フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[レシピ]一発でおしゃれになる「トレビス」をパスタやサラダに活用する

トレビス

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

なぜか「これを使うと一発で家ごはんがおしゃれになる野菜」があるのをご存知でしょうか。 

それは「トレビス」です。

ほんのり苦味があって味もおいしく、どのスーパーや八百屋さんでも大体あります。

今回はこのトレビスの使い方をご紹介します。

小さめだけど案外コスパがよい

トレビス

トレビスは、こういう野菜です。

スーパーだと冷蔵コーナー(なめこやハーブが置いてある場所)にあります。

サイズは握りこぶしくらいで、1個300円台後半くらい。

キャベツやレタスと比べると小さく「高い!」と思うかもしれません。

でも結構長持ちする上に、少量ずつ使えば十分。

なのでわりとコスパ抜群なのです。

サラダに入れると「一気にお店風」に

トレビス サラダ
使い方は普通の葉物野菜と一緒です。

洗って水気をふいて千切りにしたり、1枚ずつむいたりして生で食べられます。

トレビスがすごいのは、普通のグリーンサラダに入れるとそれだけで「一気にお店風」の見た目になるところ。

人を呼ぶおもてなしのとき、私は必ずトレビスを使ったサラダを出すようにしています(そして「わあ、お店みたい」と喜ばれます)。

さらにおすすめは、ベビーリーフと合わせること。

ビーリーフは袋入りで100円くらいで売っています。

これにプチトマトを添えると、すごく見栄えがしてカッコいいサラダになります。

ちょっとコストが上がりますが、クレソンをざく切りにしてまぜるとさらにレストラン風です。

クレソンとトレビスを合わせると「苦味×苦味」の大人っぽいサラダになり、おしゃれで美味です♡

イタリア式に客人に自由に仕上げてもらえばwin win

そして皿に盛ったらなにも味付けせず、黒こしょうだけ引いてお客さんに出します(こしょうを引かないと『生野菜をただ出した』という手抜き感が出てしまうため)。

イタリア式にオリーブオイル、塩、ワインビネガーのボトルを添えて

「自分で好きなように味付けしてね」と出すと、野菜もしならず、お客さんも喜んで自由に仕上げて楽しんでくれるので、とてもおすすめです。

イタリア現地では「ドレッシング」というものがありません。

レストランには、各テーブルに大きなオリーブオイルやワインビネガーのボトルがあって、どこでもお客さんが自分で勝手に味付けして食べるスタイルでした。

現地のフレッシュなオリーブオイルがとてもおいしかったなー。

 残ったトレビスはパスタ(ペペロンチーノ)がおすすめ

サラダでしばらく楽しんだら、残りはパスタにしましょう。

にんにくとオリーブオイルのペペロンチーノにまぜると、すごく合います。

しかも野菜の食感が入るからか、普通のペペロンチーノよりも満足感が上がります。

レシピを紹介します。

[レシピ]トレビスととうもろこしのペペロンチーノ 

[材料]2人分

  • スパゲッティー 160g
  • トレビス  1/3〜1/2個(葉を1枚ずつむいて水に5分ほど浸け、水気を切って千切りに)
  • にんにく(みじん切り) 1片
  • とうもろこしの粒(生がない時期は缶詰でも) 大さじ3〜4くらい
  • 赤唐辛子(2つにちぎって種を取る)1本
  • オリーブオイル、塩こしょう

[作り方]

  1. パスタの湯を沸かし、その間に具材をカッコの通り下準備する。
  2. フライパンににんにくと唐辛子、オリーブオイル大3を入れ、弱火でじっくり香りが出るまで炒める。パスタを袋の表示の時間マイナス1分にセットしてゆでる。
  3. 2の香りが出たら、トレビス千切りの半量ととうもろこしを入れてまぜ、ゆで上がったパスタ(とゆで湯少々)も入れてまぜる。火を止めて残りのトレビスをさっとまぜて塩こしょうで味をととのえる。

野菜が多いので、塩は少し強めに味付けするのがおすすめです。

 

いかがでしたか?

今回は「[レシピ]一発でおしゃれになる「トレビス」をパスタやサラダに活用する」についてご紹介しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

今日も最高においしい1日を!

 

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