フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

正月明けは、なぜか濃い麺が食べたくなる。外ごはん編『豚カレーそば』@そば処 春日(岩本町)

正月明けは、なぜか“濃い麺”が食べたくなる。今度は外食編です。

■前回アップした、「家で作る“濃い”担々麺」に続き(記事はこちら)今日は年始早々に外で食べた濃ゆい麺の話です。熱々、ふうふう言いながら食べて大満足した「カレーそば」です。

そば処 春日170110外観2

岩本町近辺をふらっと歩いていたら、見つけた行列店。「そば処 春日」

■「食べる」ことが好きですが、「調べる」ことも猛烈に好きで。この日はある別の有名店の濃い麺(ラーメン)を新規開拓すべく、Google Map片手に突進しておりました。しかしふと見ると、途中の目立たない場所に、こんな行列ができているのを見つけて。 ■この時まだ11:45。しかも並んでいるのは、いかにもこの近辺で働く会社員の方々風!「これは絶対にこの近辺で、おいしいと認められている店に違いない!」と確信して方向転換。一緒に並びました。

そば処 春日170110内観

相席制なので、一人客はすんなり入れる。

■私の前に3組いたのですが、皆さん3人とか4人グループ。複数席ごそっと空くまでは時間がかかります。基本はカウンターか、4人席なので、サラリーマン3人組の方が座って一つ空いたところに「お一人様の方いらっしゃったらどうぞ〜」と、先に入れていただいてしまいました。ちょっとラッキー\(^o^)/ ■中は結構広くてびっくり。界隈のビジネスマンぎっしりです。古いですが清潔な印象を受けました。

そば処 春日170110カレーそば2

すごい迷ったけど「豚カレーそば」756円に決める。

■私は歯ごたえが強いものが大好きで、そばやうどんは基本的に「冷」派。しかしこの日はとても寒くて、また並んでいる間に検索をかけたら(寸時でも調べる)、「ここの『カレーそば(ヌル)』が鉄板」という情報を結構見ました。ヌルはぬるいの意味ですが、このお店独特の「麺をゆでて冷水で締める=ヌル(しかしスープは激熱)」とあって、どうしても食べたくなって。豚肉or鶏肉も選べます。豚肉をチョイス。カレーうどんやそばはやっぱり豚よね!! ■スープは本当に激熱。かなりふうふうしないと飲み込めません。さらっとしていておいしい。ねぎがどばっと入って、煮込まれて甘いです。やわらかい豚肉とねぎを順番に食べるとよいバランス。 ■そばをひと口すすって「あー!このお店が人気なのわかるーーー!」としみじみ思いました。そばの弾力、香り、味わい、全部素晴らしかった。周りのお客さんが食べているものをこっそり見ると「親子とじそば」(鶏肉と卵?)、シンプルな「もりそば」などバラバラで、でも全部おいしそう!!絶対また来よう!と誓いました。

そば処 春日170110外観

************************ 「そば処 春日」 03-3865-9568 都営新宿線岩本町駅から徒歩5分 千代田区神神田2-2-8 第2アベビル1F 11:00〜15:00 17:30〜21:00 不定休?(来店前に要電話確認) ************************