長期閉館前のラスト3日、江戸東京博物館の魅力
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
今日は大好きな都内の博物館、「江戸東京博物館」の話です。
なんと老朽化による大規模改修を行うため、来月4月1日から約3年間、全館休館するとのこと……うわー、残念すぎる!
みなさん、行かれたことはあるでしょうか?
子どもも大人も楽しめるので、ぜひ休館前のラスト3日間のうちに行ける方は行っていただきたいです。
私は去年2021年の夏、子どもと行っていました。
写真も撮っていたので、フードライター的視点で、江戸東京博物館の魅力を解説します。
江戸ゾーンと近代ゾーンに分かれている
大人は600円、中学生以下は無料。
学生料金やシニア料金もあり、とてもお得ですが展示物がものすごく見応えがあります。
入り口を入ってすぐ、大きな橋がドーンと伸びていて、左側が「江戸時代」、右側が「近代〜現代」ゾーンに分かれています。
当時の暮らしがわかるリアルな模型満載
歴史の教科書のような展示もありますが、ここでとにかく多いのが「リアルな模型」の展示。
これは当時の長屋を再現した模型。
江戸の町民の暮らしなどをリアルに見られてものすごく楽しい。
江戸の町を再現した、壮大なジオラマも迫力があります。
当時の江戸の町は人口50万人(100万人の時代も)で、世界有数の大都市だったそうで。
近づいてよく見ると、それぞれの町の人もすごく詳細に再現してあるのです。
自分がガリバーになった気分に。
江戸時代に仕事で実際に使っていた道具なども展示されています。
江戸時代の書店?出版業界で働く身としては、かなり興味深いです。
歌舞伎小屋の模型は大迫力。
祭りのときに使われていた山車(だし)も原寸大で再現。
フードライターイチオシ!の食べ物に関する模型も充実
フードライターが強烈に引かれるのは「食」に関する展示。
江戸時代の人が食べていた握り寿司や巻物です。
「寿司は江戸時代のファストフード」とよく言われますが、こうやって目の前で見ると本当に面白い。
シャリが大きいんですよねー。
江戸時代の人の献立。
これは現代の私たちのイメージ通りですよね?笑
近代ゾーンでも食の展示が気になる
江戸ゾーンをひと通り見たら(駆け足でも1時間半はかかります)、最初の橋をくぐって「近代」ゾーンへ。
このエリアでは、明治維新から大正ロマン、太平洋戦争、そして昭和平成令和へ、と時代の移り変わりが同じように見られます。
ただこちらは江戸時代より新しいので、いろいろな文化的遺物が残っていてさらにリアル。
模型も面白いです。
これは昭和(1970年代)に一般的だった団地の暮らしを再現したもの。
そして食に関する展示。
明治時代に普及した「あんパン」やアイスクリームを入れていた器(現物)まで。
写真を撮りまくりです(笑)
学校の給食の変遷。
時代ごとの「モデル給食」の模型です。
見ているだけで楽しい。
見どころ、こんなものじゃ全然足りないのですが、フードライターの私が訪問し、気になったポイントだけざっと紹介しました。
リアルに訪問できるのは3/29・30・31の3日間!
これを逃すと次に見られるのは3年後(令和7年中にオープン予定)。
行ける方はぜひ足を運んでいただきたいです。
ちなみに1日がかりになるので、ランチはこちらがおすすめです。
それでは、今日も最高においしい1日を!
9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)
入館は閉館の30分前まで
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