フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

市販のルー&圧力鍋活用で超楽ビーフシチューレシピ

■「料理は手間をかけた方がおいしい」って言う人と、逆に「手間かけなくても素材が良けりゃなんでも旨くなる」って言う意見と両方あります。わたしは前者の「手間派」なのですが、今回はほんとに時間がなく、素材はいいもの(でも近所のスーパーで買った牛すね肉)で、市販のルー(ビーフシチュー用)と、圧力鍋を使った超時短レシピでビーフシチューを作ってみました。

_150113
■超手間なし&時短だけど、重厚な赤に合わせても遜色なしの濃厚贅沢シチューできましたよ\(^0^)/\(^0^)/(材料にも赤ワインを使いますが、それは安いものでOK)。しかし圧力鍋ってほんとに素晴らしいのー。忙しい人は絶対絶対必須の調理器具だとあらためて思います。

_150113_2
■またプロセスカット連写でレシピを解説!
「(市販のルー&圧力鍋)で超楽ビーフシチュー」
《材料 4~5人分》
牛すね肉(またはシチュー・カレー煮込み用) 600g
にんにく 1片(みじん切り)
玉ねぎ 1と1/2個(半量をみじん切り、残りはくし切り)
にんじん 1と1/2本(たて四つ割り⇒横5cm幅くらいに)
じゃがいも 2個(皮と芽を取って大きめのひと口大)
ブロッコリー 1株
赤ワイン 1/2本
市販のビーフシチューのルー 1パック全量(固形タイプは包丁で細かくきざむ)
トマト水煮缶 1/2缶(200g)
ローリエ 1枚
オリーブ油・塩・こしょう

★下準備
・牛すね肉を大きめのひと口大(7cm角くらい)に切り、塩・こしょうをふって10分以上おく
ブロッコリーを小房に分け、塩少々を入れた湯で1分ほどゆでておく

1_150113
■フライパンにオリーブ油大さじ1を熱して牛肉の表面に焼き目を付ける(フライパンはまた使うので洗わない)。圧力鍋に赤ワインと牛肉を入れて煮立て、弱火に変えて(圧力鍋のふたはせず、普通の鍋のように)煮込む(10分ほど)。
その間、牛肉のフライパンにオリーブ油少々とにんにくを入れて熱し、香りが出たら玉ねぎのみじん切りにした方だけを入れて炒める。しんなりしたら圧力鍋に一緒に入れて、トマト水煮缶とローリエ、水(ルーの箱に書いてある分量)も加えて20分加圧して放置。

2_150113
■この間、同じフライパンで残りの野菜全部をオリーブ油で焼きつけるように炒め、

3_150113
■圧力鍋の加圧が下がったらまた一緒に加える。もう一度全部一緒に3分加圧→放置。

4_150113
■圧力が下がったらふたを開け、きざんだルーを入れて溶かし、10分ほど煮る。食べる直前にブロッコリーも加えてさっと煮て盛り付ける。

5_150113
■ワインはこれを合わせました。いただきもののイタリアの重厚赤、バローロイータリーで扱っているブランディーニのもの。イタリアの赤はやや酸味が強めですが「飲みたい3時間前から抜栓」して空気に触れさせておくと、まろやかで飲みやすくなりますよ\(^0^)/

■ちなみに食の専門職じゃなく一般の方でも、ワイン好きならぜひ1本持っておくのをおすすめしたいのが抜栓用のソムリエナイフ。ド定番のラギオールです。一流レストランのソムリエで、ラギオールを持っていない人はいないのではないか…
2万円くらいするので、「私ワインは好きだけどプロじゃないし…」と躊躇されるかもしれませんが、上等なマイソムリエナイフを1本持っているとワインを飲むのがさらに楽しくなります(^0^)
切れ味や使い勝手はもちろん快適で素晴らしいんだけど、それ以上の「気分がアガる」楽しい感覚、なんと言えばいいのだろう…100円と1万円のボールペンの違いにも似てるけど、ワインの場合、もっと「ハレ」の要素が強いのでこれで抜栓して飲むと、さらに気持ちが高揚して楽しくなるのです!わたしは7年間使い倒してますが、まったく壊れないですよー。

******************
読んだ後に、クリックで応援お願いします(^o^)
↓↓↓

レシピブログのランキングにも参加中☆ こちらもできればクリックを<(_ _ )><(_ _ )>