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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。家ではほぼ365日キッチンに立つ料理好きです。
今日は「王道のマカロニグラタン」の作り方を紹介します。
食べたことはあるけれど、作り方が今ひとつわからない料理の一つ?
マカロニグラタン、日本人が好きな洋食の王道メニューですよね。
ただ、人生のどこかで食べたことはあるけれど、作り方が今ひとつわからない料理でもある。
とーっても簡単に言えば、エビやチキンなどの具材を炒め、ゆでたマカロニとソースをあえてオーブンで焼くだけ。
3つの要素をそれぞれ準備するのはハードル高そうですが、実は失敗しにくい。
子どもはまず喜ぶし、大人も男子は結構好きなので得意料理にしておくとなかなか便利。ぜひ、今回の記事を見ていただければ。
グラタンで「ホワイトソースをどうするか」問題、わたしの答え
そしてグラタンを作るとき、次に引っかかるのが「ホワイトソースをどうするのか問題」ですよね。
ホワイトソースは、これも簡単に言うと「小麦粉をバターで焦がさないように炒めて牛乳で溶きのばしたもの」です。
これをやたらと先に「難しい」と言ってきてしまったのは、わたしたち料理メディアの責任な気がするのですが(^^;
火加減だけ強すぎず、ヘラでばばばーっと混ぜれば基本は失敗しない。しかも味見すると、手作りのホワイトソースってめちゃくちゃおいしくて感動します。
「ホワイトソースなしで作るグラタン」というレシピは、検索するといやというほど出てきますが、わたしはホワイトソース作る派ですね。
「牛乳が傷みそうだけどパックに大量に残ってる」というときなんかが大チャンス。
それも今回で見ていただければ。
「王道のマカロニグラタン」の作り方
■材料(作りやすい分量 3〜4人分)
・エビ:中サイズ10尾くらい(またはむきえび100gでも)
・鶏もも肉:1/2枚
・玉ねぎ:1/2個(薄切り)
・マッシュルーム:1パック(薄切り)
・マカロニ(ペンネでも):90g
・チキンコンソメの素:小さじ1/2
・酒(あれば白ワイン)、サラダ油、バター、ピザ用チーズ、パン粉、塩こしょう
[ホワイトソース]※牛乳に対して1割のバターと小麦粉が目安。
・牛乳:500ml
・小麦粉:50g(大さじ4弱)
・有塩バター:50g
(1)鍋にバターを入れ、完全に溶けたら小麦粉を一気に入れてヘラでよーく混ぜながら、焦がさないように注意して中火で炒める。
最初はもったりしているが、一体化してサラッとしてくるのでそれまで全体に火を通しつつ炒める。
(2)牛乳を4〜5回に分けて入れ、入れては毎回ヘラでよーく混ぜながら炒める。これも最初はもったりしているが、4回目くらいからなめらかなソース状になってくる。
(3)なめらかになったら最後フツフツするまで数分煮る。すぐ使わない場合は、熱いうちに容器に入れ、ソースに触れるようにぴったりラップをあてる。粗熱が取れたら冷蔵庫へ(冷蔵庫で4日くらい、それ以上なら冷凍庫で1ヶ月)。
■下準備
*上を参考にホワイトソースを準備する。ホワイトソースだけ別日に作っておいてもよい。
*エビはよく洗って殻をむき背ワタがあれば取り、水気をペーパーでふき、酒(あれば白ワイン)と塩少々で下味をつける。鶏もも肉はひと口大に切る。野菜をカッコの通り切る。
*鍋にマカロニをゆでる湯を沸かし、塩を入れる(1Lに小さじ2くらい)。
■作り方
(1)マカロニをゆで始める。袋の表示時間が来たらざるにあげる。
(2)オーブンを230度に予熱開始する。その間、フライパンに油少々を熱し、玉ねぎとマッシュルームを炒める。チキンコンソメの素と、鶏もも肉を入れて表面を焼きつけるように炒め、色が変わったらエビも浸け汁ごと入れて炒める。塩こしょうをふる。
(3)2のフライパンにゆでたマカロニ、ホワイトソースを入れてすべて合わせる。
(4)すべて耐熱容器に入れて表面を平らにし、パン粉・チーズを順に全体にかかるように入れて、最後にバター(20gくらい)を角切りにして散らす。予熱完了したオーブンで15〜20分ほど、こんがりするまで焼く。
できました!具材は先に炒めて火が通っているので、オーブンではこんがり焼き目をつけるだけ。
マカロニは、ゆでた上にさらに焼いて大丈夫かな?と思いますが、問題なし。これも美味です!
熱々のグラタンがテーブルに出ると、わーっと声が上がります。意外にも白ごはんがぴったりで、余力があれば味噌汁も添えれば、本当に贅沢な食卓に。
ホワイトソースは別の日に作っておけるし、難しい料理ではないのでぜひ作ってみてください。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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