常の小麦粉よりあっさりした「米粉」を使用。
「体にいいものを提供する」が増子さんの揺るぎないコンセプトだそうで、コストも度外視。
「そんなことをしていたら儲からないでしょ」、と心配になるものの、
「別に儲けを出そうと思っていないです。家賃や材料費でマイナスにならないくらいの、売り上げがあれば十分」(増子さん)とのこと(いや、よくないよ)。
学芸大学周辺は、グルメな大人が多く、お客さんはそのクオリティにすぐ気づいたそうで。
まったく告知をしないのに初日からいきなり5〜6回転、
オープンから1ヶ月でスタンプカードを埋め尽くし、特典を得た人もいて、現在も行列ができています。
東横線在住でテレワーク中の方も、よかったら一度この天丼、食べに行ってください!
「フードライター浅野のブログを見た」と伝えてもらっても。
「天義(てんよし)」
-
(店のウェブサイトなし)
- 東急東横線『学芸大学』駅 徒歩5分
- 東京都目黒区鷹番2-15-22
- 03-6303-3593
- 11:30~14:30(LO 14:00)、17:00〜20:00(夜は要予約)/水・木曜定休
<こちらもどうぞ(過去記事)>