『dancyu』さんにずいぶん昔に書いた記事が、ムックとして再掲載されました。雑誌の発行からだいぶ経ってしまったのですが、春にならないうちに(汗)アップしておきます。
プロの味を家で再現する「レシピ取材」もフードライターの仕事
レストランのアイドルタイム(営業時間外のすき間)に厨房に入り、プロの料理人に店のレシピを習って、読者がおうちのキッチンで、普通の料理道具で同じ味を再現できるようにレシピを書き直す取材。この頃はプロのレシピ取材を本当によくやってました。食の取材はなんでも大好きだけれど、特に得意なジャンルです。
レシピを習う、と言ってもプロはほぼ目分量です。さらに使う食材の量もキロ単位。営業中は2人分、4人分用のレシピなぞ絶対作らないため、取材して家庭用に落とし込むのが大変ですが、逆にそのハードルの高さが面白い仕事です。
このときは、駒場東大前にある日本料理店「七草」さんで、「白和え」のレシピとそのバリエーションをいくつも習う、という取材。取材しながら試食もしますが、この「干しイチジクとクレソンの白和え」、おいしかったなあ。甘みと苦味に、生クリームのような豆腐の組み合わせが絶妙でした。
同じ業界で20年仕事をするとみんなつながる
今回のムックは「ステーキ丼」の特集もあり(著作権保護のためにわざとボカしています)、おいしそうだなあ、と思って見ていたら、
なんとこの写真を撮影されていたのは、ダイヤモンド社で会社員をやっていた、若かりし頃から知り合いの、女性カメラマン平松唯加子さん。公私ともにお世話になってます<( )>
さらに直接の面識はないけれど、以前フジテレビの『バイキング』に出演した際、ご一緒したフードアクティビストの松浦達也さんがレシピを担当!どんな業界でも人のつながりは狭いけれど、20年もずーっと同じ業界にいると、人間関係は自然とつながってきますね。評判が立つのもあっという間なので、毎回120パーセントの力で、一生懸命いい仕事をしないといけないな、と思います。
おいしいレシピがぎゅーっと集結したムックです!実はこの本の編集者、杉下春子さんは中学の先輩(ホントに偶然)。一体どこまでつながるんだ…(ノ゚0゚)ノ