「こじゃれたお菓子界」の中で最も簡単に作れるのが、フレンチトーストではないかと思う。
分量は、私が基本にしてるのは
<トースト用厚切り食パン1枚・牛乳1カップ・卵1個・砂糖大さじ3>。
牛乳・卵・砂糖をよく混ぜ、バットなどなるべく平たい入れ物に表裏返しながら20分くらい浸し、
バターを熱したフライパンで焼く。
焼くときには必ず<ふたして弱火>がポイント。
弱火でも結構ちゃんとおいしそうな焦げ目がつきます。
そんなわけでふっと、思い立ったときにすぐ作れるこじゃれたお菓子、
というのがフレンチトーストのよさなのだけど、あえてめんどくさい、もっと凝ったお菓子っぽい作り方で
作ってみました。
それが今回の「角切りパンでフレンチトースト」。
卵液に浸す前に、パンの耳をすべてそいでしまい
3センチくらいのころころの角切りにする。
そのころころ状のパンを卵液にじっくり3~4時間くらい浸し、
バターを塗ったグラタン皿に入れて、180度のオーブンで30分弱焼く。
こうするとパンが口溶けよくとろとろに仕上がり、プリンに近いような、もっと繊細な感じになります。
果物が足りないので、いちごやブルーベリーなど水っぽくないフルーツを飾ってもよいのでは。
そいだパンの耳は、一度冷凍してカチカチに固めてから
私はフードプロセッサーで細かくして、生パン粉として揚げ物用に使います。
その凍ったまま衣として使って問題なし。
パン粉って、こうやって自分で作れるから(しかも廃材?を生かして)、どうも買う気になれない・・・
スーパーでパン粉が「本日の特価!」みたいに表示されて売ってると、
「ふっ・・・私はパン粉なぞ買わず、手作りしたもっと上質なものを使っているのだよ」と、
優越感にひたりながら通り過ぎますが(←単なるバカ)、
しかしこの前、料理の本を読んでたら、
乾燥したパン粉と、手づくりの生パン粉とは仕上がりが違うらしい。
乾燥パン粉の方がよりカラッと、さっくり感たっぷりで仕上がるとか…
プロはしっとり仕上げたいものと、からりとしたいもの、フライの目指す仕上がり方によって
パン粉を使い分けるとか。
手づくり=すべて上質で仕上がりもよし、とは当てはまらない場合もあるのね・・・。