フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

有機玉ねぎとごぼうのチーズスープ&あめ色玉ねぎを楽に作る方法

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今日は有機玉ねぎを使ったスープのレシピです。ごぼうを使い切りたかったのでごぼうもたっぷり入ってます。
Photo_2有機玉ねぎは普通の玉ねぎと比べてややサイズが小さいです。でもその分味が詰まっているのでしょうか、甘みが強めでこういうダイレクトに玉ねぎの味を楽しむレシピにはいいと思います。オニオングラタンスープのように「あめ色までしっかり炒めた玉ねぎ」を使います(「グラタン」はしないですが(^-^;)。

ちなみにオニオングラタンスープも夫婦で好きなのでよく作りますが、最初わからなかったのが「おいしく作るにははたして何分玉ねぎを炒めるべきか」ということ。

プロの料理人に取材したら10人中10人が「時間では言えない。その素材によって変わるから」と言われると思う。それは正しいのですが、プロじゃない人が、日常のごはん作りで当てどもなく長時間炒め続けるのは結構な苦痛。なので、私は「あめ色玉ねぎは20分が原則」をボーダーにしています。それ以上やったらそりゃおいしいけど、最短ではこの時間で十分なレベルでおいしくできると思うので。

そしてきっちり、かもしれないけどタイマーを20分にセットしてそばに置き、時間の減り方を見ながら横ですこし洗い物をしたり、他に作る料理の下ごしらえをしたり、という「別作業」とともに炒めると苦痛じゃないです。5分おきくらいに状態がしんなり→やや薄く色づく→だんだん色づく→あめ色と変化してくるので、タイマーという目安があるときっちりしているようで逆に気持ちが楽になるのですよ┗(^o^)┛
チーズはぜひ、粉チーズではなく「パルミジャーノを削って」入れてくださいね。味わいが全然ちがいます☆

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有機玉ねぎとごぼうのチーズスープ」
169kcal(1人分) 

Cook Time 30分
Level ふつう(ただし時間はちょっとかかる)

材料(2~3人分)
有機玉ねぎ 3個(皮をむいて縦薄切り)
オリーブオイル 大さじ1(玉ねぎ炒め)+大さじ1(スープ)
バター 10g
ごぼう 1/2本(外側の泥だけきれいに洗い流しておく)
ブイヨンキューブ1個+水3カップ
パセリのみじん切り(あれば)適量
パルミジャーノ・チーズ(大さじ1分おろす)

作り方
1底厚の鍋にオリーブオイル大さじ1とバターを溶かし、玉ねぎを入れて塩ひとつまみをふりよくまぜて20分炒める。最初の10分は強火~中強火、後半の10分は中火~弱火で。茶色くあめ色になったら火を止めて取り出す。全体の1/3量だけを使うので取り分けておく。

2(余力があれば手順1と並行にやってOK)ごぼうの外の皮を包丁のみね(刃と逆側)でざっと削りおとして5cm幅ずつに切り、それぞれピーラーで薄切りにする。切ったはしからどんどん水にさらし、全部切り終ったらざるにあげて水けをきる。

3①の鍋にオリーブオイル大さじ1を熱し、ざっと②のごぼうを炒める。表面がやや透き通ったら①の玉ねぎの1/3量とブイヨン+水を入れ、沸いたらできあがり。塩・こしょうで調味して、食べるときにパセリとチーズを盛りつける。

MEMO:使わなかった残り2/3の玉ねぎは、冷ましてラップし冷凍保存してカレーを作るときにぜひ活用してください(約3週間もつ)。炒めた玉ねぎ2個分です。油を熱し凍ったまま入れてあとは普通にカレーが作れます。時間短縮でまろやか濃厚なカレー完成、楽ちん~(*^-^)
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