フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【パーク ハイアット 京都】KYOTO BISTROで美食サロン・クラブエリーのスペシャルランチに舌鼓

パークハイアット京都の料理をシェフがプレゼンテーションしている様子

(c)asanoyoko.com

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「パーク ハイアット 京都」× 美食サロン・クラブエリーの特別ランチ

食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。昨年末、一人で京都を旅したリポートを書いています。前回に続き、今回も京都で食べたもの。

京都・東山、高台寺すぐ横の美しい場所に建つ「パーク ハイアット 京都」。その中の「KYOTO BISTRO」で開催された特別ランチイベント「クラブエリースペシャル」の様子を紹介します。

パークハイアット京都の外観の画像

東山にあるラグジュアリーホテル、パーク ハイアット 京都。宅急便のトラックが惜しい……。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都の中の庭園の画像

エントランスをくぐった先の中庭。京都を感じる美しさにため息が。(c)asanoyoko.com

京都の二寧坂の観光地の様子

ホテルの周りは日本家屋をリノベしたカフェやレストランが並び、風情たっぷり。(c)asanoyoko.com

ホテル内のレストラン「KYOTO BISTRO」でスペシャルランチ会に参加してきました。京都の食専門フリーライター&エディター、関谷江里さんが主宰する「クラブエリー」(会員制美食サロン)のイベントです。

「京都」「会員制美食サロン」の会を「パークハイアット」で、と聞くとめちゃくちゃ緊張しますが、主宰者の江里さんも、参加者(ほぼ女性一人)もゆるっとフランクで、ノリツッコミが飛び交う?楽しい会です。私は2回目の参加でした。

私含め、京都外から参加している方にもお会いしました。「京都の人気店を食べ歩きたいけど、誘う人がいないし一人訪問も予約するのも気が引ける」という方が集まっているようです(クラブエリーの会員登録は現在も受付中だそうで、興味ある方はぜひ)。

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の入口の画像

パーク ハイアット 京都 1階のKYOTO BISTROの入り口。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の内観の画像

着々と準備されていきます。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都の「KYOTO BISTRO」の総料理長の画像

総料理長の井料剛氏。(c)asanoyoko.com

この日(12月9日)は江里さんの誕生日でメニューは「クラブエリースペシャル(わりと誕生日)」と題したスペシャルランチです。「“わりと”、と入れたのはうちのホテルでも初めてで……(笑)」と挨拶し、料理を説明する井料シェフ。そんな雰囲気からも、会のゆるやかさが伝わるでしょうか?

少しエスニックなテイストも入れた、5品のコースでした。

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

ハモンセラーノと金柑 グリュイエールのフォンデュソース」。爽やかなキンカンと濃厚なソースを同時に楽しめるサラダ。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

丹波地鶏 豆腐と天恵茹(てんけいこ/きのこの品種)」。むっちり、肉のような食感のきのこを、やわらかい蒸し鶏と一緒に辛いソースで。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

「鯛と蕪 いぶりがっこ ドライトマト 山椒」。タイのスープ仕立て。淡白そうに見えるが、スモーキーないぶりがっこやトマトの味も重なり、うま味たっぷり。お腹にもたまる。
(c)asanoyoko.com

タイ、カブ、キンカンなどの冬の食材、そしてめずらしいきのこ、「天恵茹(てんけいこ)」を使った、アジアンテイストの前菜と魚料理。丹波地鶏はかなり辛いソースで、みんなでひいひい言いながらも、つい食べすすんでしまう、後を引く味でした。

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

メインを料理長がプレゼン。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

「スパイシーフライドヌードル」。焼きそば?いえ、ちょっと違うのです。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の料理の画像

唐揚げ?なのですが、これもひと味違う。(c)asanoyoko.com

メインはなんと焼きそば、ならぬ「スパイシーフライドヌードル」。唐揚げも付きました。由緒ある京都のパークハイアットで、居酒屋っぽいメニューを出しちゃうのも面白く、そして焼きそばも唐揚げもやっぱりひと味違うのでした。

スパイスが普通のソースより少し複雑で、麺の食感もいつもの焼きそばとは別物。みなさんと笑いながらいただいて、楽しかったです。

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の最後のデザートの画像

クラブエリーから生まれたというお菓子「パリ二寧坂(スペシャルヴァージョン)」。これにも意外なしかけが。(c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」の最後のデザートの画像

ザクザクのパイ生地に、なめらかで濃ゆいクリームがサンド。そして……(c)asanoyoko.com

デザートは「パリ二寧坂」。ザクザクのチョコレート風味のパイ生地に甘いなめらかなクリーム。そしてクリームにはピリッと辛い京都の黒七味が仕込まれていて。「人生は甘いだけじゃない、時にはちょっとスパイシー」、というメッセージを込めた、という井料シェフ。その黒七味の風味、違和感なくお菓子にマッチしていました。

◆この日飲んだワイン

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」で飲んだワインの画像

乾杯はヴェネト州のプロセッコ。Ca' Furlan Prosecco Cuvée Beatrice (c)asanoyoko.com

パークハイアット京都のレストラン「KYOTO BISTRO」で飲んだワインの画像

焼きそばに合わせてアメリカ・ワシントン州メルローを。THE VELVET DEVIL 2019(c)asanoyoko.com

美しい京都の街並み、さらにラグジュアリーな空間で、遊び心たくさんのメニューを楽しめるコースでした(クラブエリー限定のコースで通常来店では提供していないので注意)。クラブエリーに興味ある方は江里さんのサイト(こちら)を。

パーク ハイアット 京都「KYOTO BISTRO」

 

それでは、今日も最高においしい1日を!

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